ぐるっと流山 おおぐろの森中学校 子ども・夢・アート・アカデミー

令和7年11月19日(水曜日)、おおぐろの森中学校1年生を対象に「プロフェッショナルに学ぶ 洋画家・佐藤哲さんによる美術指導」が行われました。
これは、文化庁主催の「子ども・夢・アート・アカデミー」事業の一環として開催されたものです。

現在、日本芸術院会員 日展副理事長 東光会理事長である佐藤さんは、中学校の教員を20年、高校の教員を17年の経験があります。そんな経験があるからこそ、人情味厚く、未来ある子どもたちのために、とお越しくださいました。
助手として同行された田中里奈さんは、版画家として活躍中で、先日もおおぐろの森中学校横の森の美術館で展覧会を開催しました。

講座では、自分の顔、『自画像』をクレパスで描きました。クレパスで描くということは、一度描いた線を消すことができません。
佐藤さんは「間違えてもいいんです。一発勝負で描けるのは小中学生だけなんだよ。大人は描けない。皆の感性を大切に。」と生徒に伝えました。

始めは久しぶりのクレパスにとまどう生徒たちでしたが、時間の経過とともに描く楽しさに没頭していく生徒たち。
生徒からは「自分の顔、こんなに見たの初めてかも!」「すごいー!似てるー!!」と色々な声が聞こえてきました
。

佐藤さんは生徒一人ひとりに声を掛けていました。「顔にも色を付けるといいね。消しゴムはこうやって使うよ。」と、消しゴムにクレパスを塗り、その面を紙に当てると、こすったような中間色ができました。
今回の授業では、佐藤さんからペインティングナイフをお借りして、クレパスを削りながら描く生徒や、指でぼかしながら、背景まで時間をかけて取り組む生徒もいました。

最後に、代表生徒が花束の贈呈と共に授業を受けた感想を発表しました。
佐藤先生は、趣味のハーモニカを披露しました。ハーモニカの演奏は、生徒から「イタリアのレストランにいるみたいだ」とつぶやき声が出るほど素敵な音色でした。

放課後は、総合文化部美術コースで、人物クロッキーの指導をしてもらいました。
プロの視点からのアドバイスに、絵を描くことが好きな美術コースの生徒は大変貴重な時間を過ごすことができました。

「夢を育むおおぐろ中・夢を叶えるおおぐろ中」の実践の一つとして、佐藤さんに実技指導をしていただき、生徒たちは表現することや芸術活動の素晴らしさを実感することができました。佐藤さん、田中さん、ありがとうございました。
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