平成22年流山市議会第1回定例会

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ページ番号1009783  更新日 平成29年9月15日

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市政に関する一般報告

 市政に関する諸般の報告を申し上げます。
 人口の動静及び財政状況については、お配りした資料により、報告に代えさせていただきます。

はじめに、「後期基本計画上期実施計画の策定状況」について申し上げます。

 この実施計画は、後期基本計画に位置づけた各事業について、上期3か年の行財政経営の中で、具体的に実施する事務事業の内容や実施年度等を体系別に整理し、お示しするものです。今回は、平成22年度から平成24年度までの計画を策定します。
 現在、平成22年度の予算と整合した3か年の財政の見通しや個別の事務事業の内容、実施時期などの精査を行っています。また、後期基本計画に定める、「都心から一番近い森のまち」を実現させるため、5つのまちづくりの基本方針に基づき、今後3か年で優先的に実施するリーディング事業の選択を行うなど、具体的な作業を進めています。
 なお、この新たな実施計画については、本議会会期中にお示しいたします。

次に、「国際姉妹都市市民協議会からの報告書の提出について」申し上げます。

 流山市国際姉妹都市市民協議会では、昨年6月に第1回協議会の開催以降、市民の自主的な運営としてこれまでに5回の協議が行われてまいりました。
 同協議会では、本市の国際 姉妹都市に係るこれまでの検討経過、他市における実態等の把握、姉妹都市締結にあたっての課題の抽出及びその解決策等について協議してまいりました。
 このたび市民協議会としての意見が集約され、去る2月15日に同協議会から「国際姉妹都市のあり方について」の報告書を御提出いただいたところです。今後、この報告書を参考に、庁内において、国際姉妹都市締結に向けた検討をするための組織を立ち上げていきたいと考えております。

次に、「第19回国勢調査について」申し上げます。

 本年10月1日午前零時現在を調査時点として、第19回国勢調査が全国一斉に行われます。今回の調査は、10年ごとに 行われる大規模調査となり、国内の人口、世帯、就業者から見た産業構造などの状況を地域別に明らかにし、各種行政施策やその他の基礎資料を得ることを目的に実施されるものです。前回の平成17年調査では、個人情報保護意識の高まり、オートロックマンションの増加などにより調査困難な事象が多く発生しております。
今回の国勢調査は、調査環境がこれまでにも増して厳しい状況が見込まれますことから、市では、本調査の実施に当たり、新年度早々に庁内に国勢調査実施本部を設置し、国勢調査の諸準備を進めてまいります。

次に、「流山市第2次男女共同参画プランについて」申し上げます。

 本市は、平成10年3月に策定した「流山市男女共同参画社会づくりビジョン『パートナーシップながれやま』」をもとに、平成14年3月に計画期間を8年とする「流山市男女共同参画プラン」を策定し、男女共同参画社会づくりの推進をしてまいりました。そのプランが、平成21年度で終了することから「第2次男女共同参画プラン」の策定に向け、昨年度から作業に着手してまいりました。
 第2次プランの策定にあたっては、推進本部、幹事会、研究会といった庁内組織をはじめ、男女共同参画審議会において 議論し、昨年12月25日から本年1月24日までの1か月間パブリックコメントを実施しました。これら市民の皆様からいただいたご意見、さらには男女共同参画審議会からの答申を待って、修正作業を行い、今会期中には完成したプランを報告いたします。

次に、「平成22年4月1日における課名等の変更について」申し上げます。

 地方分権時代にふさわしい自治体経営を行うため、4月1日から課名の変更をおこないます。
 具体的には、基本計画に基づく各部局の裁量を活かした予算編成機能の推進と財政運営全体の調整を図るため、財政課を「財政調整課」とします。また、職員の政策形成能力、問題解決能力、マネジメント能力等の向上が求められています。こうした行政ニーズの変化に 対応できる人材の育成を積極的に 推進するため、人事課を「人材育成課」とします。更に、公有財産の有効活用に向けた意識転換を行い、徹底したコスト意識と経営感覚を持った効率的な公有財産の活用を実現するため、管財課を「財産活用課」とします。

