ぐるっと流山 第442回サロンコンサート

令和7年11月28日(金曜日)、文化会館で「第442回サロンコンサート」が開催されました。「ピアノを奏でる 88鍵の魔術」と題した、「楽器の王様」とも呼ばれるピアノを存分に堪能できるコンサートです。

今回は、バイオリン協奏曲「四季」より第4曲「冬」第2楽章 ラルゴ、エチュードOp.10-5「黒鍵」、ノクターン第13番 Op.48-1、トリッチ・トラッチ・ポルカ、プレリュード第2集 第12曲「花火」、「ペール・ギュント」組曲第1組曲Op.46より「朝」、「アニトラの踊り」、「魔王の宮殿にて」が披露されました。

最初に演奏されたのは、ビバルディ作曲、バイオリン協奏曲「四季」より第4曲「冬」第2楽章 ラルゴです。この曲は暖炉の火を囲むような、静かで心安らぐ情景を描いた曲です。他の楽章の冬の厳しさとは対照的に、厳しい寒さの中で感じる温もりと安らぎを表現しています。
1台のピアノを3人の演奏者で弾く「6手連弾」で披露され、美しい旋律に観客からは大きな拍手が寄せられていました。

2曲目に披露されたのは、ショパン作曲のエチュードOp.10-5「黒鍵」です。エチュードとは「練習曲」のことで、同曲はその名のとおり右手がピアノの黒鍵のみを演奏する難易度の高い曲です。演奏者の指が鍵盤を縦横無尽に駆け巡って軽やかで流れるようなメロディーを奏でており、演奏者の高い技巧が光る一曲でした。

最後に演奏されたのは、グリーグによる「ペール・ギュント」組曲第1組曲Op.46より「朝」、「アニトラの踊り」、「魔王の宮殿にて」です。
清々しく美しい朝を表現した「朝」から始まり、妖艶な雰囲気の「アニトラの踊り」、最後に、激しく速いテンポで迫力を増していく「魔王の宮殿にて」が披露されました。曲ごとに演奏者の組み合わせを変えた4手連弾で披露され、演奏後、この日一番の大きな拍手が寄せられました。

来場者からは「4手連弾だけでなく6手連弾も披露いただき、ピアノの美しい音色を楽しめるひとときでした」との声がありました。
次回のコンサートは、12月19日(金曜日)、12時15分から12時45分まで、文化会館で開催予定です。「シュトラウス一族 シュトラウス2世生誕200周年に寄せて」と題してお送りします。入場は無料ですので、ぜひご鑑賞ください。
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