平成18年流山市議会第3回定例会

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ページ番号1009800  更新日 平成29年9月15日

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市政に関する一般報告

 初秋を感じさせるさわやかな日差しと風そよぐ本日ここに、平成18年第3回定例会を招集しましたところ、議員各位には、全員の御出席を頂き、議案26件、報告1件につきまして、御審議を頂きますことに厚く御礼申し上げます。
 提案理由の説明に先立ちまして、市政に関する諸般の報告を申し上げます。
 人口の動静及び財政状況につきましては、お配りした資料により、報告に代えさせていただきます。

 はじめに、自治基本条例策定状況について申し上げます。

 本条例策定に向け、自治基本条例策定市民協議会が中心となり7月24日からこれまでの間に、中学校区別に計10回、90自治会、101名の方々の参加をいただき、市民との意見交換を行い自治基本条例のあり方や必要性、また自治会に関する身近な問題など、積極的な意見交換がなされました。また、8月7日・10日・16日には、市議会の各党会派の皆様との意見交換も行なわれました。自治基本条例策定に当たっては、今後も議会とともに策定していくという考え方で進めて参ります。
 今後は8月15日号の広報でお知らせしましたように、更に対象を広げ、自治会員、商・工・農等事業者団体、障害者団体など、各団体等との意見交換を実施していく予定です。

 次に、流山インターチェンジ中心部物流センター開発事業について申し上げます。

 流山インターチェンジ中心部の約7.4ヘクタールについては、有限会社流山ロジスティックが物流センター事業の実現に向け、都市計画法第29条に基づく開発許可申請書を、8月17日に正式に提出し、現在、都市計画部の担当窓口を中心に関係各課との書類審査を進めており、9月13日に開催される千葉県開発審査会の審査にかけられる予定となっております。また、農地転用や埋立て申請など関係機関とも協議調整が進められております
 一方、地元地権者に対しましては、8月9日にJA流山市の協力により説明会が開催され、今後のスケジュールについて事業者側から説明したところであります。今後、千葉県開発審査会を経て、11月中旬には開発許可とあわせて農地転用、埋立の許可がなされ、本年中には工事に着手する予定と伺っております。
 本市といたしましても、当事業が本市の雇用促進を含め、経済的に大きく寄与するものと考えておりますので、引き続き全面的な支援をしてまいります。

 次に、利根運河の選奨(せんしょう)土木遺産の選定について申し上げます。

 平成16年から2か年にわたり、利根運河を中心に実施した観光立県千葉モデル推進事業において、観光地づくり施策の一つとして「利根運河の選奨土木遺産への認定」について検討してまいりました。
 本年、2月から、「選奨土木遺産の認定申請」について、国土交通省や柏市・野田市への連携を呼びかけ、本市が中心となり、(社団法人)土木学会への働きかけを行ってきたところ、8月1日の土木学会選定委員会にて、全国で25件の選定箇所の1つとして、利根運河が選定されたという内示を頂きました。
 今後は9月1日に土木学会で行われる表彰委員会によって正式に決定される運びとなっております。
 利根運河が、近代土木遺産の中でも優れた評価に値するものに与えられる、「土木学会選奨土木遺産」として新たな社会的地位を得ることになります。これにより、首都圏の観光スポットとして、また、市民の皆様の郷土の誇りとして、利根運河が、ますます親しまれる場所となることを期待するものであります。