次に、「流山市公金等適正管理検討委員会からの公金等の適正管理に関する検討結果報告書の提出について」申し上げます。

 平成21年10月、本市元職員による公金横領事件が発生したため、公金等の適正な管理体制の確立の方策を、流山市公金等適正管理委員会に諮問したところ、この度同委員会から、公金等の適正管理に関する検討結果報告書及び公金等適正管理マニュアルが提出されました。
今後は、横領事件等の発生防止のため、当該マニュアルに基づく公金等の保管点検等の徹底と、各種研修の複合的な実施による公金等の保管責任と職務の重要性についての職員の意識を改革することにより、公金等の適正な管理体制の 推進に努めてまいります。

次に、「新第2庁舎建設の進捗状況等について」申し上げます。

 新第2庁舎建設の進捗状況は外壁の吹付工事がほぼ終了し、内装及び設備工事並びに外構工事を残すところとなっています。
現場の作業につきましては、概ね2月末日に終了し、3月からは設備関係の調整及び法定検査を予定しています。
 この検査終了後の来る3月19日の業務終了後からは、現在の第2庁舎を中心とした事務室の移動を3月22日までの間で 実施し、3月23日からは、健康福祉部、子ども家庭部、都市計画部や産業振興部、土木部の一部などが、新第2庁舎に場所を移すと共に、第1、第3庁舎の一部の課についても 配置換えを行い、市民サービスに努めてまいります。

次に、「行政連絡員制度の廃止について」申し上げます。

 昨年4月の自治基本条例の施行に伴い、市民等との協働のまちづくりが進む中、1月19日にはコミュニティ審議会から「行政連絡員制度のあり方について」の建議があり、社会情勢の変化から本制度の歴史的使命は終えたと判断し、本年度をもって 流山市行政連絡員制度を廃止することとしました。
 本制度の廃止にあたり、去る1月31日172自治会、178名の行政連絡員を対象に説明会を開催し、ご理解を得たところです。当日は、100名の行政連絡員の参加をいただき、私も出席し、主旨説明や様々な質問にお答えするとともに、昭和42年に設置以来、市政の進展に多大なご協力をいただいております行政連絡員の皆様に敬意と感謝を申しあげたところです。

次に、「後期高齢者医療制度の平成22年度及び平成23年度新保険料」について申し上げます。

 去る2月8日に開会された平成22年第1回千葉県後期高齢者医療広域連合議会定例会に平成22年度及び平成23年度の保険料を定めた「千葉県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の一部改正案」が提出され、同日可決承認されました。
 これにより、新たな後期高齢者医療制度保険料は、均等割額がこれまでと同額の37,400円、所得割率が現行の7.12%から7.29%に改正することが決まりました。

次に、「赤ちゃんほっとスペースの設置」について申し上げます。

 平成22年2月から、乳幼児を持つ保護者が安心して赤ちゃんと外出できるよう、市役所、公立保育所、児童センター等の 公共施設に気軽に立ち寄り、授乳やおむつ替えなどをしていただくためのスペースを、「赤ちゃんほっとスペース」の名称とし提供サービスのPRを進めております。
いずれの施設にも入口付近に専用のロゴステッカーが貼られていて、一目でサービス提供施設であることが分かるようになっています。今後は設置施設の数を増やし、より多くの市民の方々にご利用いただきたいと考えています。

次に、「流山商工会議所の創立について」申し上げます。

 去る2月4日流山市文化会館において、流山商工会議所創立総会が開かれ、商工会議所定款を始め、平成22年度事業計画案や予算案等の関連議案が全て承認され、創立が決議されました。今後は、経済産業大臣への設立認可申請を経て、本年4月1日から会議所事業を開始する予定であります。

次に、「流山市地球温暖化対策実行計画等に」ついて申し上げます。

 流山市第2期環境行動計画の策定について、昨年の3月24日に環境審議会に諮問したところ、同審議会に策定部会を設置して計画の策定について種々検討していただき、パブリックコメントの手続きを経て、2月16日に同審議会より、流山市  地球温暖化対策実行計画市域全体編及び市役所編(案)、生物多様性ながれやま戦略(案)として答申を頂きました。
今後は答申を踏まえ、地球温暖化対策及び生物多様性の保全・回復に取り組んでまいります。また、ゴミの減量・資源化についても、今回見直した一般廃棄物処理基本計画に従って着実に進めてまいります。 

