平成17年流山市議会第1回定例会

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ページ番号1009807  更新日 平成29年9月15日

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市政に関する一般報告

 引き続きまして、市政に関する諸般の報告を申し上げます。
 人口の動静及び財政状況につきましては、お配りした資料により、報告に代えさせていただきます。

 初めに、流山運転免許センターの日曜窓口開設について申し上げます。

 平成11年4月の流山運転免許センター開設以来、地元住民及び周辺市町から、土曜日並びに日曜日の窓口業務開設の要望があり、東葛市町広域行政連絡協議会が、千葉県や県議会に対して要望活動を行ってきたところでありますが、昨年の千葉県議会6月定例会において、「日曜日の窓口開設」の請願が採択されたところであります。
 現在、日曜の窓口開設に向けて、駐車場増設整備をおこなうため、千葉県警察と地権者が借地契約を締結し、3月から駐車場増設工事を行い、本年、4月から日曜窓口がオープンする予定であります。

 次に、流山市補助金等審議会の緊急提言について申し上げます。

 補助金等審議会は、補助金を見直し、適正化するため昨年8月末に委員を委嘱し、補助金の見直しと公募について諮問しましたところ、昨年末の12月28日に、審議会から緊急提言が提出されました。
 この緊急提言の概要を申し上げますと、151件の補助金のうち94件について提言されており、その内訳は、廃止60件、統合廃止9件、吸収廃止7件、減額5件、統合減額2件、継続3件、検討中2件、新規補助金6件で、削減対象額は3億1,712万8千円となっております。
 私は、この提言を真摯に受け止め、平成17年度予算編成作業において必要性等を総合的に考慮し、政策的な判断を加え補助金等の見直しを行いました。その結果、廃止24件、減額29件、継続28件、休止2件、統合減額1件、新規補助金の採用6件、不採用4件という結果となり、3,164万4千円を削減して予算編成したところであります。
 今後、補助金等審議会は、平成18年度以降に係る補助金等について再度ゼロベースでの見直しを行い、全ての補助金等を再検討することにしております。

 次に、学童クラブ事業について申し上げます。

 江戸川台小学校及び西初石小学校の2小学校区合同で運営する江戸川台子どもルームにつきましては、入所希望児童の増加に対応するため、西初石小学校1階の余裕教室を活用して新たに同小学校区に学童クラブを設置することとし、本年4月1日の新規開設に向けた改修工事を行っております。
 これにより、4月から市内15小学校区のうち14学区に学童クラブ施設の整備が整うこととなります。
 また、本市唯一の公立施設であります江戸川台子どもルームにつきましては、江戸川台地区の自治会等各種の地域団体にご尽力いただき、今回の整備に併せて、地域住民で構成する運営委員会による自主運営へと移行することで、昨年9月、江戸川台子どもルーム父母会とも合意に至ったところであります。
 現在、両小学校区の運営委員会におきまして、4月からのスタートに向けた様々な準備が進められているところでありますが、市といたしましても、引き続き各学童クラブ運営費への補助を始めとした支援を行いながら学童保育の更なる充実を図ってまいります。

 次に、地域融和施設整備事業について申し上げます。

 地域融和施設整備事業につきましては、ごみ処理施設と一体的に進めてきたところでありますが、去る19日に下花輪、三郷、南の三自治会を対象にその計画概要の説明を流山市クリーンセンターで行ったところであります。
 この説明会では、「なぜお風呂なのか」、「子どもの広場の遊具はあるのか」「施設は有料なのか」などのご意見を頂戴いたしましたが、概ね地元のご理解はいただけたものと考えております。
 また、2月21日から3月7日までの間、クリーンセンターをはじめ、公民館等で計画概要のリーフレットの配布、ホームページにおいてその概要を公開して、市民の皆様に広くご意見を求めているところです。
 今後は、これらのご意見を参考にしながら限られた予算を最大限に生かす設計を行い、より多くの市民の皆様にご利用頂ける施設づくりを目指してまいります。

 次に、一般廃棄物処理基本計画の見直し事業について申し上げます。

 一般廃棄物処理基本計画の見直しにつきましては、平成15年度からの2か年継続事業として取組み、この3月に完成いたします。
 計画の見直しにあたりましては、8回にわたる廃棄物対策審議会や市民、事業者などへのアンケート調査の実施、さらには、素案に対する意見の募集などを経て策定されたもので、廃棄物対策審議会の委員各位のご尽力に対し感謝するとともに、貴重なご意見をお寄せいただいた市民の皆様に厚く御礼申し上げます。
 今後は、本市の目指す循環型社会を「ケロクルタウン」と位置付けて、その構築に向けた各施策の展開を図ってまいりたいと考えております。

