平成22年流山市議会第3回定例会
市政に関する一般報告
本日ここに、平成22年第3回定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、多くのご出席を頂き、ありがとうございます。
本定例会では、議案22件、報告5件について、ご審議を頂きますのでよろしくお願い申し上げます。
提案理由の説明に先立ちまして、市政に関する諸般の報告を申し上げます。
人口の動静及び財政状況については、お配りした資料により、報告に代えさせていただきます。
はじめに、「平和施策について」申しあげます。
本市では、平成16年度から、市民手づくりによる千羽鶴を広島に届ける事業を 実施しております。今年度は、昨年度を上回る12万5千羽の折り鶴が市民の皆様から寄せられ、延べ236名の市民ボランティアの皆様の手によって千羽鶴に束ねていただきました。
また、公募による市内の小学5、6年生20名を平和大使として任命し、8月10日と11日に、原爆の被災地である広島に派遣し、この千羽鶴を平和記念公園の原爆の子の像の前に献納してまいりました。
また、平和記念資料館の見学や被災者との面会については、8月26日に開催した「平和大使報告会」において、「戦争は絶対してはいけない」「原爆の被害は考えていたよりも過酷な現実であった」など平和大使一人ひとりの言葉で戦争の悲惨さ、平和の大切さを発表いただくとともに、今回の体験をまとめた作文集の提出がありました。
このほかの平和施策として、広島平和記念資料館から「広島・長崎原爆写真 ポスター」・「サダコと折り鶴ポスター」をお借りし、市役所市民ギャラリーをはじめ、生涯学習センター、森の図書館、文化会館ホワイエにおいて平和ポスター展を 開催しました。さらに、終戦65周年公演として開催された、朗読劇「夏の雲は忘れない」を後援し、核兵器の悲惨さと平和の尊さを訴えました。
次に、「国勢調査の実施について」申し上げます。
10月1日を基準日に5年に一度の国勢調査が全国一斉に行われます。本市では調査員830名、指導員119名の体制で実施します。
9月下旬から調査員が 各世帯を訪問の上調査票を配布し、10月1日から7日までに回収を行う予定です。
今回の国勢調査から、個人情報保護の意識の高まりや不在者に対する対応として、「調査票の封入提出の全面導入」や調査票の提出にあたっての「郵送提出の選択」が導入されました。
国勢調査の実施にあたっては、市広報及びホームページなどで、お知らせして参りますが、市民の皆様のご理解と調査票の提出についてご協力をお願い申し上げます。
次に、「事務事業廃止・見直し検討会議の結果について」申しあげます。
8月28日にユーストリームでの動画配信を含め、全面公開で「事務事業廃止・見直し検討会議」いわゆる「流山版事業仕分け」が行われました。総合計画の 実施計画に位置付けされた、各種事務事業が効率的に行われているか、また、市が行った事務事業評価が適正に行われたかなどの視点で、行財政改革審議会委員の代表の方や有識者により、市で最終選考した9事業が評価されました。
その結果、要改善事業は、「マタニティキーホルダー作成事業」、「日曜情報センター運営事業」、「新行財政運営システム推進事業」、「補助金等審議会事業」の4事業。縮小事業は、「観光協会支援事業」。拡充・継続事業は、「妊婦一般健康診査委託事業」、「図書館夜間・祝日開館事業」の2事業、そして廃止事業は、「生ごみ堆肥化処理器購入補助事業」、「入学準備金貸付金事業」の2事業と判断されたところです。
今後は、これらの意見を真摯に受け止め予算編成に反映させてまいりたいと考えています。
次に、「流山市職員の懲戒処分に関する指針の制定について」申しあげます。
本市職員の不祥事により、市民の信頼を著しく損なう事態が生じたことから、本市独自に懲戒処分の指針を制定しました。
この指針の制定により、懲戒処分の適用の透明性を高め、職員には改めて公務員としての責任の自覚と、倫理意識の高揚を促すとともに、職員の不祥事を未然に防止し、市政に対する信頼回復に努めてまいります。
なお、この件に関しては、管理職をはじめ全職員に研修会を実施して周知徹底を図って参ります。
次に、「市役所旧第2庁舎の解体工事について」申しあげます。
本件については、去る7月27日に株式会社高橋工務店と請負契約を締結し、本年の12月31日までの期間で施行いたします。現在、10月から予定している 躯体の本格的な解体に向けて、前段の作業を進めております。
撤去後の跡地は、既存の駐車場と一体的な利用が図れるように駐車場と駐輪場の整備を行います。
工事中は、来庁者の皆様の安全を最優先としていることから、一部駐車場の利用制限や駐車場から庁舎への歩行動線の変更を行うほか、廃材運搬車両の出入りのため皆様にご不便とご迷惑をおかけいたしておりますが、ご理解とご協力をお願い申しあげます。