 次に、平和施策事業について申し上げます。

 昭和62年に平和都市宣言を行って以来、毎年様々な平和施策事業を実施して参りましたが、平成16年度からは、市民協働の平和施策事業の一環として、市民の皆様にお作りいただいた千羽鶴に平和を祈る想いを託し、広島平和記念公園にこの折鶴を贈る事業を実施してまいりました。
 昨年度は、市職員がこの千羽鶴を広島平和記念公園内「原爆の子の像」に献納し平和を祈念してきたところですが、本年度は、青少年育成会議の協力をいただき、市内の小学生男女3名と関係者4名の合わせて7名が、本市民を代表し、終戦記念日の8月15日に広島平和記念資料館を訪問するとともに、「原爆の子の像」の展示ブースに、およそ5万5千羽の折鶴を献納してまいりました。
 8月24日には、今回、広島に千羽鶴を届けた3名の小学生から、原子爆弾の恐ろしさ、平和の尊さについての報告を受け、私自身も改めて恒久平和を心から願ったところであります。

 次に、つくばエクスプレス開業1周年記念事業の開催について申し上げます。

 8月18日に流山おおたかの森駅南口都市広場で、市制施行40周年と流山おおたかの森駅開業1周年を記念して、「おおたかの森駅コンスペシャル『サマーファンタジア2006』」が駅コン実行委員会主催により開催されました。昨年からの「流山おおたかの森駅コンサート」に大道芸などのアトラクションや市内の飲食店などの協力を得て、オープンカフェを実施しました。さらに、つくばエクスプレスや東武鉄道のグッズ販売も行なわれ、約8,000名の方々の来場があり、夏の夕べのひと時を楽しんでいただきました。

 次に、行財政改革審議会からの答申について申し上げます。

 平成18年2月に行財政改革審議会に諮問いたしました「行政評価制度の外部評価と新行財政改革実行プランの進捗状況」の2件について、それぞれ7月28日及び8月11日に答申を頂きました。
 はじめに、新行財政改革実行プランの進捗状況に関する答申では、「アクションプログラムのうち遅滞している項目は、平成18年度以降の計画を見直すべき」との指摘を受けましたので、担当課に、迅速に対応するよう指示したところであります。
 また、行政評価の外部評価についての答申では、行政評価全体に関する意見と、重点施策10施策に対するご意見をいただきました。これを受け、可能な限り答申内容を反映した行政評価の管理シートの見直しを行いましたので、議会へ報告するとともに、広く市民の皆様に公表してまいります。
 今後は、行財政改革審議会からの答申を真摯に受止め、アクションプログラムに基づく行財政改革を着実に実行するとともに、市民満足度を高める効率的、効果的な行財政運営を推進してまいります。

 次に、総合防災訓練について申し上げます。

 本年度の総合防災訓練は今年で29回目を迎え、8月27日の日曜日に東深井小学校を会場として、周辺20自治会や防災関係機関の参加者650名の協力のもとに、実施いたしました。
 当日は、市職員の非常参集訓練をはじめ、住民の方々の避難、救助、救護、初期消火という最も基本的な訓練や「見る・学ぶ・体験する」をテーマに展示・体験コーナーを設けるなど、効果的に実施いたしました。
 今後とも、防災に対する市民との共通認識のもと防災体制の充実に努めてまいります。

 次に、市役所第2庁舎の改築及び事務室移転について申し上げます。

 市役所第2庁舎の耐震改修につきましては、先の第2回定例会の一般報告で概要を申し上げたところですが、細部についての庁内協議及び議会等のご意見を参考としつつ、つくばエクスプレス沿線周辺の新たな街づくり等による人口増加や、多種多様化する行政需要に対応した事務室の確保を図る観点から、第2庁舎の建て替えを、鉄骨造3階建て延床面積2,568平方メートルとして実施設計業務を鋭意進めております。
 また、施設改修に伴う一部の事務室の移転を8月25日から27日に行い、第1庁舎2階に経済部の商工課、農政課を3階に農業委員会事務局を移転し、土木部の道路管理課、道路建設課、河川課を第3庁舎へ移転したところです。
 なお、土木部の下水道業務課、下水道建設課を新水道庁舎の一部を借用する予定としておりましたが、市民サービスの向上を勘案して、第2新庁舎内とすることといたしました。
 そして、保健福祉部、都市計画部、監査委員事務局、選挙管理委員会事務局等についても平成19年7月の新庁舎の完成に合わせ移転を予定しているところです。

