平成19年流山市議会第3回定例会

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ページ番号1009796  更新日 平成29年9月15日

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市政に関する一般報告

 本日ここに、平成19年第3回定例会を招集しましたところ、議員各位には、全員の御出席を頂き、本定例会では議案25件、報告1件につきまして、御審議を頂きますのでよろしくお願い申し上げます。
 提案理由の説明に先立ちまして、市政に関する諸般の報告を申し上げます。
 人口の動静及び財政状況につきましては、お配りした資料により、報告に代えさせていただきます。

 はじめに、自治基本条例について申し上げます。

 市民協議会では、去る6月23日に作成した原案たたき台を公表し、このたたき台を用いた対話集会が、引き続き行なわれております。
 この活動の一環として、7月28日には南流山センターにおいて「自治始めます 市民フォーラム7.28」が開催され、120名の市民の方々のご参加をいただき、熱心に活発な意見交換が行われました。
 市民協議会では、これまで110回にわたる対話集会を含め、300回を超える会議を開催し、市民の皆様から頂いたご意見を分析しながら、9月末の原案提出に向け作業を鋭意進めているところです。
 一方、7月13日には、市民協議会の代表・副代表が出席し、368名の職員を対象に第4回職員研修会を開催しました。
 また、これと並行して原案たたき台に関する全職員対象のアンケートを実施し、延べ1,094件の意見が出されましたが、これを原案作成の検討材料として市民協議会へ提供いたしました。
 さらに、素案作成のために結成された職員プロジェクトチームによる会議を4回開催するとともに、市民協議会との素案調整を行う策定調整会議における学識経験者の選定など、素案作成のための庁内の体制づくりを進めているところです。
 引き続き、議員各位をはじめ市民の皆様には、市民協議会による原案作成過程へのご理解とご協力をいただきたいと存じます。

 次に、平和施策事業について申し上げます。

 本市では、昭和62年に平和都市宣言を行って以来、毎年様々な平和施策事業を実施してまいりましたが、平成16年度からは、市民協働の平和施策事業の一環として、平和への祈りを込めて、市民手作りによる千羽鶴を広島にお届けする事業を実施しています。
 今年度は、市民の皆様から寄せられた約7万羽の折り鶴を、8月1日から8日までの間、延べ68名の市民ボランティアの皆様のご協力を頂き、千羽鶴に束ねていただきました。
 また、広島平和記念資料館のご協力のもと、市役所ロビーで開催しました「サダコと折り鶴」ポスター展にその鶴を合わせて展示したところです。
 今年度も、青少年育成会議のお力添えを頂き、市内の小学生3名と関係者2名、市職員を合わせた6名が本市を代表し、終戦記念日の8月15日に広島平和記念資料館を訪問するとともに、広島平和記念公園内の「原爆の子の像」の前の展示ブースに折り鶴を献納し、恒久平和を祈念したところです。

 次に、女性議会の開催について申し上げます。

 平成20年1月30日に開催する女性議会の議員を募集したところ20名の応募があり、全員を議員に選出し委嘱いたしました。
 女性議会は、男女共同参画社会の実現に向けて、これまで政策決定の場に参画する機会が少なかった女性に対して、市政への参画と、まちづくりについて女性の視点からのご意見ご提案を頂くことを目的として開催するものです。
 この議会開催に向け、7月5日及び8月6日には、研修会を開催したところであり、今後は、市議会の傍聴や通告書の作成などの勉強を積み重ねていく予定です。
 なお、女性議会は、通常の議会と同様に、一般質問を行って頂き、それぞれの質問に対して、答弁を行っていくという形をとってまいりたいと考えております。

 次に、住民記録等の基幹系システムの更新に伴う業者の決定について申し上げます

 住民記録や税等の基幹系システムは、これまで大型汎用コンピュータを利用して業務を行っているところですが、近年、小型コンピュータの性能が飛躍的に向上したことにより、大型汎用コンピュータの利用を見直し、経済性も考慮して、小型コンピュータを利用したオープン系システムへの移行を図ることといたしました。
 業者の選定については、現在、大型汎用コンピュータで行なわれている業務を3分割し、3つのグループごとに総合評価方式の一般競争入札を行ない、金額だけではなく、機能面、運用面などの評価を実施し、また、外部の学識経験者も入れた審査会で審査を行ったところ、3つのグループとも株式会社ディー・エス・ケイに決定いたしました。
 現在のシステムを継続した場合には、今後5年間で、約20億円の経費が想定されますが、今回のシステムの変更により、その経費は約9億5千万円となり、その差額は5年間で10億円以上となり、大幅な経費削減となりました。
 なお、この基幹系システムを3部門に分けて、それぞれを総合評価一般競争入札により業者選定を実施した自治体は、全国的にも極めて稀なケースと聞いております。