次に、「行政報告書の書式変更について」申しあげます。
平成21年度決算から、行政報告書の「主要な施策の成果」について、書式を 変更致ししました。市民の皆様に、一年間の施策の成果をより分かり易い内容でお伝えするために、事業の内容を詳細にし、財源内訳等を記載するとともに、一部の事業については、写真等も掲載致しました。
なお、この行政報告書については、従来どおりホームページで公表して参ります。
次に「流山市市民参加条例検討委員会の検討期間の延長について」申しあげます。
昨年の11月に発足した「流山市市民参加条例検討委員会」において「市民参加条例」に盛り込む内容について検討をいただいております。
今までに委員会11回、4月からは部会を設置し、「行政・議会部会」13回、「コミュニティ部会」10回を開催し、鋭意検討を重ねていただいているところです。
先の第2回定例会において、今後のスケジュールとして「8月末までに委員会 から提言書の提出をうける」と答弁いたしましたが、検討委員会から検討期間延長の申し出があり、また、十分市民の声を反映し、市民が参加しやすい実効性のある条例とするために、検討期間を延長することにいたしました。
この検討期間の延長により、市民参加条例施行は平成24年4月を予定しております。
次に、「市内に居住する100歳以上の高齢者の所在確認について」申しあげます。
8月1日現在、100歳以上の市内居住者は40名ですが、すべて所在確認がとれていることをまずご報告申し上げます。
確認のための調査内容を申し上げますと、6月1日現在の100歳以上の名簿を千葉県に報告していることから、この名簿を基に、介護保険或いは医療保険の保険請求の有無をチェックいたしました。その結果、該当者42名中、6月以降2名の方が亡くなり、他の40名の方については、介護保険または後期高齢者医療保険の請求が今年5月分までなされていることを確認いたしました。
6月と7月には 100歳以上の転入者がなかったことから、8月1日現在、100歳以上の方、全ての所在が確認できたと判断しています。
現在80歳まで範囲を広げ調査を行っておりますが、対象人数が約7千人と多いことから調査には時間を要するものと考えています。結果が判明次第速やかに 公表いたしてまいります。
次に「子ども医療費助成制度について」申しあげます。
子ども医療費の助成については、従来、通院を小学校就学前まで、入院を小学6年生まで実施しておりましたが、本年8月診療分から、子ども医療費の通院費助成対象枠を、小学校3年生まで拡大致しました。対象枠拡大については、多くの市民の方々の強い要望に応えるもので、千葉県の対象枠拡大に先行して実施したものです。
次に「公立保育所の方向性について」申しあげます。
去る8月20日付けで、福祉施策審議会から耐震補強が必要とされている公立保育所4施設への対応について答申がありました。
審議内容の一端を申し上げますと、委員の意見や質問は、公立保育所の必要性や存続の意義、更には、延長保育時間・一時保育などの保育サービスや通常の保育内容などとともに、財政的な視点で、議論が展開されました。これらの議論を経て、答申は、中野久木保育所はRC構造であること、また、平和台保育所は市街地にあり代替地が確保できないことから、これらの2施設は、耐震補強を行い、地域の保育所として存続させることが望ましいとしています。
また、木造で老朽化の著しい名都借保育所、長崎保育所の2施設は、国からの補助金の活用ができる民設民営へと移行することが、提言されています。
今後、今回の答申を尊重するとともに、議会の皆様からの意見を踏まえ、保護者への説明会を実施した上で、最終的な方向性や、実施時期などを、決定したいと考えています。
次に、「流山花火大会について」申しあげます。
8月21日、江戸川堤において第34回流山花火大会が開催されました。
三郷市との同日開催により、両市合わせて約21万7千人もの観覧者が、約1万発の花火を楽しみました。特に、恒例となった音と光の祭典スカイミュージカルには、会場から歓声と大きな拍手が寄せられておりました。
次に、「ふるさと雇用再生特別基金事業等について」申しあげます。
失業者の就労の場の確保のため、千葉県ふるさと雇用再生特別基金事業を 活用して、流山2丁目に「万華鏡ギャラリー見世蔵」を8月1日に、また、流山おおたかの森駅にほど近い十太夫に「食品直売所 CAS旬・感・フレッシュフローズン」を8月18日にオープンし、7人の新たな雇用の創出を図りました。
また、若年者の未就職者に対しては、県の緊急雇用創出事業等臨時特例基金の活用による、「人材育成事業」として、現在14人が市内各企業において、現場体験を通して就労のための知識の習得に励んでおります。
