ぐるっと流山 育休復帰準備セミナー 育休復帰に向けて、今できること
令和7年9月25日(木曜日)、南流山センターで「育休復帰準備セミナー ~育休復帰に向けて、今できること~」が開催され、16人の市民が参加しました。講師には、育休後コンサルタントの山口理栄さんをお迎えし、仕事と子育てを上手に両立するための準備について学びました。
講座の冒頭では、仕事と育児の両立に関する最新情報として、男性の育児休業取得率の推移を示すグラフが紹介されました。2010年には1.38%だった取得率は、2024年には40.5%にまで上昇しており、これは国の施策と現代の価値観が合致した結果であると説明されました。また、男性の育児休業取得日数についても、2023年度以降は2週間以上の取得が増加し、1カ月以上の取得者が半数を超えているとのことでした。参加者にパートナーの育児休業取得状況を尋ねたところ、概ね1カ月以上という人が多く、同様の傾向が見られました。
次に、育休後の仕事に関する内容として、職場復帰面談について講義がありました。面談では、両立環境についての自己開示をしっかり行うことが重要だそうです。また、心構えとして、自分自身のキャリア観を持つこと、短時間勤務制度のメリット・デメリットを理解すること、そして仕事を効率よく進めるための工夫が必要であると伝えられました。
続いて、育児・家事の分担については、夫婦で「チームわが家」としての運営を意識し、キャリア観を共有しながら分担方針を決めること、育児を二人で協力して行うこと、家事の負担を減らす工夫をすること、そしてお互いに一人の時間を確保することの大切さが語られました。その後、個人ワークを行い、グループごとに感想を共有しました。
まとめでは、仕事と育児の両立には長期的な視点が必要であり、育児の負担が軽減された後には職場で活躍する時間が十分にあること、また、子育てを通じて得た経験が、未来を生きる子どもたちへの良いアドバイスにつながるという点が、講師の経験を交えて紹介されました。
最後に、山口さんから参加者へ向けて、「甘えを捨て、自分の力で人生を切り拓こう」「出産前と同じように働けなくても“あせらない”」「予期せぬことが起きても“あわてない”」「将来の夢を“あきらめない”」という“3つのあ”のメッセージが送られました。そして、「第一号になる勇気を持とう」「積極的に“母/父の背中”を見せよう」「納得のいく人生を歩んでほしい」と、力強いエールが贈られました。
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