 次に、第1庁舎アスベストの除去について申し上げます。

 第1庁舎東側及び西側階段天井仕上げ材に含まれていたクリソタイル(白石綿)については、来庁者や職員等の健康の安全を期するため8月6日にアスベストの飛散分析調査を実施し、現状環境では安全であることを確認したところです。
 今後は、速やかに作業の方法・順序、石綿粉じんの飛散防止方法等の除去作業計画に基づき、9月中旬までに法律に基づく諸届出を行い、9月中旬から9月末までに除去作業を完了する予定としております。工事期間中来庁者の方々には、ご不便をお掛けしますが、最善の注意を払い工事を行ってまいりますのでご理解とご協力をお願い申し上げます。
 なお、今回の問題に伴い、8月13日付けで改めて各公共施設管理者に対し、再確認を指示したところです。
 今後も、各公共施設を安全に利用しやすい環境の確保に努めてまいります。

 次に、電子入札の実施状況について申し上げます。

 入札・契約事務のさらなる透明性と公平性の向上を目指して去る6月から建設工事部門でインターネットを利用した電子入札を実施してまいりました。
 現在までの実施件数は、参加募集中の案件も含めると24件になります。これを工種別に見ると土木一式工事が19件、ほ装工事が5件となり、入札方式別では、一般競争入札が21件、指名競争入札が3件となっております。また、予定価格に対する落札金額の割合、いわゆる落札率は平均で92.76パーセントとなっており、これは前年度平均95.13パーセントと比較すると2.37ポイント減少しております。
 今後は、土木一式工事、ほ装工事以外の建築工事や塗装工事、造園工事につきましても、電子認証カードの購入や利用者登録など、事業者の皆様の準備体制がほぼ整ったことから、随時、紙による入札から電子入札に切り換えてまいりたいと考えております。

 次に、第29回市民まつりについて申し上げます。

 本年も市民まつり実行委員会の主催により、市民相互の連帯意識の高揚と郷土愛の育成を図ることを目的に、「福祉まつり」及び「健康まつり」を11月3日に同時開催します。
 今年は、まつり会場を総合運動公園に集中させ、来場者にわかりやすい会場設定といたします。また、キャッチフレーズは、「つどうよろこび笑顔でつなぐながれやま」とし、健康都市ながれやまをイメージし、幼児から高齢者まで一日中楽しめる市民まつりを目指してまいります。

 次に、市民ふれあいセンター相馬ユートピアの運営廃止について申し上げます。

 市民ふれあいセンター相馬ユートピアの運営につきましては、財政的な支援が、年間4千万円にも及ぶことから、経営のあり方を姉妹都市の相馬市と協議を続けてまいりました。経営診断の結果や詳細な相馬市との協議、さらに今年度行ったパブリックコメントの結果、廃止5件、存続2件のご意見を頂きました。これらのことについて、総合的に判断し、平成20年3月31日をもって本施設を廃止することといたしました。
 また、本施設の廃止に伴い、流山市・相馬市が出資している株式会社流山相馬ふるさと振興公社も併せて解散いたします。
 本施設の廃止に伴い、同施設の建設費借入金の未償還金については、関東財務局と協議をし、平成20年9月の定期償還手続と同時期に残金約1億7千万円を一括返済する方向で、来年度予算に計上してまいりたいと考えております。

 次に、総合防災訓練について申し上げます。

 本年度の総合防災訓練は、今年で30回目を迎え、8月26日に西初石小学校を会場として実施いたしました。
 当日は、残暑厳しい折にもかかわらず、周辺自治会や防災関係機関の皆様をはじめ620名の方々の参加をいただき、住民の方々の避難、救助、救護、初期消火という最も基本的な訓練のほか、要援護者を含めた避難誘導訓練を実施するなど、実践的かつ効果的な訓練が行われました。災害という不測の事態に備えるため、今後とも、このような訓練を通じて防災に対する市民と行政の共通認識を培うとともに、市民のための防災体制の強化に努めてまいります。
 7月16日に発生しました新潟県中越沖地震に対し、一日も早い復興を願い、私以下幹部職員からの義援金計31万円、議員1人当たり1万円で計27万円の義援金を7月20日、新潟県庁東京事務所にお届けしました。また、市では、被災建築物応急危険度判定士の資格を持つ職員1名を被災地に派遣するとともに、市議会議員1名分1万円の義援金を8月6日に送金いたしました。