 次に、第28回市民まつりについて申し上げます。

 本年も市民まつり実行委員会の主催により、市民相互の連帯意識の高揚と郷土愛の育成を図ることを目的に、第28回市民まつりが、「福祉まつり」及び「健康まつり」との合同開催により11月3日に開催されます。
 また、商工会主催の「産業博」につきましても、市民まつりとの同時開催を予定しております。
 会場につきましては、「市民まつり」「福祉まつり」のメイン会場を流山セントラルパーク駅東口周辺とし、「健康まつり」と「産業博」のメイン会場を総合運動公園として、互いの相乗効果により、多くの市民等が集い、参加されることを目指します。
 なお、今回の市民まつりは、「市制施行40周年記念事業」と位置づけ、市内外にアピールできるまつりとするとともに、多くの市民ボランティア及び市内大学の学生の皆さんの協力を得ながら、若者も参加できるまつりとしていきたいと考えております。

 次に、障害者自立支援法の施行に伴う地域生活支援事業の実施について申し上げます。

 障害者自立支援法の施行に伴い、市では、10月から相談支援や手話通訳派遣等のコミュニケーション支援、福祉作業所等の地域生活支援事業については、これまでの利用形態を考慮し、原則1割とされる利用者負担を求めないことといたしました。
 また、今後3年間、国の定める自立支援給付のうち、自立支援医療を除く、介護給付・訓練等給付、補装具給付に加えて、市町村が定める地域生活支援事業のうち日常生活用具の給付、ガイドヘルプサービス、デイサービス等を重複利用した場合においても、低所得者に配慮した総合利用上限方式を採用し、自己負担限度額を月額37,200円と定め、障害者の負担を軽減いたします。

 次に、第30回流山花火大会について申し上げます。

 本年は、市制施行40周年記念として、関係者の皆様方の努力により、初めて三郷市との同日開催が実現し、関東では最大級の500メートルのナイアガラの滝などの話題性や、つくばエクスプレス開業1周年記念事業とのタイアップ効果もあり、市外からの来場者も例年以上に多く、延べ約9万5千人の人出となり、市民の皆様に音と光の祭典を楽しんでいただきました。
 今大会は、新しい取り組みとして、有料観覧席の設置や、流山セントラルパーク駅からの無料シャトルバスの運行により、来場者の利便性の向上を図ったほか、つくばエクスプレス沿線各駅や車内へのポスター掲示、北千住駅構内でのPR活動に取り組み、チラシの市内全戸配布及び各商店や事業所、公共施設、交通機関へのポスター掲示などにより、市内外からの集客を図るとともに、本市の知名度アップに寄与したものと考えています。

 次に、旧清美園の再整備について申し上げます。

 旧清美園では、休止している「ごみ焼却施設」の解体と老朽化している「し尿処理施設」の再整備のため、「汚泥再生処理センター」の建設を計画しておりますが、今般、計画の前段として周辺の環境質調査及び敷地内調査に着手いたしました。この調査は、敷地内の土壌及び水質調査を行い、土壌から有害物質が流出していないかを確認するとともに、周辺環境の騒音、振動、悪臭等の現況調査を行うことにより、汚泥再生処理センター建設に係る生活環境影響調査、いわゆる環境アセスメントに対応できるようにするものです。
 去る8月1日に業務委託契約を締結し、現在調査を進めているところであり、今後とも周辺環境に十分配慮しながら計画を進めてまいります。

 次に、ごみ収集運搬業務委託について申し上げます。

 一般廃棄物の収集運搬業務については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律において、これを委託する場合の基準が規定されております。
 そこで、市内廃棄物関係事業者がこの委託基準を満たし、入札が可能となるよう収集区域を分割するなど、条件の整備を検討した結果、平成19年度からの可燃ごみ、不燃ごみ、プラスチック、ペットボトルに関する収集運搬業務の委託にあたっては、競争原理を活かせる入札による契約方法に移行することとし、平成19年度を含めた5年間の債務負担行為を設定いたします。これにより、収集運搬業務の一層の効率化と市民サービスの向上を図ってまいります。

