ぐるっと流山 第9回一茶双樹俳句交流大会 表彰式

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ページ番号1020108  更新日 平成30年11月28日

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写真:秋元本家2階より双樹亭と庭園の紅葉

 平成30年11月25日(日曜日)、澄んだ秋空のもと、庭園の紅葉も色づき始めた一茶双樹記念館にて、「第9回一茶双樹俳句交流大会」表彰式が開催されました。会場には、入賞者の方々とそのご家族、関係者の方や井崎市長も出席され、160人以上の方々が一茶双樹記念館に集まりました。9回目となる今大会には、総数11,422句もの応募があり、これら応募作品の中から、最優秀賞・優秀賞・入選の各賞を、「児童・生徒(小中高)の部」は流山俳句協会により、「一般の部」は、俳人協会評議員で東洋大学名誉教授の坂本宮尾さんを選者に選定されました。また、流山俳句協会による予備選考を経た787句を、9月26日~10月8日に開催した「一茶双樹まつり」で展示し、来館者による投票の結果をもとに、一茶双樹記念館選による特別賞「一茶双樹賞」を各部から1点ずつ選定しました。

写真:井崎市長挨拶

 表彰式では、各部の入賞作品計81句が発表されました。また過去8回と同様、今大会にも、記念館ゆかりの「天晴みりん」の販売元であるMCフードスペシャリティーズ株式会社はじめ、多くの関係団体・企業などから協賛いただきました。井崎市長からのあいさつの後、小・中・高校生、そして一般の部の順に、入賞作品の発表と賞状授与が行われました。各部の最優秀賞は、小学生の部では、流山北小学校6年・石井和彩さんの作品「足裏に覚悟を決めて寒稽古」、中学生の部では、東深井中学校3年・早川哲司さんの作品「向日葵はゴッホの愛情つまってる」、高校生の部では、千葉県立特別支援学校流山高等学園3年・菊池優斗さんの作品「ぼくだけのプラネタリウム夏の夜」がそれぞれ受賞。副賞賞品として、小中学生には京料理かねきから一茶弁当お食事券、高校生には日本料理柳家のお食事券が贈られました。

写真:小学生の表彰風景

 最優秀賞に続く入賞として、小学生の部では、おおたかの森小学校6年・関琉太郎さん、小山小学校5年・村上愛莉さん、鰭ヶ崎小学校5年・横山燎平さん、松戸市立河原塚小学校6年・堀川心優さんが優秀賞を受賞、江戸川台小学校4年・小原あかりさんら15人が入選。特別賞には、江戸川台小学校6年・川崎悠斗さんの作品「「夏は夜」枕草子をふと思う」が選ばれました。続く中学生の部では、東部中学校3年・今福帆波さん、南部中学校2年・落合蛍奈さん、西初石中学校3年・岡田葉さん、北部中学校2年・浦田花野さんが優秀賞を受賞、おおたかの森中学校3年・大原碧さんら15人が入選。特別賞には、おおたかの森中学校2年・吉田大陸さんの作品「人を見てゲコと一声雨蛙」が選ばれました。

写真:会場風景

 高校生の部では、千葉県立沼南高等学校3年・竹内海人さん、千葉県立流山高等学校3年・川口瀬捺さん、千葉県立特別支援学校流山高等学園3年・石田泰山さんが優秀賞を受賞、千葉県立沼南高等学校3年・藤田梨香さんら7人が入選。特別賞には、千葉県立特別支援学校流山高等学園3年・佐藤里香さんの作品「北風よそんなにつよくふきたいか」が選ばれました。一般の部では、柏市の向山加行さんの作品「じゃがいもの花の咲きそむ寸土かな」が最優秀賞を受賞。副賞として、日本料理柳家からお食事券が贈られました。

写真:会場風景2

 さらに、松戸市の吉澤静江さん、我孫子市の原瞳子さん、松戸市の島田忠巳さん、柏市の石原一二三さん、埼玉県越谷市の道坂春雄さんが優秀賞を受賞。香取市の奥村利夫さんら20人が入選。特別賞には、愛知県豊田市の安藤三千代さんの作品「ふと母に呼ばれたやうな盆の月」が選ばれました。安藤さんは、流山出身のご友人に勧められて今回ご応募されたとのこと。流山の歴史や俳句文化に興味をもたれた様子で、「次回は俳句仲間とともに応募します」と話してくださいました。

写真:選者・坂本宮尾さん紹介

 秋元本家の第十二代当主・秋元智城さんからは、信濃出身の一茶にとって、双樹の流山が第二の心のふるさとであったことを語っていただき、双樹が開発した白みりんを今に引き継ぐ「天晴みりん」を販売するMCフードスペシャリティーズ株式会社・醸造調味料・加工用酒類事業部マネージャー殿川隆志さんからも、流山の俳句文化のさらなる隆盛に期待する言葉がありました。選者である坂本宮尾さんからは、句を詠んだ作者の姿やお顔が想像できることを一つの着眼点に選句をしていると話があり、一般の部の上位入賞作品について、それぞれ講評と温かいコメントがありました。また、子どもたちの入賞作品からは、見たまま、感じたままをそのまま言葉にできることの素晴らしさを評価され、これからも感受性と語彙を磨いてほしいと励ましの言葉がありました。

写真:一茶句碑

 北川昭久さんは、双樹の時代から流山に連綿と息づく俳句の文化について語り、現在の市の国語教育での俳句指導についても話があり、児童・生徒の部の主な入賞作品についての講評と、これからも「俳句=五七五の言葉」に向き合い続けて欲しいと話がありました。入賞者や家族の中には、一茶双樹記念館を初めて訪れた方も多かったようで、紅葉美しい庭園や作品の展示パネルの前で、また、井崎市長を囲んで記念撮影をする姿も多く見られました。子どもたちにとって、一茶と双樹ゆかりの地でのこの体験が、俳句や文学、あるいは郷土の歴史・文化にさらに興味を深めるきっかけとなると感じられた一日でした。

写真:庭園の紅葉

 81句の入賞作品のパネルは12月末まで双樹亭に掲示します。また、一茶双樹記念館では、今大会の入賞作品および「一般の部」の応募作品、「児童生徒の部」の予備選考通過作品を掲載した作品集を作成・頒布しています。入賞作品は、12月初旬から1月中旬頃まで、流鉄流山線の全車両に掲示する予定です。詳細は一茶双樹記念館(電話04-7150-5750)にお問い合わせください。

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