 次に、ヘルスアップ事業応募状況について申し上げます。

 健康都市宣言を機により多くの市民の健康づくりを進めるため、本年10月から一人ひとりに適した運動プログラムで体力アップやメタボリックシンドロームの予防・改善を行う、流山ヘルスアップ事業を生涯学習センター及び江戸川台東ふれあいホールの市内2箇所で開催します。参加者の募集状況につきましては、広報や講演会の開催、国民健康保険全世帯への通知等により行ったところですが、8月27日現在441名の応募がありました。今後、さらに多くの市民の参加を募るため、広報等でのPRを行ってまいります。

 次に、高齢者移動支援事業の登録及び利用状況について申し上げます。

 本事業は、本市内で送迎バスを運行している企業等の協力のもと、バスの空席を活用して高齢者の移動支援を行うものです。
関係する企業等と協議を進めました結果、流山中央病院と流山総合病院の協力が得られましたので、去る7月2日から、この2ルートについて事業をスタートさせました。
 流山中央病院ルートは、流山おおたかの森駅、野々下、松ヶ丘、前ヶ崎方面、流山総合病院ルートは、鰭ヶ崎、南流山、平和台、加、宮園方面であります。
 また、利用可能便は、流山中央病院が午前8時10分病院発から午後2時30分病院発の6便、流山総合病院が午前7時30分病院発から午後5時30分病院発までの11便となっております。7月31日現在の状況は、利用登録者が459名で延べ197名の方のご利用をいただきました。
 今後も、引続き企業等と協議を進め、協力を求めてまいりたいと考えております。

 次に、平日夜間診療所の開設について申し上げます。

 市民要望の多い平日夜間診療所につきましては、医師会並びに2次救急医療の受け入れ先の市内3病院、そして薬剤師会のご理解とご協力によりまして、保健センター内の休日診療所において、10月1日から午後7時から午後9時まで業務を開始する予定であります。現在、実施に向けましての詳細な協議を行っているところであります。

 次に、柏健康福祉センターの所管区域の変更について申し上げます。

 平成20年4月に柏市が中核市に移行することに伴い、柏市は単独の保健所を設置するため、柏健康福祉センターを利用しておりました流山市と我孫子市は、松戸保健所の所管区域に編入する方向で準備を進めております。
 所管が変わることより、市民の皆様へのサービスが低下しないよう、県へ申し入れをしました結果、松戸保健所の所管人口が増えることに伴い、県職員の増員や東葛飾合同庁舎の事務室の拡張及び全県的な検査体制の見直しなど、県民サービスの向上が図られる検査体制の構築を目指すと回答をいただいております。

 次に、駅前保育施設設置促進事業について申し上げます。

 おおたかの森駅東口駅前ビルの4階に施設整備を進めておりました私立小山保育園分園及び送迎保育ステーションが、7月2日に開園しました。
 小山保育園分園で実施している一時保育については、延べ90名、子育て支援センターについては、延べ177組の親子、368名の方に利用いただいております。
 一方、市内保育園へバスを利用して送迎を行う送迎保育ステーションは、登録制で運営しておりますが、現在の延べ利用者は、201名の利用となっております。
 なお、8月24日現在の登録児童数は、44名で前月と比べ13名増えております。今後も待機児童の解消に向け、登録者利用数の増加を目指してまいりたいと考えております。

 次に、サマーファンタジア2007と花火大会について申し上げます。

 去る8月18日に流山おおたかの森駅開業2周年記念事業としておおたかの森駅コンサート実行委員会の主催による「流山おおたかの森駅コンサートスペシャル"サマーファンタジア2007"」が同駅南口都市広場において開催されました。このイベントは「流山おおたかの森駅」の社会的、経済的、潜在的価値を示すために開催されたものですが、「南国のリゾート」を出現させ、フラダンスやジャズ、さらに柏市立柏高等学校の吹奏楽200名によるダイナミックなステージなど、延べ1万4千名の方々に楽しんでいただきました。
 次に、同日行われました流山の夏の風物詩として市民に定着しております第31回流山花火大会は、昨年同様、関係者のご尽力により、三郷市の花火大会との同日開催となりました。当日は、関東最大級のナイアガラの滝のほか、コンピューターで花火と音楽を同調させた流山スカイミュージカルに加え、打ち上げ数を1,000発増やし4,500発としたことなど、話題性に富んだ花火大会となり、市内外から約9万4千人のご来場がありました。
 今大会は、有料観覧席のチケット販売を商工会や市役所の担当窓口だけではなく、インターネット予約による一部コンビニエンスストアでの受け渡しを行うなど、利便性に配慮し市内外からの集客を図ったところです。

