ぐるっと流山 第70回流山市文化祭 (煎茶道・邦楽三曲・コーラス)

令和7年11月8日(土曜日)、一茶双樹記念館で第70回流山市文化祭「煎茶会」が開催されました。
煎茶道とは、煎茶の味を楽しむ茶道で、抹茶を点てる茶の湯とは異なります。独自の道具と作法があり、茶室がなくても楽しめる気軽さ、お茶を通じて相手をもてなす「おもてなしの心」を大切にしているところも魅力です。

1席目には8名が参加しました。「おくみどり」という甘味や旨味の強さが特徴の茶葉を使ったお茶と、紅葉をモチーフにしたお菓子がふるまわれました。美しい庭を眺めながらいただくお茶とお菓子に、参加者は口々に「深みがあって美味しい」「お菓子を食べる前の一煎目と、食べた後にいただく二煎目では風味が違って、大変味わい深いです」などと、ゆったりとしたひとときを過ごしました。

11月9日(日曜日)には、スターツおおたかの森ホールで「邦楽三曲演奏会」が開催されました。邦楽とは、洋楽に対する日本の音楽の意味で、三曲とは、筝、三弦(三味線)、尺八の三種類の楽器とそれによって奏でられる音楽です。澄んだ筝の音と力強い三弦の響き、柔らかく深みのある尺八の音色が、ホールに美しく響き渡りました。

この日は、古典曲から現代の人気曲まで幅広い曲目が披露されました。秋の風情を感じさせる情緒豊かな曲、誰もが耳にしたことのある映画音楽、穏やかな春の情景を表現した曲など、多彩な音色が観客を魅了しました。
和の響きに包まれた会場は、終始雅やかな雰囲気に満ち、演奏が終わるたびに大きな拍手が送られました。

同じく11月9日(日曜日)、文化会館では「第33回流山市合唱祭」が開催されました。今年度は「流山少年少女合唱団」や「常盤松中学校ときわコラリアーズ」などのこどもたちのグループから、合唱祭のために特設された「合唱連盟特設合唱団」などバラエティに富んだ計20団体が参加しました。

流山市合唱連盟の宇田川吾郎理事長からは「練習の積み重ねを表現し、元気いっぱい、楽しんでください。」と挨拶があり、その言葉どおり各グループはそれぞれの個性を出しながら、ホールいっぱいに歌声を響かせました。「流山市民の歌」や「空だった」は出演者だけでなく観客も一緒になって歌い、会場は大いに盛り上がりました。
※文化祭の詳細については下記ホームページをご覧ください。
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