 次に、景観形成の推進について申し上げます。

 県内8番目の景観行政団体となりましたことから、本市の良好な景観の実現に向け景観法に基づく景観計画の策定に着手したところです。
 景観計画策定にあたっては、庁内の関係各課による検討委員会を組織するとともに、大学教授や国土交通省の研究官等の専門家に市民を加えた7人による策定委員会を立上げ、第1回目の策定委員会を去る8月23日に開催し、市内を視察いただくとともに、景観計画の策定に向けた意見を頂戴したところです。
 今後は、景観計画の策定と並行して、景観条例の制定についても、平成18年度内の条例化を目標に進めてまいります。

 次に、つくばエクスプレス開業1周年の利用者数と東京駅延伸の取り組みについて申し上げます。

 昨年8月24日に待望のつくばエクスプレスが開業し、1年が経過しました。利用者数は、平成17年度目標の135,000人に対して、平均で150,700人と順調な滑り出しをいたしました。
 平成18年度は、目標の155,000人に対して、7月には185,100人の利用がありました。
 市内の3駅の内、流山おおたかの森駅と南流山駅の利用者は、つくばエクスプレス沿線20駅中、秋葉原駅、北千住駅に次いで、3位、4位となっています。
 次につくばエクスプレスの東京駅までの延伸の取り組み状況については、6月28日、首都圏新都市鉄道株式会社の株主総会終了後に、つくば市、つくばみらい市、守谷市、柏市と5市連名で、首都圏新都市鉄道株式会社に対しまして、「東京駅延伸並びに延伸構想の公表」や「快速電車の増便や最終電車の時間延長等の運行ダイヤの改正、自転車持ち込み可能な車両の編成」の3点について要望書を提出いたしました。
 また、8月2日には、つくばエクスプレス利用・建設促進議員連盟の総会の席上、東京駅延伸に伴い期待される「首都圏鉄道ネットワークシステム」、「沿線整備事業」及び「つくばエクスプレス運営事業」等に期待される効果について10項目を挙げて、沿線自治体の市長として強く訴え説明し、関係各位の皆様の賛同を得たところです。

 次に、つくばエクスプレス沿線整備事業の進捗状況について申し上げます。

 はじめに、千葉県施行の運動公園周辺地区につきましては、7月27日に開催された地権者組織の「運動公園周辺地区まちづくり推進会」において、施行者から今後3年間の整備区域の説明があり、また、同じく千葉県施行の木地区においても、施行者から地権者に対して、今後3年間の整備区域等を示す「整備予定図」を掲載した「まちづくりだより」が配布され、地権者の理解と協力を求めたところです。
 次に、本市施行の西平井・鰭ヶ崎地区につきましては、保留地分譲の準備を進めているところですが、今回の分譲は、この4月にスタートした「グリーンチェーン戦略」を導入した住宅メーカーが、戸建街区第1号としてグリーンチェーン認定を取得した住宅との共同分譲で、9月末から公募抽選の申し込みを行ってまいります。
 次に、都市再生機構施行の新市街地地区につきましては、現在、第2回の事業計画変更手続きが進められており、7月22日から8月4日まで、都市再生機構千葉常磐開発事務所において案の縦覧が行われました。今後、年内の変更認可に向け、関係機関との調整を含めた手続きが行われる予定となっております。
 また、流山おおたかの森駅南口駅前の商業施設「(仮称)流山おおたかの森ショッピングセンター」につきましては、現在、平成19年3月の開店予定に向けて建設が進められているところですが、7月20日事業者の東神開発株式会社から、大型核店舗の業態及び出店企業が決定したとの発表がありました。その発表によると、1階に食料品中心の「高島屋」及び株式会社イトーヨーカ堂が運営する食品スーパーマーケット、2階には株式会社紀伊国屋書店が東関東最大となる大型書店及び千葉県で3番目、東葛地区では初めての出店となる生活雑貨の株式会社ロフトが出店し、3階にはつくばエクスプレス沿線及び東葛地区最大のスクリーン数を有する東宝株式会社によるシネマコンプレックス「TOHOシネマズ」及び株式会社ナムコがファミリーアミューズメントを中心とした店舗を展開、さらに、健康維持増進を目的とする大型総合スポーツクラブの予定があり、本市の出張所の開設と併せて、コミュニティ形成に寄与すると共に、市内外から集客を目指す大型ショッピングセンターとして、生活・文化の拠点開発が進められるものであります。また、当該ショッピングセンターは、グリーンチェーン認定を取得し、緑化に十分配慮した施設となる予定です。

