平成21年流山市議会第2回定例会

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ページ番号1009787  更新日 平成29年9月15日

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市政に関する一般報告

 本日ここに、平成21年第2回定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、全員ご出席を頂き感謝申し上げます。
 本定例会では、議案9件、報告14件につきまして、ご審議を頂きますのでよろしくお願い申し上げます。 

 提案理由の説明に先立ちまして、市政に関する諸般の報告を申し上げます。
 人口の動静及び財政状況につきましては、お配りした資料により、報告に代えさせていただきます。

 はじめに、自治基本条例制定後の周知活動について申し上げます。

 自治基本条例については、本年第1回定例会で議会基本条例と同時可決され、4月から同時施行されました。
 この「自治基本条例」の実効性を高めるため、去る5月21日と26日の2日間にわたり、職員を対象とした4回の研修会を開催しました。
 この研修会では、策定調整会議の議長をつとめていただいた、相模女子大学教授の松下啓一先生を講師に招き、435名の職員が受講致しました。
 今後は、条文に基づく具体的な取り組みについて、年次計画を定めて推進して参ります。
 また、7月18日には「市民フォーラム」を開催し、自治の主体である市民の皆様方の理解を深めてまいります。

 次に、後期基本計画の策定状況について申し上げます。

 現在、庁内での作業として平成22年度から平成31年度までの今後10年間に行う主な事業について、財源の裏付けのある計画とするため、事業担当部局とのヒアリングを実施しております。その後、行政評価システムを活用した、事業の優先度評価を行い、事業選択に入って参ります。
 また、昨年6月に公表いたしました人口推計については、百年に一度と言われる世界金融危機に伴い、見直し作業を行うよう指示し、こうした作業状況について、去る6月3日に開催された第5回総合計画審議会に、現在までの経過を報告したところです。
 今後、7月末には基本計画の素案を作成し、9月を目途にタウンミーティングやパブリックコメントを実施し、議会の皆様にも、ご意見を頂きながら、策定作業を進めてまいります。
 その後、12月議会に基本計画を議案として上程して参りたいと考えております。

 次に、流山市国際姉妹都市市民協議会の設立について申し上げます。

 本市における国際姉妹都市のあり方について調査・検討を行い、国際交流に係る考え方を取りまとめるため「流山市国際姉妹都市市民協議会」を設立し、今月中の会議の開催に向け準備を進めております。
協議会の委員構成としては、公募の一般市民5名のほか、国際交流関係2団体及び経済関係団体2団体から推薦を受けた代表者4名、合わせて9名で構成しております。
 一般市民の公募にあたっては、4月15日号の広報にて募集をしたところ、9名の応募があり、去る5月27日に面接を行ったところです。
 今後、協議会での検討結果を受け、将来における本市と海外の都市との姉妹都市交流のあり方等について、具体的な方向性を導き出していきたいと考えております。

 次に、流山おおたかの森駅自由通路の広告事業について申し上げます。

 4月1日に新たに広告掲出要綱を制定し、流山おおたかの森駅自由通路 広告媒体での広告募集を始めております。
 今回の対象は、自由通路内の柱8本と4か所のポスター掲出ボードです。これにより、次年度以降1,500万円から2,000万円程度の広告収入が見込め、また「楽しい駅のにぎわい」を創りだす、質が高く話題性のある装飾が行われることで、本市の知名度アップ、イメージアップにもつながると考えております。
 現在、6月下旬の契約に向けて、最初の広告主となる企業と協議を進めているところです。

 次に、新第2庁舎建設事業について申し上げます。

 新第2庁舎建設につきましては、去る5月2日から準備工事に着手し、平成22年2月28日までの期間で工事を進めて参ります。
 今後の工事予定といたしましては、大きく分けまして、杭打ちを含めた基礎工事が8月中旬迄、鉄骨組立て工事が10月中旬、外壁工事が塗装工事を含め1月中旬、その他の内外装、外構、機械設備、電気設備工事が2月上旬までとなっております。
 工事期間中は臨時駐車場の設置や庁舎への出入り等の通路規制など、市役所利用者の皆様には御不便をおかけいたしますが、御理解並びに御協力をお願い申し上げます。

