平成22年流山市議会第2回定例会

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ページ番号1009782  更新日 平成29年9月15日

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市政に関する一般報告

 只今、全国市議会議長会において、表彰の栄に浴された、田中美恵子議員におかれましては、お喜びのことと存じます。
 長年のご功績が評価されたものと、心からお祝いを申し上げますとともに、今後ますますの御活躍をお祈り申し上げます。

 本日ここに、平成22年第2回定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、多くのご出席を頂き、ありがとうございます。
 本定例会では、議案10件、報告9件について、ご審議を頂きますのでよろしくお願い申し上げます。
 提案理由の説明に先立ちまして、市政に関する諸般の報告を申し上げます。
 人口の動静及び財政状況につきましては、お配りした資料により、 報告に代えさせていただきます。

 まず、はじめに、「出前講座 どこでもトークながれやま」について申し上げます。

 自治会や市民団体の皆様に、市職員が出向いて施策などの説明を行う出前講座「どこでもトークながれやま」を6月から開始します。
 この出前講座は、市民の皆様に市政に関する理解を深めていただくとともに、市民自治によるまちづくりを推進することを目的としており、流山市自治基本条例に定める市民の皆様との情報共有を進めるものです。本年度は、後期基本計画や財政、子育て、教育など17の講座を実施します。多くの市民の皆様が活用されることを期待しております。

 次に、「平和施策」について申し上げます。

 本市では、平和事業の一環として、市民手づくりの千羽鶴を、広島平和記念公園の、原爆の子の像に献納する事業を行ってまいりました。
 今年度も、公募による市内小学5年生,6年生を平和大使として任命し、8月に広島へ派遣する事業を引き続き行ってまいります。
 平和大使は広島にて千羽鶴の献納はもとより、平和記念資料館の見学や被爆者の体験談を聞くなど、戦争の悲惨な実態を学び、平和大使としての作文集を作成するなど、その体験をとおして平和の尊さを次世代へ繋いでいこうとするものです。
 また、核兵器による戦争の悲惨さと平和の尊さを啓発する事業として、市役所市民ギャラリーをはじめ、生涯学習センターと森の図書館において、広島 平和記念資料館から提供を受け、「平和ポスター展」を開催する予定です。
 さらに、財団法人日本ユニセフ協会の協力を得て、小学校2校で 「平和教室」を開催し、平和の尊さ、大切さを伝えていきたいと考えて おります。

 次に、新しい食のスタイルをめざす、流山「森のマルシェ」について申し上げます。

 本市と「森のマルシェ実行委員会」は、6月19日の土曜日に、流山おおたかの森駅南口都市広場ならびに南口公園において、第1回目の流山「森のマルシェ」を開催します。
 今回の流山「森のマルシェ」は、出店数約20店舗を予定しており、 農産物の生産者や飲食店、来場者とのコラボレーションにより、新しい食のスタイルを発見しようと試みるもので、流山市の「食」を通して来場者に、周辺の自然環境、住環境の素晴らしさを感じていただけるイベントとして企画しました。
 今後、この流山「森のマルシェ」は、毎月第三土曜日を定例開催日として、12月まで計7回開催する予定です。

 次に、「企業誘致」について申し上げます。

 市内への企業立地や流山おおたかの森駅及び流山セントラルパーク駅前市有地の有効活用を推進することなどを目的とする、誘致推進課の業務がスタートいたしました。
 また、この5月には、本市の将来性を見込み、都内から西平井地区に、本社を移転する企業も出てまいりました。
 今後も、高い交通利便性や計画的なまちづくりなど本市の魅力を企業に伝え、積極的な企業誘致を推進してまいりたいと考えております。

 次に、「事務事業の廃止、見直し等の検討会議」いわゆる流山版事業仕分けの公開について申し上げます。

 後期基本計画を効率的・効果的に推進するためには、事務事業に対する行政評価を市民目線で行ない、市民の皆様と常に見直していくことが重要と考えています。
 市が実施した事業そのものの必要性や改善の余地、本来の実施主体はどこなのかなど、これまでの事業の進め方について、第三者の視点を交えて、公開の場で検証・議論し、行財政の改革・改善に役立てるため、「事業仕分け」の流山版を8月28日に開催します。
 評価委員には、有識者や行財政改革審議会委員の市民代表の方にお願いする予定で、インターネットによる公開も予定しています。現在、事務事業の選定に向け準備を行っております。