 次に、つくばエクスプレス沿線の熱環境調査について申し上げます。

 「流山グリーンチェーン戦略」を推進するため、つくばエクスプレス沿線の新市街地地区及び運動公園周辺地区を対象とした温度・湿度等の「熱環境現況観測調査」を8月に開始いたしました。
 この調査は、江戸川大学に委託しているもので、8月19日には、市民ボランティアの参加もいただきながら、「流山おおたかの森駅」及び「流山セントラルパーク駅」周辺地域における温度環境の変化等のモニタリングを行ったところです。
 今後、温湿度分布図や熱環境体感などの結果を取りまとめ、新しいまちづくりに反映させてまいります。
 なお、調査費の一部について、環境省所管国庫委託金の適用を受けております。

 次に、グリーンチェーン認定について申し上げます。

 今年度からスタートしたグリーンチェーン認定制度に基づいて認定した事業につきましては、西平井・鰭ヶ崎地区1事業、流山市新市街地地区3事業の計4事業に認定書を交付したところです。
 認定箇所の詳細につきましては、西平井・鰭ヶ崎地区の17街区13画地戸建街区の共同分譲、敷地面積2,115.43平方メ-トル。新市街地地区では、A4街区1画地の集合住宅、敷地面積24,377.98平方メ-トルと、A5街区の商業・業務施設、敷地面積40,574.60平方メ-トル及びD101街区の商業・業務施設、敷地面積3,016.91平方メ-トルの4事業となりました。

 次に、仮称新流山橋(主要地方道越谷流山線バイパス)の進捗状況について申し上げます。

 千葉県が施行する主要地方道越谷流山線バイパス(仮称新流山橋)事業につきましては、当該道路沿いの環境保全対策を検討するため、大気質調査を実施しております。これまで、春季の調査を5月中旬に、夏季の調査を7月下旬から8月上旬にかけて実施いたしました。今後は、秋季調査と冬季調査を実施するとともに、騒音・振動の調査を併せて実施していく予定となっております。
 6月1日に市役所内に開設した「権利者相談窓口」につきましては、毎月第2、第4水曜日にこれまで5回行い、延べ12名の関係権利者から用地補償、代替地、税金の考え方、スケジュールの相談を受けたほか、交通安全対策等についての要望もありました。
 一方、流山橋の混雑解消を図ることを目的に、本市と三郷市で組織している「江戸川新橋建設促進協議会」が、江戸川新橋建設促進について、8月17日に千葉県知事へ要望書を直接手渡し、8月23日には、埼玉県知事にも要望書を提出いたしました。
 今後とも、千葉県と本市が一体となり、環境対策に留意し周辺住民との信頼回復を図りながら、1日も早い完成を目指してまいります。