 次に、ごみ焼却施設運転管理業務の取組み状況について申し上げます。

 クリーンセンター施設全体の安全な操業と適正な運転を維持するため業務契約をスーパーバイザーと締結し、ランニングコストの削減、瑕疵担保に係る判定及び安全に関する教育等について指導を受けたところであります。
 具体的には、昨年5月に発生した「酸素発生装置排気減音室ALC外壁破損」事故の詳細な検証や改善か所の検査、さらに、安全教育マニュアルに基づく教育訓練や施設内の安全パトロールを実施したところであります。
 また、去る2月9日には震度5強の地震を想定した避難訓練を実施し、緊急時の各種機器の安全性の確認やこれに伴う職員の対応等について訓練を行い、一定の成果を得たところであります。

 次に、都市計画マスタープランの策定について申し上げます。

 平成13年度から4か年かけて進めてまいりました「流山市都市計画マスタープラン」をこのほど策定いたしました。
 これまで、行政と市民の皆様がそれぞれの役割を分担して素案づくりを行なうなど協働による計画づくりを進め、また、広報特集号の発行や地域別懇談会の開催などにより、昨年12月には都市計画マスタープランの最終案をまとめ、12月21日に開催された都市計画審議会において、原案どおり可決されましたことから本市の都市計画の指針となる「流山市都市計画マスタープラン」を本年2月に策定したところであります。
 平成17年度からは、この都市計画マスタープランの計画の内容に沿って、市民、事業者並びに行政が協働によりまちづくりが提案できるよう進めてまいります。

 次に、都市計画道路3.2.25号線(江戸川新橋)の延伸計画について申し上げます。

 当延伸計画につきましては、3回の地元説明会、4回の対話集会のほか、広く市民の方々にご理解を求めるため11月15日号の「広報ながれやま」に、当道路計画の概要について掲載したところであります。
 また、1月6日には、昨年11月7日の説明会でお答えできなかった質問を含め、説明会の概要を沿道住民の方々に郵送させていただきました。
 さらに、流山市全域の市民の皆様を対象に1月23日と2月13日に都市計画原案の説明会を文化会館で開催したところ、ルートの変更や環境保全を求める反対住民の説明会阻止の行動を受け、混乱を避けるため、やむを得ず説明途中で中止いたしました。このように、多くの市民の方々に事業内容を知っていただくため、2回の説明会の機会を設けたところでありますが、このような結果になり誠に残念であります。
 今後、説明会に変える手法として、「広報ながれやま」により都市計画原案の内容を広く市民の方々にお知らせしたいと考えております。
 なお、沿道周辺の環境調査につきましては、県の合意を得ておりますので、今後も地元住民の皆様と環境につきまして話し合いを続けながら、埼玉県とともに平成17年中の都市計画決定を目指してまいります。

 次に、つくばエクスプレスについて申し上げます。

 昨日、鉄道開業日が本年8月24日になることが首都圏新都市鉄道株式会社から報告を受けたところであります。また、つくばエクスプレスの運賃につきましては、初乗り3キロまで160円、秋葉原から南流山まで550円、流山セントラルパーク・流山おおたかの森までは600円、つくばまでは1,150円となることが正式に公表されたところであります。
 なお、快速電車の停車駅、電車の運転本数などの運行計画等は、3月末に公表される見込みであります。
 一方、つくばエクスプレスの建設工事は概ね完成しており、現在、「流山おおたかの森駅」において、東武新駅や自由通路の工事が鋭意進められております。
 また、首都圏新都市鉄道株式会社は、既に30編成の全車両が揃い、性能試験や各種制御装置の性能検査や駅舎の設備との連動性の確認が行われております。
 つくばエクスプレスの開業に伴う式典や記念行事、試乗会、駅舎見学会などの開催につきましては、関係機関と連携し準備してまいりたいと考えております。

 次に、市内のバス路線について申し上げます。

 つくばエクスプレスの開業に伴い、路線バスを広域的に検討するため、「千葉県バス活性化委員会つくばエクスプレスアクセス検討分科会」で、調査検討を進めており、3月までには最終的な計画が策定される見込みとなっております。
 その基本的な方向といたしまして、市内のバス路線は、つくばエクスプレスの駅を中心とした路線に再編成され、その1路線として、3月下旬には南流山駅を起点に、平和台駅を経由し、クリーンセンターまでの新規路線が東武バスイーストにより運行される予定であります。
 一方、これと並行して、国の補助事業として「公共交通体系策定調査」を実施しており、市民団体や関係機関で組織する「公共交通体系策定委員会」で調査・検討しております。
 この調査は、つくばエクスプレス開業による市内のバス交通を中心とする公共交通体系の方針を設定し、その中でタウンバスの導入について検討するもので、併せて各駅の交通結節点としてのあり方も検討しているものであります。
 調査の中で、バス交通については鉄道駅を補完する端末交通機関と位置付けられたため、路線バスの新設、再編成の計画を視野に入れ、公共交通機関の空白地域を中心に、タウンバスの運行の可能性や採算性などについて調査検討を行ったところであります。
 今後、このタウンバスの検討結果を踏まえ、市民の皆様の意見を聴取したうえで、今年の秋を目途に国の補助を受け試験運行を実施したいと考えております。
 なお、この試験運行に際しましては、運行結果を常に検証してまいりたいと考えております。
 また、現在運行している公共施設間循環バスにつきましても検討を進めておりますが、所期の目的は果たしたとの判断から廃止の方向で検討してまいります。
 今後とも、つくばエクスプレスの開業を契機に順次市内交通網の充実整備を図り、公共交通機関の利便性の向上を図ってまいりたいと考えております。