 次に、産業振興審議会の発足について申し上げます。

 本市の産業の振興について審議する産業振興審議会委員の委嘱を、去る7月20日に行い、同日付けで審議会が発足しました。
審議会は、産業に携わる者、経済団体を代表する者、学識経験を有する者を含む15人で構成され、うち公募による委員につきましては、5人の応募者の中から2人の方を選任いたしました。
 既に2回の審議会が開催され、既存の産業振興施策の評価、新たな産業振興施策及び商店街の活性化につきまして、ご審議いただいているところです。
 今後は、ご提言いただいた事項については、具体的な施策を構築し、市内の産業振興に結び付けていきたいと考えております。

 次に、旧清美園再整備事業の進捗状況について申し上げます。

 旧清美園の再整備につきましては、環境質調査及び敷地内調査を行い、さらに焼却施設解体・撤去計画並びに汚泥再生処理センター整備基本計画等を策定しました。
 このうち、「旧焼却施設の解体・撤去計画」では、近隣住民の皆様の生活環境に十分配慮した解体計画に基づき、解体工事の実施に向けて事業を進めており、来る12月議会には請負契約案件を上程できるように進めております。
 次に、「汚泥再生処理センター建設工事」の進捗状況については、「汚泥再生処理センター整備基本計画」に基づき、臭気、騒音、排水などに最大限配慮するとともに、周辺と調和した、敷地内の緑豊かな施設とするため、設計・施工一括発注とした、総合評価落札方式で請負業者を選定いたします。現在、必要な施設の要求水準や落札者決定基準等の作成作業を進めております。
 今後は、準備が整った段階で、入札公告をし、事業者からの事業提案を受け、総合的に評価を行った上で請負業者を選定し、議会にお諮りすることになります。
 スケジュールとしては、本年度から平成20年度で旧焼却施設を解体し、平成20年度から21年度で汚泥再生処理センターの整備を目指してまいります。
 また、今後も、これまでと同様に事業内容について、議会及び地元住民の皆様に逐次ご説明しながら事業を進めてまいります。

 次に、景観計画及び景観条例の制定について申し上げます。

 本市の良好な景観の形成を図るため、平成18年6月1日付けで千葉県の同意を得て景観法に基づく景観行政団体となり、景観計画の策定及び景観条例の制定に向け、専門家及び市民代表による策定委員会並びに庁内関係各課による検討委員会を組織し、これまで検討してきたところです。
 この度、景観計画及び景観条例の案が整ったことから、9月18日からパブリックコメントを実施し、市民や事業者の皆様、さらには、議会のご意見を反映させ、平成20年4月施行に向け引き続き努力してまいります。

 次に、つくばエクスプレス沿線整備区域の用途地域の指定について申し上げます。

 平成16年11月5日付けで新市街地地区の流山おおたかの森駅周辺、運動公園周辺地区の流山セントラルパーク駅周辺及び西平井・鰭ヶ崎地区の全域を対象に用途地域等の指定を行ったところです。
 今回は、つくばエクスプレスが開業し、さらには、土地区画整理事業によるまちづくりが進む中で、木地区の全域及び新市街地地区の残りの区域について、土地区画整理事業の円滑な推進と土地活用の促進を図るため、用途地域及び地区計画等に関する都市計画手続きを進めようとするものです。
 なお、用途地域及び地区計画等の都市計画手続を進めるにあたっては、地元関係者等への周知及びご理解をいただくため9月9日に地元説明会を開催し、その後、公聴会、案の縦覧等を進めてまいります。