次に「いきものジャパン・サミット(生物多様性地域戦略を進める自治体サミット)について」申しあげます。
去る7月31日に、江戸川大学駒木キャンパスにおいて、生物多様性地域戦略を策定している福岡県北九州市、岐阜県高山市を招き、いきものジャパン・サミットを開催しました。当日は、北海道から九州までの地域戦略を策定中、または策定を予定している自治体や自然環境保護団体など200名以上の参加をいただくとともに、フィナーレでは3市により「いきものジャパン・サミット宣言」を採択し、次回の開催地を高山市として、無事盛況のうちに終了することができました。
次に「ビオキッズ10(いきものわいわい流山子ども会議)の開催について」申しあげます。
いきものジャパン・サミットに続き、10月16日には、生涯学習センターにおいて「ビオキッズ10(いきものわいわい流山子ども会議)」を開催します。
これは、未来を担う子どもたちや親子を対象にして、楽しく遊びながら生物多様性について学んでいただくことを目的に開催するものです。
当日は、小学校での自然環境学習の取り組みの発表や、ケビン・ショート氏などによる子どもたちとの楽しいトークショー、生きているおおたかの展示、いきものわいわい凧づくりなど、盛りだくさんのイベントを実施し、生物多様性について 学ぶ企画となっていますので、ぜひ、多くの方に御来場いただきたいと存じます。
次に、「流山市立西深井小学校森の創出事業について」申しあげます。
児童の環境教育の一環として教育委員会では「ビオトープ」や「小さな森のある学園づくり」を進めています。
このような中で、西深井小学校では校内に昆虫などが生育・生息する森をつくり、将来的には一般にも開放していくという森の創出に取組むことになり、児童の環境教育及び生物多様性の回復という観点から、西深井小学校の森づくりに取組んでいくこととしました。
そこで、来る9月27日に、森づくりの第1人者である横浜国立大学名誉教授 宮脇 昭 氏をお招きし、児童たちに森の大切さやつくり方に関する講演と実際の植樹をとおして、生物多様性について学習するものです。
次に、「森のまちエコセンターによる剪定枝の戸別有料収集及び竹の試験的受入について」申しあげます。
森のまちエコセンターは、本年4月から稼動し、8月末までに362トンの剪定枝を資源化し、クリーンセンターの焼却量が削減することで、CO2削減に大きく寄与しているところです。
こうした中、市民から要望が寄せられておりました剪定枝の戸別収集については、粗大ごみ処理券を使用した有料収集を9月1日から新たに開始しました。
また、これまで受入れてこなかった竹について、資源として有効活用する方法を検討するため、9月1日から試験的に搬入日を限定して受入れることにしました。
これらの新たな取り組みにより、剪定枝の資源化の拡充を図り、みどりのリサイクルを推進してまいります。
次に、「つくばエクスプレス東京駅延伸について」申しあげます。
つくばエクスプレスは、開業から5年が経過しました。
平成21年度の1日の平均乗車人数は27万人を超え、本年5月には29万3千、6月と7月には28万人台で推移しており、開業時の約2倍の利用者数となっております。このことから、昨年度から東京駅延伸について具体的な検討を進め、8月4日に開催された、つくばエクスプレス沿線11都市連絡協議会では、東京駅延伸に関する具体的な検討の場づくりについて本市が提案いたしました。
また、8月19日には、柏市長とともに千葉県知事を訪問し、千葉県が茨城県と協力し、埼玉県、東京都への働きかけを行い、都県レベルでの東京駅延伸の検討に入っていただけるよう知事へ直接要望書を提出してまいりました。
さらに、8月31日には、民主党つくばエクスプレス議員連盟主催の意見交換会が開かれ、沿線自治体首長をはじめ、国土交通省や首都圏新都市鉄道株式会社も出席し、東京駅延伸について、活発な意見交換を行いました。
つくばエクスプレス東京駅延伸は、国が進めている成田・羽田両空港間アクセスの短絡線計画とも関係することから、本市としては、今が具体的な検討に入る好期であると捉え、今後も国や千葉県をはじめ沿線自治体に働きかけを強めるとともに、沿線5市による東京駅延伸の財政スキームや費用負担のあり方に関する調査が行われるよう提案し、実効性のある活動を進めていきたいと考えております。
次に、「ぐりーんバスの江戸川台西ルートの変更について」申しあげます。
先の第2回定例会で、江戸川台西ルートについて、利用状況及び収支の向上が見込まれる経路を検討することを報告しました。
これまでの間、一部、新たな経路の選定等検討を進め10月1日から新コースでの運行を開始することとしました。