 次に、小山小学校校舎等建設について申し上げます。

 小山小学校校舎建設等PFI事業については、7月21日に、PFI法に基づく実施方針を公表したところです。
 今後は、小学校及び福祉関連施設の、施設設備等に関する要求水準書等の公表を経て、10月にはPFI事業者の提案書募集に向けた入札公告を予定しています。
 事業者からの提案書につきましては、学識経験者等で構成する「PFI事業者選定審査会」による、建築計画、事業計画、維持管理・運営計画、資金計画等各方面から総合的な審査を行い、その審査結果を基に、落札事業者を決定し、平成19年3月には当該事業者と仮契約を締結し、同年第2回定例会に、本契約の締結に向けた議案を提出する予定になっております。
 本契約締結の後、基本設計・実施設計が行われ、現在の予定では、平成19年12月から工事を着手し、平成21年2月に完成、同年3月引き渡し、そして、平成21年4月の開校及び開所、というスケジュールで進めてまいりたいと考えております。

 次に、友好都市における体験学習の実施について申し上げます。

 8月7日から11日の4泊5日で、石川県と本市の友好都市である能登町の共同企画による「06'夏 能登の自然体験学習ツアー」に市内12の小学校から、4年生から6年生の28名が参加いたしました。このツアーでは、4泊5日の共同生活と様々な自然体験をとおして「協調性」「規律」「感謝」などを学ぶことができたと報告を受けています。
 安全の確保はもとより、きめ細かなご配慮をいただいた石川県及び能登町の関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 次に、図書館情報提供サービス事業等の実施について申し上げます。

 図書館では、市民の情報拠点として広く皆さまに利用しやすく役立つ施設とするため、新たに次の2つのサービスを開始します。
 第1に、インターネットを利用して、自宅等のパソコンや携帯電話から図書館が所蔵する図書等の検索や貸出予約ができる「情報提供サービス」です。10月から図書館が所蔵する図書等の検索を、11月からは図書等の貸出予約等が可能となります。なお、これに伴う電算システムの更新及び蔵書点検のため、市民の皆さまには御不自由をおかけいたしますが、9月16日から30日までを休館いたします。なお、この休館以前の貸し出しは、通常の2倍までの冊数を貸し出しすることとします。
 第2に、9月から心身等の障害のために図書館に来館することができない方や妊娠中の方への図書等の無料宅配サービスを開始します。特に、今日の少子化社会への対策の一助とするため宅配の対象を妊娠中または乳児を養育している方まで広げたこのサービスは、近隣市ではじめて行うサービスであります。

 次に、第15回流山ロードレース大会の実施について申し上げます。

 今大会は10月8日の日曜日の開催を予定しており、今回は、従来行なわれておりましたコースを変更し、流山セントラルパーク駅前をスタート地点に流山おおたかの森駅付近を折り返してセントラルパーク駅前に戻る10キロコースに改める予定です。また、参加者は昨年の6割増しの、約1,700人を見込んでおります。
 さらに、小学生にも参加していただけるよう2キロコースのファンランを新設し、500人の参加を見込んでいます。
 特別招待選手には、アトランタオリンピック4位入賞を果たした志水見千子さんをはじめ、地元出身の歌手サンプラザ中野さん、東京国際女子マラソンの顔でもあります松田千枝さんが参加予定です。

 次に、杉原元人展の開催について申し上げます。

 日本画家であります杉原元人氏は、市内在住で日本美術界への貢献により勲四等瑞宝章を受章されたほか、1977年から日展審査員を4年間努め、現在、日展参与を努められております。
 この度、杉原氏の作品の一部が市に寄贈され、その作品の中から、日春展出品作や素描数点を選び、9月5日から9月28日まで、庁舎1階市民ギャラリーで公開展示いたします。その後、生涯学習センターにおきまして10月11日から10月24日まで本格的な展示を予定しております。
 市民の皆様をはじめ、多くの方々に杉原氏の素晴らしい作品をご覧になっていただきたいと思います。

 以上で、市政に関する一般報告を終わります。

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