 次に、特別養護老人ホームの整備について申し上げます。

500名を超える入所待機者の要望に応えるため、現在、平成21年度事業として千葉県が進める広域型の施設整備として、医療法人社団「天宣会」が建設に向け協議を進めております。
 場所は、駒木649番地の3、面積約2,600平方メートルの市有地を活用いたします。運営主体については、(仮称)社会福祉法人「天宣会」を新たに設立し、鉄筋コンクリート造り3階建て、延床面積約5,000平方メートル程度、長期入所100名、短期入所10名、デイサービス30名の施設建設を予定しております。

 次に、エコアクション21認証・登録について申し上げます。

 環境管理システムの一つである「エコアクション21認証・登録」についてですが、市役所本庁及びクリーンセンターを対象として、書類審査や現地審査、さらには私へのインタビューを経て、3月に審査機関において判定委員会が開催されました。
 その結果、平成21年3月31日付けで認証・登録の決定の通知を受け、認証・登録証が交付されました。
 千葉県内の自治体における認定・登録は、同時期に登録申請を行いました八千代市と本市の2自治体となります。
 今後は、環境活動レポートの環境方針等に基づき、各部署の業務を通して、環境保全の取り組みを一層積極的に推進してまいります。

 次に、旧清美園再整備事業の進捗状況について申し上げます。

 旧清美園再整備事業として進めている汚泥再生処理センターの建設については、4月から処理管理棟の基礎工事を行い、現在地下水槽部の躯体工事を行っております。
また、剪定枝資源化棟も現在基礎工事を行っており、平成22年3月の完成を目指して順調に工事を進めております。
今後も周辺地域の生活環境の保全と安全に配慮して工事を進めてまいります。

 次に、ぐりーんバス運行事業の状況について申し上げます。

 ぐりーんバスは、平成17年11月に運行を開始し、昨年12月1日には延べ利用者数が100万人を突破いたしました。
 その後の利用者数も伸びており、平成20年度の利用者数は、478,790人と前年度に比べて15.1%の増となっています。
 1便あたりの平均乗車数では、平成19年度の9.8人に対し、11.6人と約18%の伸びを示しています。
 各ルート別の利用者数を見ましても、全てのルートにおいて前年度に比べて数値が伸びており、西初石ルートにおいては、約23%と大きな伸びを示しております。
 また、今年3月に新規に導入しました美田・駒木台ルートの利用者数につきましては、3月が5,897人、4月が6,527人、5月が、7,212人と毎月11%の伸びを示しております。
 なお、平成20年度の補填額は約1,936万円と、平成19年度の約2,325万円に対し389万円減額となっており、収支率も対前年度比6%改善される76.7%になるなど、地域の皆様にとって有用な公共交通となっているところです。
 なお、今年度は、野々下地域や向小金・前ヶ崎地域への導入に向け、地域の皆さんからルートや運行形態などについて、ご意見を伺いながら検討を進めてまいります。

 次に、つくばエクスプレスの東京駅延伸に向けた活動について申し上げます。

 東京駅延伸については、首都圏新都市鉄道の経営に与える影響を鑑み、経営安定化の目標である平成22年度の一日平均乗車人員27万人を達成することが前提とされてきたところですが、今年4月の一日の平均乗車人員が、27万500人となったところであり、東京駅延伸に弾みがついたところです。本市としては、さる5月25日に柏市長とともに千葉県を訪問し、東京駅延伸に向けて力添えをお願いしてきたところです。
 また、今月下旬に開催される首都圏新都市鉄道の株主総会では東京駅延伸に係る要望書を提出する予定です。
 要望書の提出に当たっては、茨城県つくば市、つくばみらい市、守谷市、千葉県柏市、流山市の沿線5市で平成18年以来、継続して要望活動を行ってまいりました。
 東京都や埼玉県の沿線都市については、財政負担やまちづくりの方針から温度差が大きくありましたが、ここで、沿線5都市の積極的な働きかけにより、東京都荒川区、埼玉県八潮市、三郷市にも要望活動に加わっていただけることとなりました。
 今後も関係自治体と連携を深めながら、東京駅延伸の早期実現に向け取組んでまいります。

