ぐるっと流山 令和7年度流山市総合防災訓練

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ページ番号1051716  更新日 令和7年10月24日

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令和7年度流山市総合防災訓練

 令和7年10月19日(日曜日)、南流山第二小学校で市総合防災訓練が行われ、防災関係機関や自治会、市民の方など1517人が参加しました。
 訓練は、マグニチュード7.3の東京湾北部地震が発生し、市内では火災の発生や建物の崩壊、ライフラインに被害が発生したことを想定し、さまざまな訓練が実施されました。開会式で井崎市長は「いつ起きるか分からない大災害に備えて、日ごろから防災の重要性を理解し、緊急時の行動力を高めておくことが大切です」と話しました。

令和7年度流山市総合防災訓練

 初めに、「そのときにいる場所」で地震が発生したと想定してとっさに身を守る「シェイクアウト訓練」を実施しました。訓練の前に会場では、音声が流れたら、まずは姿勢を低くし、机の下に隠れるか、バッグなど物や手で頭を守り、その場で動かない状態を続けるよう案内がありました。
 9時45分ごろ、市内全域の防災行政無線から訓練用の地震発生情報を放送し、みどりのメール、市LINE公式アカウントでも地震発生情報を配信しました。放送が流れると、来場者は手などで頭を抱え、背中を丸めて安全行動をとっていました。

令和7年度流山市総合防災訓練

 次に、よつば会、ひまわりの会の皆さん、自治会の皆さん、流山防災まちづくりプロジェクトの皆さんのご協力のもと、「避難所開設訓練」が実施されました。「誰も取り残さない避難所づくり」の一例として「ユニバーサル避難所」が展開され、地震発生後の避難所開設を想定し、障害のある方や妊娠されている方、ペット連れの方などさまざまな方が来た場合の適切な配慮方法などが紹介されました。

令和7年度流山市総合防災訓練

 続いて、「水道管復旧・応急給水訓練」が実施されました。水道管復旧訓練では、勢いよく吹き上がる水道水を止めるため、破損した水道管を一度断水し、フクロジョイントを使って復旧させるまでの作業を行いました。作業は、震災時などの緊急工事施工に関する協定に基づき、流山市管工事協同組合が行いました。応急給水訓練では、リュック状にした「非常用飲料水袋」に水を入れ、自治会の訓練参加者に配布し、実際に背負って歩きました。インタビューで「思ったよりも重くない、小学生の僕でも運べる」と嬉しそうに答えてくれました。

令和7年度流山市総合防災訓練

 次に、「捜索・救助訓練」では、陸上自衛隊需品学校、流山警察署、NPO法人日本救助犬協会が協力し、倒壊した家屋に取り残された要救助者の捜索と救出を行いました。
 災害時は、まず市内の被害状況などを把握するため、警察官が市内のパトロール活動を行います。今回の訓練では、警察がパトロール中に倒壊家屋を発見し、二次被害防止のため規制線を設定した後、市災害対策本部の要請により陸上自衛隊およびNPO法人日本救助犬協会が倒壊家屋に向かいました。家屋の中に人の気配を感じた災害救助犬が鳴いて知らせると、陸上自衛隊がチェーンソーを持って来て、人が通れる隙間を作り、救出しました。

令和7年度流山市総合防災訓練

 次に「物資輸送訓練」が実施されました。災害時に国などからプッシュ型支援で送られてくる物資を、物資集積拠点や避難所へ輸送することを想定した訓練です。議員や自治会の皆さん、災害時応援協定を締結している日本GLP株式会社と佐川急便株式会社の協力のもと、ベルトコンベヤを使用したバケツリレー方式で物資の荷下ろしを行いました。運ばれた物資は携帯おにぎりと流山水で、その後来場者に配布されました。

令和7年度流山市総合防災訓練

 次に、「ドローン操作訓練」を行いました。災害時には、ドローンで空撮を行うことで、逃げ遅れている方の早期発見や被害状況の確認を行うことができます。今回は南流山小学校でドローンを飛ばし、会場に設置したモニターでドローンに装着されているカメラからの映像を確認しました。

令和7年度流山市総合防災訓練

 最後は、消防職員と消防団による「救出消火訓練」です。大規模地震が発生し、倒壊する恐れがある校舎に屋上と2階に取り残された人がいることを想定し、梯子を使用した救助活動を行いました。また救助を終えた後、校舎の倒壊の危険が高まったことを想定し、消防隊長から消防隊員へ緊急脱出の指示があり、延長40m級のはしご車から、消防隊員がロープを使って降下し、会場内が拍手喝采となりました。

令和7年度流山市総合防災訓練

 展示エリアでは、22の防災関係機関の協力を得て、防災に関する知識を学び、体験できるブースが出展されました。実際に乗り入れ可能な車両や、煙体験ハウス、水消火器、制服の着用などは多くの来場者が並び、子どもも大人も楽しく、防災について学んでいました。今後も市では、自治会や防災関係機関との連携をさらに強化し、防災力向上のための取り組みを進めていきます。

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