 次に、「市役所旧第2庁舎の解体工事」について申し上げます。

 新第2庁舎については、去る3月に竣工し、この4月から市民の皆様にご利用頂いております。
 これまで使用していた旧第2庁舎については、7月下旬から約5箇月間の工期予定で解体準備を進めています。工事期間中は、 廃材運搬車両が出入りすることから、安全を最優先とするため庁舎前の駐車場の使用を一部制限することになります。
 来庁する皆様にご不便をおかけすることになりますが、ご理解とご協力を頂きながら、安全第一で工事を進めてまいります。

 次に、「市道105号線(加一丁目地先)の押しボタン式信号機の設置」について申し上げます。

 (仮称)流山北小学校区学童クラブの設置に伴う安全面への配慮や、かねてから、交通安全対策として、地元住民の方々から要望が寄せられていた、主要地方道松戸野田線との交差点と京成ストアー加台店前交差点間の押しボタン式信号機の設置については、交通管理者である警察から、9月頃までには設置する旨の連絡を受け、現在調整を進めております。

 次に、「女性特有のがん検診の実施」について申し上げます。

 昨年度、国からの全額補助により、特定の年齢に達した女性に対する、女性特有のがん検診として、子宮頚がん及び乳がんに関するがん検診を実施しましたが、本年度は、国の補助率が不確定であったため、当初は予算化を見送っておりました。
 しかしながら、4月に入り、国から2分の1の国庫補助が行われることが判明したことから、本市といたしましても、昨年度同様の女性特有のがん検診を実施したいと考えております。なお、検診は、本年9月からの実施を予定しております。

 次に、「子ども手当」について申し上げます。

 今までの児童手当からの移行分約9,000件のほか、新たに申請が必要となる方の手続き状況については、書類の提出期限である平成 22年5月14日時点で、3,440件となっています。子ども手当が勤務先から支給される公務員を除いた支給対象を4,380件と推定しますと、申請率は78.5%となります。
 現在、6月15日の手当支給に向けて準備作業を急いでおりますが、残りの未申請分940件については、締め切り日以後も随時受付を行っており、9月末の申請猶予期限までに手続きを完了するよう、広報紙等で周知に努めてまいります。

 次に、「保育所整備」について申し上げます。

 平成22年4月1日における保育所の待機児童数は、国の基準で74人となっています。また、入所児童数と待機児童数の合算数は、2,016人となり、平成21年4月1日の1,796人から220人増加しました。
この背景には、大都市圏に共通する保育需要の急増があり、本市の保育需要は、平成23年度以降も増加していくと受け止めており、現在進めている「千葉県安心こども基金」を活用した保育所整備に加え、新たな保育所の緊急整備が必要であると考えています。
 そのような状況から、本市から学校法人江戸川学園に対し、おおたかの森地区における保育需要の増加を説明し、保育所の緊急整備を要望しましたところ、快諾していただきました。学校法人が新たに社会福祉法人を設立し、保育園を運営することは、県下でも初めての試みとなっています。
 また、市ではこの保育園設置に当たり千葉県と協議を行い「千葉県安心子ども基金」の対象に加える旨の内諾を得たところです。
 これにより、平成22年度事業としては、初石地区及び南流山地区への保育所の新設、並びに、かやのき保育園の増改築と合わせ、計4施設の保育所整備を行うこととなり、360人の定員が増加することになります。

 次に、「第34回流山花火大会の開催」について申し上げます。

 去る5月27日、流山花火大会実行委員会が開催され、夏の風物詩として、たくさんの方が楽しみにされている「流山花火大会」が、8月21日江戸川堤において、埼玉県三郷市の花火大会と同日開催されることになりました。
 この花火大会も今回で34回目を数え、音楽と花火が競演するスカイミュージカルなど、両市を合わせ約1万発の花火の打上げが予定されており、市内外から多くの方にご来場いただけることを期待しております。

 次に、「グリーンウェイブ2010の実施」について申し上げます。

 毎年5月22日は、国連が定めた「国際生物多様性の日」として、国際機関である生物多様性条約事務局では世界各地の青少年の手で、それぞれの 学校の敷地などに植樹等を行う「グリーンウェイブ」の実施を呼びかけています。
 また、国では、この呼びかけに応じ、生物多様性に関する認識を広め、生物多様性の保全と持続可能な利用を促進するとともに、COP10生物多様性条約第10回締約国会議の日本開催と国際生物多様性年に対する機運を高めることを目的に、3月1日から5月31日までの期間、「グリーンウェイブ2010」として広く参加を呼びかけました。
 そこで、本市でも、その趣旨に賛同し、公共施設へのグリーンチェーンの普及を進めるためにも、5月31日までに市内小中学校全校において、児童生徒たちの手により学校敷地内で植樹を行ったところです。
 なお、本市では、生物多様性ながれやま戦略を策定したことから、7月には、「(仮称)生物多様性自治体サミット」を、10月には、子ども達を対象とした「生物多様性シンポジウム ビオキッズ10」の開催を計画しております。