次に、「汚泥再生処理センター建設工事の進捗状況について」申し上げます。

 汚泥再生処理センターの建設については順調に工事が進み、建築工事はほぼ完了し、現在は外構工事を行っています。
 剪定枝資源化施設は、すでに昨年11月から試験的に剪定枝から堆肥を作る作業を行っています。
 また、し尿処理施設では、今月から機械設備の稼働状況を確認するために、し尿や浄化槽汚泥を搬入して試験運転を 行っています。し尿処理施設、剪定枝資源化施設ともに、4月からの本格稼働を目指して、準備を進めているところです。
 なお、当施設の愛称を募集したところ49人から、107点の 応募があり、現在、選考中です。

次に、「都市計画道路3・1・1号線及び運動公園周辺地区の用途地域等の変更等について」申し上げます。

 都市計画道路3・1・1号線の変更につきましては、昨年の12月議会で一般報告させていただき、その後、千葉県をはじめ、土地区画整理事業者など関係機関と変更の内容等について 協議及び調整を行っているところです。現在の変更計画案としては、国道6号から都市計画道路3・3・2号線までの約7,030メートルのうち、都市計画道路3・4・5号線以北及び3・4・9号線以南については、廃止することとし、残る区間の約1,770メートルについては、地域の幹線道路として、幅員40メートルを27メートル等に縮小、変更し、道路と自転車・歩行者道及び 街路樹・植栽帯で構成する「風の道」ともなる緑豊かな街路空間を形成していきたいと考えております。
 また、運動公園周辺地区の土地区画整理事業の進捗に伴い、つくばエクスプレス沿線及び都市計画道路の沿道の区域について、用途地域、高度地区及び地区計画の変更を行い、土地区画整理事業の推進と、良好なまちづくりの創造を図っていくこととしております。なお、これらの変更に係る地元説明会については3月22日から開催することで準備を進めており、平成22年度中の都市計画変更を目指して手続きを進めて参ります。

次に、「ぐりーんバス新規導入について」申し上げます。

かねてより準備を進めてきた「野々下・八木南団地循環」ルートについては、来月1日から運行を開始します。
本路線は、流山おおたかの森駅西口発着で旧日光街道、豊四季駅南口を経由し、野々下6丁目方面と八木南団地方面を結ぶ往復約12キロメートル、バス停18箇所、運行本数は、一日18本で、朝晩は45分、日中は、富士見町交差点の混雑が予想されるため、60分間隔で運行を行ってまいります。
 この路線の開設にあたり、八木地区自治会連合会で組織された「ぐりーんバス運行経路検討委員会」の積極的な対応とご協力が大きな推進力となったところです。なお、当該路線に おいては、去る2月1日から習熟運転を開始し、運行開始日前日の今月28日にお披露目式を長崎小学校玄関前で行います。
 また、向小金地域及び前ヶ崎地域へのぐりーんバス導入については、マイクロバスの短い車両を路線運行用に改造することで運輸局と協議を行っております。去る1月29日には、地元自治会、老人クラブの代表の方々と3回目の話合いを行うなかで、地元に「検討委員会」が組織されたことから、今後は、運行に向けた具体的な経路やバス停の位置などについて、当検討委員会を中心として協議・検討を行なってまいります。

次に、「つくばエクスプレス沿線整備事業の進捗状況について」申し上げます。

 TX沿線の各地区では、造成工事や調整池工事のほか、道路ネットワークを充実するため、流山おおたかの森駅と流山 セントラルパーク駅を結ぶ都市計画道路中駒木線などの幹線道路などに重点を置き整備が進められています。新市街地地区では、第3回の事業計画変更認可を平成22年1月29日付けで国土交通大臣から受けました。
 また、昨年度から流山おおたかの森駅センター地区を対象に土地所有者の皆様の御意見・御要望を伺いながら進めてまいりました 『用地登録制度』について要綱を定め、1月18日から 登録を開始しました。土地所有者の皆様の関心も高く、1月末までに12件の申し込みがありました。申し込みのあった土地については、宅地の完成の目途がついたものから随時公開する予定です。
 次に、西平井・鰭ヶ崎地区の保留地の販売状況は、平成21年度では第1期6区画、第2期12区画の合わせて18区画の募集を行い、現在までに11区画の契約が完了しています。残り7区画については、千葉県宅地建物取引業協会と連携し、販売の促進に努めています。
 また、事業計画の見直しについては、出来る限り既存の樹林を残す計画変更等の方針について、地元地権者の意向を確認する個別説明を昨年の12月下旬から実施しています。変更 方針については、地権者の大半の方には御理解をいただいたととらえておりますので、今後は地権者の意向を踏まえ、認可権者である千葉県との協議を推進してまいります。