経路は、従来の富士見台コースの一部の便を、ほっとプラザ下花輪を経由させ、これらの利用者の利便性の向上と物流施設の通勤利用を見込み、収支の改善を図ってまいります。
また、ダイヤは、既存のバス停利用者へのサービス水準を下げないよう編成しました。
また、真和団地地域については、江陽台病院の協力をいただき、高齢者等市内移動支援バスの運行を予定しております。
次に、「まちづくり条例の策定について」申しあげます。
現在のまちづくりは、地域の住民自らが参加し、その地域性を活かしたまちづくりが求められており、こうした中、本市では市民が主体のまちづくりを行うための仕組みを制度化するための条例の制定を目指しております。
現在、検討をはじめたばかりですが、望ましい開発や建築を誘導する質の高いまちづくりを目指すもので、地域住民の合意と参加を基本に、「「都心から一番近い森のまち」を具体的に形づくっていく仕組みをつくろうとするものです。
この仮称まちづくり条例の策定にあたっては、大学教授を始めとする学識経験者及び公募による市民の参加を得まして、10名による検討委員会を立ち上げ、これまで2回の検討会を開催しております。
また、ホームページや広報で情報提供を行いながら、条例の骨子案の策定を、今年度末を目標に進めてまいりたいと考えております。
次に、「高齢化社会に向けた住まいに関する相談窓口について」申しあげます。
先の第2回定例会の一般報告において、市では「一般社団法人 移住・住みかえ支援機構が行う「マイホーム借上げ制度」と並行して、今後、ますます進む高齢化社会に向け、高齢者の方々が安心して流山に住み続けられる、高齢者向け住宅への入居や住み替えの仕組みなどについて、検討を行っていく旨を報告させていただいたところです。
その後、福祉部門及び住宅部門において検討を進め、10月から建築住宅課・高齢者生きがい推進課・社会福祉課・介護支援課及び地域包括支援センターのそれぞれの窓口で、高齢者向け住宅への入居やその後の住まいの賃貸や売却などの有効活用、耐震診断やバリアフリーを目的とした住宅改修など、様々な相談を随時受付け、さらに、相談内容によっては、市内の宅建業界のご協力を頂くこととなっております。
次に「つくばエクスプレス沿線整備の進捗状況について」申し上げます。
始めに、事業の遅れが心配されている運動公園周辺地区では、8月20日、運動公園周辺地区一体型特定土地区画整理審議会長をはじめとする地権者の代表者が、本市選出の県議会議員と私が同行する形で、千葉県庁県土整備部 まちづくり担当部長を訪問し、事業の促進と一日も早い事業の完成を望む旨の要望書を千葉県知事宛に提出いたしました。
次に進捗状況ですが、運動公園周辺地区の流山セントラルパーク駅前商業地区B街区については、年内の使用収益開始に向け、公共下水道などのインフラ整備と併せて道路整備を行っており、企業庁所有地は、本年度中の競争入札による一括分譲を検討しております。
共同利用街区となるD街区は、本年度末の宅地の完成に向け整備を進めて おり、来年度に賃貸借の公募による、企業誘致を計画しております。
また、市有地のA街区については、市有地に接する中駒木線が本年秋には供用開始が予定され、更に来春には、駅前企業庁所有地の販売と、市有地を取り巻く環境が大きく変わりつつあることから、千葉県、千葉県企業庁、商業地まちづくり協議会と連携し、一日も早い、市有地活用の実現に向けて取り組んでいるところです。
木地区は、流山上貝塚線を横断する雨水幹線の布設が完了し、引続き汚水管等のインフラ整備を実施しております。また、年度内の完成を目指す木流山線は、インフラ整備が概ね完了しており、引続き道路築造工事に着手する予定です。
新市街地地区では、本年秋の完成を目指す東口駅周辺の整備が順調に進んでおり、東口都市広場の整備が概ね完成いたしました。
西平井・鰭ヶ崎地区については、地区の幹線道路である平和台から宮園に通じる都市計画道路3・5・16号線と3・4・12号線の平成23年度末の開通に向けて、周辺を含む盛土整地工事を進めています。
また、この都市計画道路の開通に合わせて、沿道にスーパーマーケットの開店が予定されています。
次に、「江戸川新橋道路について」申しあげます。
江戸川新橋道路については、高架構造化に伴う都市計画変更に向けて、7月、8月に周辺住民との対話集会を3回開催し、生活道路の接道方法等について地元との調整を図ったところです。
現在、千葉県では、今後の環境対策の基礎となる環境調査のうち、夏季の大気質調査を行っており、今年度には、地質調査と、これを踏まえた高架構造の予備設計及び道路計画地一帯の境界確認測量も行うこととしております。