 次に、木地区土地区画整理事業について申し上げます。

 千葉県住宅供給公社が施行する木地区土地区画整理事業につきましては、先の12月定例会でもご報告申し上げたとおり、県事業として事業認可を取得するための手続きが進められております。
 その手続きとして、平成16年11月17日から11月30日まで事業計画(案)の縦覧が行われ、去る2月22日の千葉県都市計画審議会では、事業計画(案)や提出されました2通の意見書について、慎重なるご審議をいただきましたが、特段の意見もなく了承されたところであります。
 今後は、国土交通省への認可申請がなされ、順調に行けば17年度の早い時期には事業認可の運びになるものと考えております。
市といたしましても、一日も早く事業認可がなされ、県事業として木地区事業が鋭意推進されますよう、これからも、でき得る限りの協力をしてまいります。

 次に、南柏駅前交差点改良事業の経過及び事業内容について申し上げます。

 国道6号線の南柏駅前交差点改良事業につきましては、流山・柏市の地元自治会及び柏市南柏商店会からの要請に基づき、国土交通省千葉国道事務所等の関係機関で組織された南柏駅前交差点周辺事業調整会議においてバリアフリーに対応した地下横断施設について検討されておりましたが、2年前から利用される地元の方々の新たな意向を取り入れ、利用者の安全等を配慮した平面交差点改良整備工事を実施する運びとなったところであります。
 この工事の事業主体は、国土交通省千葉国道事務所でありますが、その整備内容としましては、下り車線の右折レーンの拡幅及び2車線ある上下線の直進レーンの拡幅を行います。
 この整備に合せまして歩道と緑地整備を行い、当交差点利用者のより一層の安全確保、さらには、環境に配慮した交差点整備を行ってまいります。
 なお、工事の完成は、今年3月末頃になる見込みであります。

 次に、都市計画道路3・3・2号新川南流山線について申し上げます。

 都市計画道路3・3・2号新川南流山線は、南丁字路、三輪野山、運動公園周辺地区、更に西平井・鰭ヶ崎地区を通り南流山5丁目に迂回する4車線の県道松戸野田バイパス線であります。
 県道松戸野田線の渋滞緩和と沿線整備地区を結ぶ幹線道路として、大きな役割を担う道路でありますが、この路線の未整備区間につきましては、区画整理事業と街路事業により整備を図るものであります。
 街路事業により整備します区間は、千葉県がその事業主体となり、西平井字向地(むこうち)地先から、総武流山電鉄部分を立体交差とし、南流山五丁目地先までの延長603メートル、幅員22から40.8メートルの4車線道路として平成20年度末までに整備する計画で、平成16年12月24日に事業認可を取得し、去る1月27日に関係権利者及び周辺住民に対する事業説明会を終え今年度から事業を着手してまいります。
 市としましても、事業目的を早期に果たせるよう協力してまいります。

 次に、新規浄水場整備事業について申し上げます。

 つくばエクスプレス沿線4地区の区画整理事業による給水人口及び給水量の増加、並びに浄水場の経年劣化による施設更新に対応するため、新規浄水場整備事業を、平成15年度からの3か年継続事業により進めているところであります。
 工事の発注につきましては、工事種別ごとの分離発注を基本方針に事業を推進しております。現在の進捗状況は、庁舎・管理棟築造工事が50パーセント、浄水処理・薬品注入室築造工事がほぼ完成、配水池築造工事が30パーセント、中央監視制御設備工事、受変電・自家発電設備工事等の電気設備工事が40パーセント、全体での進捗率は約40パーセントとなっており、平成18年4月の本格稼動に向けて順調に進捗しております。
 また、分離発注することにより、市内業者の参加が容易になりますことから、既に3件の工事を市内業者が受注しておりまして、今後も植栽工事等数件の工事の発注を予定しております。
 なお、総事業費につきましては、入札差金及びコスト縮減対策等により、継続事業費を55億1,704万1千円から50億368万8千円に5億1,300万円余の減額をし、所要の補正予算を今議会に提案しているところであります。

 以上で、市政に関する一般報告を終わります。

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