ぐるっと流山 アバターを活用したいじめ防止につながる道徳科の授業
令和7年7月16日、9月12日、向小金小学校の2年生と4年生を対象に、新潟上越教育大学大学院の早川裕隆教授を講師とした道徳の授業が行われました。
2年生は、「およげないりすさん」を教材として、泳げないリスと動物たちが島に泳いで遊びに出かけようとする時の動物たちの判断と、リスさんの気持ちについて考え、4年生は「ヒキガエルとロバ」を教材に、道端にいたヒキガエルがロバの引く荷車に引かれそうになる様子を楽しんでいる子どもたちの様子から、心身が傷つけられたヒキガエルの気持ちを考える学習を行いました。
道徳の学習でよく行われるロールプレイング(役割演技)は、ある場面を想定して自分の対応を客観的に見つめ直したり、また他者の立場を疑似体験することで、相互理解を深めたりするために用いる学習方法の一つです。この学習では、仲間たちからの何気ない一言や心に突き刺さる辛い言葉を受けるリスやヒキガエルをアバターが演じることで、子どもたちが「された側」の直接的なダメージを回避しつつ、いじめを受けた動物たちが語る辛い気持ちに寄り添い、子どもたちが本音を語りやすい授業になりました。
アバターのリスさんは、「ぼくも一緒に連れてって!」と何度も仲間たちにお願いします。ヒキガエルは「心が痛い」「(僕の命を粗末にしたことは)今すぐには許せないけどずっと君たちのことを見ているよ。」と、子どもたちに語りかけます。
授業を参観した先生方からは、「子どもたちが、友達と助け合いながら仲良く過ごしたり、命あるものの存在を尊いものとして大切にしようとしたりする心情がもっともっと育ってほしいと感じた。」との感想が挙がりました。大人もアバターの世界に引き込まれた授業でした。
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