次に、「(仮)東深井(運河駅周辺)市街地整備事業の進捗状況について」申し上げます。

 運河駅東口周辺整備の進捗状況については、平成21年5月末から駅前広場・駅前道路の早期工事着手に向け、関係地権者と用地取得及び物件補償の交渉を進めており、2月14日現在、16件中10件の契約が完了しています。残り6件については、引き続き、契約に向けた相続人調査や協力のお願いを粘り強く進めてまいります。
 また、これらの進捗状況等については、駅舎の状況も含めた報告書を作成し、2月9日付けで関係自治会に回覧を依頼し、周辺住民の皆様に報告をしました。

次に、「主要地方道松戸野田線の移管について」申し上げます。

 平成19年10月より、松戸野田有料道路が無料化され県道となったことに伴い、平行する主要地方道松戸野田線の南地先から、東深井地先までの約3.9キロメートル区間については、県と移管に関する確認書を締結し、平成20年3月定例会において、『南・東深井1号幹線』として市道認定されております。
 当該区間については市からの要望に基づき、道路や側溝、運河橋の塗装等の補修工事が実施され、間もなく完了する状況にあります。
なお、現在は移管に係る必要書類の引き継ぎ事務を進めており、年度内には円滑に県から管理を引き継ぎ、本年4月から、流山市道として本市が管理することとなります。

次に、「江戸川新橋道路について」申し上げます。

 江戸川新橋の将来交通量は、千葉県が最新のデータに基づいて再推計した結果、1日33,800台と見込まれることが、1月26日の住民対話集会において示されました。
 また、千葉県では、道路構造検討のための道路予備設計を行っており、3月中には高架構造についての検討結果が示される予定です。この中で、高架構造化の方針が表明されれば、新年度に事業化の手続きと並行して計画対象地の用地測量に着手されるものと考えています。

次に、「つくばエクスプレス沿線区域内における公立学校の再配置について」申し上げます。

 つくばエクスプレス沿線区域内における公立学校の配置については、平成21年4月に移転開校した小山小学校以外に新市街地地区と運動公園地区に小学校2校、中学校1校を新たに建設する計画でありましたが、小学校1校、中学校1校とし、併せて小学校と中学校を1つの区画に併設する計画に変更いたします。
 これは両施設を一体的に整備することで相互施設の共有化を図るとともに、小中学校の教育の連携を強化した新たな学校づくりを目指すもので、現在、小中併設校の新たな用地の選定について、区画整理事業施行者である千葉県及び独立行政法人都市再生機構と協議を進めているところです。

次に、「おおたかの森スポーツフィールドについて」申し上げます。

 北千葉広域水道企業団用地の一部約2.5ヘクタールを借用し、サッカーや少年野球、グラウンド・ゴルフなどのスポーツや運動が気軽に楽しめる多目的運動場として「おおたかの森スポーツフィールド」のオープンを4月に予定しています。
 この事業は、平成20年7月に策定された健康都市プログラムの 健康都市施策5本の柱の一つ「地域の豊かな生活と生涯スポーツの活性化をめざすまちづくり」のリーディングプランである「スポーツフィールド整備事業の第1号となります。子どもから高齢者まで、身近な場所で気軽にスポーツや運動に活用していただければと考えております。今後も、市内各地域に遊休地や利用可能な土地を活かした 多目的運動場として整備をしていきます。

次に、「水道料金の減免に関する規程の制定について」申し上げます。

生活困窮者、とりわけ生活保護世帯のうち生活扶助受給者世帯に対し、申請に基づき、水道料金の基本料金分について 減免する方向で準備を進めております。また、これと合わせて、現行行っております、宅地内漏水発生に伴う減免についても一体的に「水道料金の減免に関する規程」を定め、申請に基づき水道料金を減免するものです。規程の施行期日は、本年の4月以降の検針分から実施したいと考えております。

 以上で市政に関する一般報告を終わります。

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