 次に、つくばエクスプレス沿線整備事業の進捗状況について申し上げます。

 県施行の運動公園周辺地区は、今まで主に駅周辺で進められていた道路や下水道などの基盤整備エリアを、今年度から本格的に市野谷方面に拡大し進められています。
 また、流山セントラルパーク駅前の北東側、市総合運動公園に面する約1ヘクタールの市有地の使用収益開始通知が、平成19年7月1日付けであったことから、早期に土地活用が行えるよう市の財政状況も鑑み、民間活力を活かしたプロポーザル方式での事業手法によって、教育、文化、子育て、健康など地域の核としてふさわしい公共公益サービス機能を検討してまいります。
 なお、このプロポーザルによる提案は、本年11月頃に募る予定としております。
 次に、同じく県施行の木地区では、神明堀沿いの調整池の整備をはじめ、南流山小中学校周辺において基盤整備が進められています。また、地域特性を活かした「まちづくり推進計画」について、関係機関との協議・調整を進めています。
 次に、都市再生機構施行の新市街地地区では、今年度から第2段階整備エリアでの基盤整備に着手しており、小山小学校移転用地については、本年9月の引渡しに向け、基盤整備が進められています。また、駅周辺では、本年7月に東口駅前に商業・業務・子育て支援施設等の複合施設が開業したほか、つくばエクスプレス高架下1、2階を利用したTXグランドアベニューおおたかの森や数棟の集合住宅の建設が進められています。
 次に、本市施行の西平井・鰭ヶ崎地区では、造成工事や家屋の移転交渉等、職員一丸となって取り組んできており、西平井地区の一部では、盛土造成工事や道路築造工事を前倒しして着手する準備をしています。
 一方、換地や補償問題については、ご協力を頂いている多くの関係地権者の皆様には、一刻も早く事業を完成させることが市の使命でありますので、今後も事業推進のために積極的に取り組んでまいります。
 さらに、鰭ヶ崎地区への工事展開につきましても、西平井地区と併行して促進する方法や工事の一括発注方式による経費の削減、工期の短縮といった課題整理にも取り組んでおり、来年度からの事業計画に反映してまいります。

 次に、グリーンチェーン戦略について申し上げます。

 つくばエクスプレス沿線整備4地区を対象に、建設される戸建住宅地や集合住宅地内の緑の質と量を一定の基準により評価し、優良事業にはグリーンチェーン認定マークの標示を認め、これまで戸建街区3件、68戸、集合住宅5件、808戸、商業業務施設5件の認定を行い、一定の成果とご理解をいただいてきたところであります。
 そこで、この流山の特色である緑を活かしたまちづくり、グリーンチェーン戦略を、10月1日からは、市域全域に拡大し、都市計画法に規定する開発行為で、本市開発指導要綱第2条に定める500平方メートル以上の開発事業を対象として実施してまいります。
 また、本年8月10日には、グリーンチェーン戦略のインセンティブとなる住宅ローンの特別金利優遇について、常陽銀行と「住宅ローン金利優遇に関する取り決め」を締結しました。この取り決めは、これまで市内4金融機関でも行っておりますが、エンドユーザー向けのこの金利優遇により流山グリーンチェーン戦略がさらに充実、加速することを期待しております。
 さらに、8月17日には、江戸川学園とグリーンチェーン戦略をはじめとする、まちづくりなどについて相互協力協定を締結しました。今後も学官が連携し、住みよい住環境が創出されるよう努力してまいります。

 次に、松戸・野田有料道路の無料化について申し上げます。

 松戸・野田有料道路は、主要地方道松戸・野田線のバイパス道路として昭和52年10月1日に供用開始されて以来、30年間利用者が料金を負担して通行してまいりましたが、本年10月1日より無料開放となります。
 このため、千葉県北西部における主要な道路交通網の一翼を担う路線としての役割から、広域的な物流路線として利便性が、さらに高まるとともに、旧道となります主要地方道松戸・野田線の流山市南地先から野田市下町(しもちょう)地先までの約9キロメートルの区間について、現在、野田市と連携して千葉県と移管の協議を行っております。

 次に、小山小学校校舎建設等PFI事業について申し上げます。

 6月定例会の議決後、7月2日に特定事業契約を行い、おおたかの森PFI株式会社による基本設計が終了したところです。現在、実施設計が行われておりますが、入札の際の契約相手からの提案書をベースに、小山小学校の保護者の方々をはじめ、小山小地区社会福祉協議会及び学童クラブの運営委員会、現場の教師や子どもたち等を対象にした説明会等を行い、そこで出された意見や要望を踏まえ、利用区分の修正を行いました。
 その結果、学校及び福祉施設それぞれの施設の有効的活用等、複合施設としてのメリットが一層向上し、機能的にも優れた基本設計となっております。実施設計につきましては、説明会等を開催し、状況等を広く市民の方々にご報告してまいります。
 今後の予定としましては、おおたかの森PFI株式会社による建築確認申請手続きが行われ、本年12月の工事着工を目指してまいります。

 以上で、市政に関する一般報告を終わります。

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