流山市としても、これらの作業が計画通り進捗出来るよう千葉県と協力して全力で取り組んで参ります。
次に、「小中学校への扇風機の設置について」申しあげます。
9月以降の天候も、真夏日が続くという予報が、8月下旬気象庁より発表されました。
市内小中学校では、これまで、暑さ対策として、順次、扇風機を設置してまいりましたが、予報内容を考慮し、緊急に未設置校の教室と体育館に設置することとしました。
設置については、在庫の関係から新学期当日には間に合いませんでしたが、可能な限り早い設置を図ってまいります。
次に「常盤松中学校の耐震補強工事において発生した事故の対応について」申しあげます。
8月11日午前9時23分ごろ、広島建設株式会社に発注した常盤松中学校の校舎耐震補強工事において、下請の藤防水株式会社の作業員が屋上で作業中、1階に転落し搬送先の病院で死亡する事故が発生しました。
市としては公共工事において、このような死亡事故が発生したことを極めて遺憾に受け止めており、亡くなられた方のご遺族の方々には、心からお悔やみを申し上げる次第であります。
事故原因については、流山警察署及び柏労働基準監督署が調査中でありますが、請負業者である広島建設株式会社に対して、今回の事故原因の究明、再発防止を含めた安全対策、高所作業における転落防止策の徹底を求めたところです。
その後、会社では柏労働基準監督署の指示を受け、屋上に手すりの設置を 行い労働監督署の確認を受けたうえで、作業を再開しているところです。 また、他の耐震補強工事の請負業者に対しても、即日に安全管理の徹底を要請したところです。
次に、「江戸川台小学校校庭開放について」申しあげます。
江戸川台小学校の校庭開放については、周辺住民への配慮から、平成10年以来中止していましたが、このたび開放に向けての話し合いが整い、10月から 利用を再開する予定となりました。
現在、防球ネットの工事は、ほぼ終了し、今後、監視カメラの設置を完了させ、少年野球やグラウンド・ゴルフなど地域に開放することになります。
次に、「ゆめ半島千葉国体デモンストレーション行事について」申しあげます。
千葉県では37年ぶりの第65回国民体育大会「ゆめ半島千葉国体2010」が 9月25日から10月5日まで、また、これに続いて第10回全国障害者スポーツ 大会「ゆめ半島千葉大会」が10月23日から25日までの期間で開催されます。
本市では国体のデモンストレーション行事として9月26日にヘルスバレーボール、10月3日に武術太極拳の2種目が流山市民総合体育館を会場に行われます。
本市が発祥の地であるヘルスバレーボールでは、だれでもが楽しく取り組め、健康・体力つくりに役立つスポーツとして広く全国にアピールできるものと考えております。
また、特別支援学校流山高等学園の生徒が育てた、コスモスやマリーゴールドなど1,000個のプランターを、ボランテイアの皆様の協力をいただき、会場周辺に飾りつけるほか、市内ダンスサークルの小中学生による、国体イメージソング CARNAVAL(カルナヴァル)のダンスで大会を盛り上げます。
次に、「図書館における音楽配信サービス及び視覚障害者向け音読サービスの導入について」申しあげます。
図書館では、一定の使用期限が付いたIDとパスワードを市民に貸出しすることにより、自宅のパソコンのインターネットで、クラシック、ジャズ、民族音楽などが 聴ける音楽配信サービスを9月1日から導入しました。
この導入は、北部地域図書館の指定管理者である「NPO法人ながれやま栞」が進めてきた自主事業で、県内の公共図書館でははじめての事例です。また、同図書館では、活字を音声で読み上げる活字音声化装置による情報バリアフリー事業を9月11日から導入します。
次に、「住宅用火災警報器普及員について」申しあげます。
本市では平成20年6月1日からすべての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務化され、平成23年5月末までに設置率100%を目標としていますが、現在50%に届かない状況であります。
そこで消防団と自治会の協力をいただき住宅用火災警報器を設置済みの御家庭には「設置済シール」を配布して、普及活動を行っています。
また、このたび、千葉県が行う緊急雇用創出事業の一環として、9月1日から 翌年の2月28日までの間、県から委託された民間企業の住宅用火災警報器普及員が、設置済シールを貼っていない家庭を中心に戸別訪問し、住宅用火災警報器設置の聞き取り調査と普及PR活動を実施します。
普及員の訪問をはじめ普及PR活動に御理解と御協力をお願いいたします。
以上で市政に関する一般報告を終わります。
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