 次に、つくばエクスプレス沿線整備事業の進捗状況について申し上げます。

 新市街地地区では、平成20年度末の事業費ベースの進捗が約48%となりました。
 既に地区全体で工事が進められていますが、4月に小山小学校及び十太夫福祉会館がオープンしたことから、旧小山小学校の取り壊しが終わる6月末以降、流山おおたかの森駅東口駅前の造成工事に着手する予定となっております。
 運動公園周辺地区では、平成20年度末の事業費ベースの進捗が約26%と低く事業のスピードアップが求められており、セントラルパーク駅前センター地区の造成工事や隣接する都市計画道路 野々下思井線の整備工事を加速させるとともに、流山セントラルパーク駅と流山おおたかの森駅を結びTXと平行して走る、都市計画道路 中・駒木線の整備を促進し、両地区の連携強化を図っていく予定となっています。
 木地区では、平成20年度末の事業費ベースの進捗が約44%となりました。
 今年度は、昨年度に引き続き2か所の調整池工事を進めていくほか、地区の骨格となる都市計画道路 木・流山線及び 木・南流山線の整備を促進し、南流山駅方面への交通アクセスの改善に取り組んでおります。
 西平井・鰭ヶ崎地区は、平成20年度末の事業費ベースの進捗が約53%となりました。
 今年度は、昨年度に引き続き、本地区の北東部を貫く都市計画道路三輪野山・西平井線及び西平井・鰭ヶ崎線の早期開通に向け、西平井浄水場南側の盛土整地工事を 中心に進めてまいります。また、中断移転者が早期に復帰できるように、西平井浄水場西側(道合地区)や流鉄東側(谷津地区)の道路築造工事も、同時に進めて参ります。

 次に、江戸川新橋道路について申し上げます。

 つくばエクスプレス沿線の都市軸道路のうち、江戸川渡河区間である 主要地方道越谷流山線バイパスについて、千葉県では、今年度、国から示された最新の交通需要推計データに基づき、この道路の交通量を推計し、県道松戸野田線との交差構造などに関して環境への影響や交通の流れ、コストなどについて比較検証を行う予定となっております。
 本市としても、千葉県と協力し早期の事業着手が図れるよう努めて参りたいと考えております。

 次に、小山小学校等の複合施設の供用開始について申し上げます。

 小山小学校及び十太夫福祉会館、並びに学童クラブ「おおたかの森ルーム」は、本年4月1日から複合施設として新しく生まれ変わりました。
 4月16日には、「新設を祝う会」を開催し、ご協力を賜りました関係者の皆様のご出席をいただき、盛況のうちに執り行うことができました。
 今後は、緑に囲まれた地域の学び舎、児童と地域が共存、交流する新しい形の学校として、学習の場であると共に、地域コミュニティの核としての役割を果たし、新市街地での街の価値を高めていくことを期待しております。
 次に、第28回財団法人千葉県消防協会東葛飾支部消防操法大会について申し上げます。
 東葛飾地区9市の消防団が参加し、第28回財団法人千葉県消防協会東葛飾支部消防操法大会が、本年7月5日に流山市総合運動公園において開催されます。
 大会種目は、ポンプ車操法の部及び小型ポンプ操法の部の2種目があり、ポンプ車操法の部に9市、小型ポンプ操法の部に7市が出場し、それぞれ上位2チームが、7月25日千葉市において行われる第45回千葉県消防操法大会に出場することとなっております。
 今回の東葛飾支部消防操法大会に本市からは、ポンプ車操法の部に第4分団、小型ポンプ操法の部に第6分団が出場いたします。
 本市を会場に開催される大会の成功と、より一層の消防団員の志気高揚、また市民の安心安全の向上につながることを期待いたしております。

 以上で市政に関する一般報告を終わります。

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