 次に、「ぐりーんバスの新規導入路線の利用状況、平成22年度の向小金・前ヶ崎地区への導入に向けた動向及び江戸川台西ルートの見直し」について申し上げます。

 本年、3月1日に運行を開始した、野々下・八木南団地循環ルートの利用状況は、1便平均乗車数で見ますと、3月が4.9人、4月が5.7人と若干伸びてはいますが、収支率は35%にとどまり、さらに多くの皆さんの利用を呼びかけなければならない状況です。
なお、収支率向上策としまして、今後地元の皆さんの協力の下で、乗車啓発ちらしの配布等PRを行って参ります。
 また、今年度末の導入を目指している向小金・前ヶ崎地域での動向ですが、現在、地元検討委員会において、導入についての検討をしていただいており、引き続き地元の皆様と運行に向け協議をしてまいります。
 さらに、平成21年3月に、真和団地を経由するコースに見直しした 江戸川台西ルートは、1年が経過したところですが、真和団地方面のみを見ると、利用状況が1便当たり1人程度で、同コース導入時に廃止した美原コースよりも利用者が少ないことから、改めて利用が期待でき、収支を伸ばせる経路の検討を行っているところです。

 次に、「都市計画道路3・1・1号線の変更」について申し上げます。

 都市計画道路3・1・1号線の変更については、3月議会で進捗状況を一般報告させていただき、その後、千葉県をはじめ、土地区画整理事業者など関係機関と変更の内容等について協議及び調整を行い、3月下旬から地元説明会を開催いたしました。
 変更の内容といたしましては、都市計画道路番号及び名称については、3・1・1号東京第2外郭環状流山線を3・3・1号芝崎市野谷線と改め、計画幅員40メートルを27メートルから18メートルに、延長約7,030メートルを約1,770メートルに変更し、市野谷の森から流山総合運動公園、さらに坂川を結ぶ、いわゆる「風の道」として、TX沿線整備地域内の幹線道路に変更することとしております。
 この説明会については、つくばエクスプレス沿線地域の新市街地地区、運動公園周辺地区をはじめ市内各地を対象に、3月22日から 4月3日までの間に、計12回開催し、述べ180名の方々にご出席をいただきました。
 説明会では、土地区画整理に関するご質問、ご意見をいただきましたが、今後、土地区画整理事業の推進に活かしていきたいと考えております。
 なお、今後のスケジュールですが、案の縦覧、都市計画審議会を経て、平成22年末の都市計画決定を目指してまいります。

 次に、「高齢化社会に対応した住宅施策」について申し上げます。

 住宅施策の一環として、住み替えを考えている50歳以上の方々対象に「一般社団法人移住・住みかえ支援機構」が行う「マイホーム借上げ制度」について、去る5月1日号の広報ながれやまでお知らせしたところです。
 また、本市では、この「マイホーム借上げ制度」と並行し、今後、ますます進む高齢化社会に対応するため、高齢者の方々が安心して流山に住み続けられる高齢者向け住宅への入居および、住み替えの仕組みづくりについて、福祉、住宅部門及び地元宅建業界などと連携し、検討を行ってまいります。

 次に、「つくばエクスプレス沿線整備事業の進捗状況」について申し上げます。

 木地区では、平成21年度末の事業費ベースでの進捗が約50%となりました。今年度は、地区の骨格となる都市計画道路木流山線の本年度内の完成に向けた整備を行うとともに、引き続き木南流山線の整備を促進し、南流山駅方面への交通アクセスの改善に取り組んでおります。
 運動公園周辺地区では、平成21年度末の事業費ベースでの進捗が約29%と低く更なる事業のスピードアップが求められております。
 流山セントラルパーク駅前センター地区においては、B街区の整備が概ね完了し、引き続きD街区の整備を促進します。また、地区南部の排水先となる2号調整池の整備に着手しました。
 新市街地地区では、平成21年度末の事業費ベースでの進捗が約58%となりました。既に地区の全域で工事が進められておりますが、東口駅前線や隣接する街区の整備についても着手しています。
 また、西口交通広場の暫定供用に向けた整備について着手する予定となっております。さらに、流山セントラルパーク駅と流山おおたかの森駅を結び両地区との連携を図る上で重要な、都市計画道路中駒木線並びに加市野谷線については、本年秋口の暫定供用を目指し整備を進めております。
 西平井・鰭ヶ崎地区では、平成21年度末の事業費ベースでの進捗が約57%となりました。
 鰭ヶ崎地区の事業計画の変更に当たっては、地元説明会を4月17日から4回開催したところですが、その後も個別相談を受け付けております。地権者の方からは、土地利用計画案については理解するが、一刻も早く整備に着手し、事業期間の平成28年度には完成させてほしいなどの御意見をいただいております。
 今後は、関係地権者の意向や関係機関との協議、調整を行い、最終的な土地利用計画案を作成してまいります。
 また、事業計画変更による換地計画の見直しも並行して行い、仮換地案を作成し、関係地権者への説明を行ってまいります。

