ぐるっと流山 中央図書館文学講座「『平家物語』のスターたち」

令和7年10月4日・11日の土曜日、南流山センターで聖徳大学文学部文学科教授・松本麻子さんを講師に迎え、文学講座が開催されました。全2回の講座に延べ55人が参加し、タイトルにもある「平家物語」に登場する有名な人物について掘り下げながら、平安時代末期の時勢や平家物語に縁がある名所などについても語られ、参加者は熱心に講義に聞き入っていました。

第1回は「芭蕉と義仲」と題し、はじめに、平家物語のあらすじと時代背景についての解説がありました。木曽義仲の人柄や戦い、その最期が、腹心の部下である今井四郎との印象的なエピソードを交えながら語られました。最後に、松尾芭蕉が義仲の人柄を好んでいたことに触れ、本人の遺志により義仲ともに義仲寺(ぎちゅうじ)に眠っていることが紹介されました。

第2回「義経の魅力」では、義経の一生に焦点を当て、平家一門の繁栄と滅亡に迫りました。源氏と平家に翻弄されながら戦った義経の生き様は後世に能や歌舞伎となり、現代を生きる私たちの心を掴んでいることが紹介され、今も色褪せない平家物語の魅力について余すところなく味わいました。終了後、参加者からは「おぼろげに知っていたことが、線としてつながり、とても満足です」や「改めて平家物語を読んでみたい、歴史への興味もわきました」といった感想が寄せられました。

また、今回の講座では「平家物語」に関連した図書館資料の展示も行いました。講座の開始前や終了後には多くの参加者がお手に取ってご覧になり、講座への理解を深めていました。
中央図書館では、毎年テーマを変えて文学講座を開催しています。たくさんの方のご参加をお待ちしております。
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