 次に、「江戸川新橋道路」について申し上げます。

 周辺住民との覚書に基づき、県道松戸野田線との交差を高架構造に変更するよう要望した結果、本年3月の住民対話集会の場で、千葉県から、高架構造に変更して事業化に取り組んでいく旨の表明と高架構造の概要説明がありました。
 千葉県では、今年度、境界確認測量と道路予備設計を行い、今後、都市計画変更を経て事業着手に進む計画になっております。
 本市としても、千葉県と協力して早期の事業着手に努めてまいります。

 次に、「新東谷調整池整備事業の進捗状況」について申し上げます。

 新東谷調整池整備事業については、昨年12月から工事に着手しており、神明堀と接する流入・放流調節施設については、余水吐・横越 流堤施設の第1期工事がほぼ完了しております。また、調整池本体については、地下水の流入を遮断する遮水壁を造成するため、ハット型鋼製矢板圧入工事とTRD工法による等圧式地中壁工事を並行して行っております。
 今後も周辺地域の生活環境の保全と安全に配慮し、来年3月の完成を目指して工事を行ってまいります。

 次に、「つくばエクスプレス沿線開発区域における小中併設校の候補地の決定」について申し上げます。

 つくばエクスプレス沿線区域内における公立学校の配置については、新市街地地区に小学校1校、中学校1校を、運動公園地区に小学校 1校の用地を確保する予定でしたが、小・中学校の相互施設の共有化を図り教育の連携を強化した新たな学校作りを目指す為、小学校1校、中学校1校を1つの区画に併設する計画に変更いたしました。
 この用地について、この度、土地区画整理事業者と協議を行い、県立市野谷の森公園と都市計画道路3・4・5号線に近接する約3.5ヘクタールの土地を候補地と決めたところです。
 今後、都市再生機構及び千葉県を含め、関係機関と協議、調整を 図ってまいります。

 次に、「幼稚園学校建物耐震改修事業」について申し上げます。

 江戸川台幼稚園については、今年度耐震補強工事を実施する計画で、園舎の耐震診断を実施しましたが、構造耐震指標IS値が0.08で、耐震強度が極めて低い建物であるとの判定が下されました。
 このため、費用対効果や園児・職員の安全確保を図ることを最優先としなければならないことから、事業を見直すことが必要であると判断し、耐震補強から建て替えることに変更することとしました。
 また、江戸川台幼稚園については、これまでの幼稚園協議会の「公立幼稚園を順次廃園とする。」との答申を尊重し、平成24年3月に廃園することとします。
 建て替えるに当り幼稚園の運営については、江戸川台小学校の多目的教室などを活用します。
 また、その敷地に建築する新たな施設は、幼児教育の充実や子育て支援の機能強化を担う目的の施設とします。
具体的には、これまでに答申に沿って新市街地地区に設置しておりました、幼児教育研究室を移転し、実践的な幼児教育の研究や情報発信の場として、2クラス程度の附属幼稚園を併設した(仮称)幼児教育支援センターとし平成24年4月に開園する方向で進めることを幼稚園協議会に諮問していきたいと考えています。

 次に、「移動図書館の廃止」について申し上げます。

 つくばエクスプレスの開通をはじめとする市内公共交通機関網の整備やインターネットでの検索・予約サービスが充実したことなどにより、図書館の利用環境は変化してきています。
 このような状況の中で、昭和53年6月から導入した中央図書館及び分館のサービスエリア外を巡回する本市の移動図書館サービスについては、現行車両の老朽化、近年の利用率の低迷等から、本年9月30日をもって廃止することとなりました。
 障害者、妊婦への宅配サービスをはじめとして、小中学校等への団体貸出の充実強化、市内大学との相互貸借の利用促進、予約資料配達サービスなどにより、今後さらに充実したサービスを図っていきます。

 以上で市政に関する一般報告を終わります。

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