平成19年流山市議会第4回定例会

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ページ番号1009795  更新日 平成29年9月15日

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市政に関する一般報告

 本日ここに、平成19年第4回定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、全員御出席を頂き感謝申し上げます。
 本定例会では、議案22件、報告1件につきまして、御審議を頂きますのでよろしくお願い申し上げます。
 提案理由の説明に先立ちまして、市政に関する諸般の報告を申し上げます。
 人口の動静及び財政状況につきましては、お配りした資料により、報告に代えさせていただきます。

 はじめに、自治基本条例について申し上げます。

 去る9月28日に自治基本条例策定市民協議会から、自治基本条例原案を提出していただきました。
 この原案の提出を受け、市としての素案づくりを進めるため、庁内にプロジェクトチームを組織し、市民協議会の原案について各種法令等との関係を整理するなど、案づくりを進めてまいりました。その後11月19日には、市としての自治基本条例素案の第1次案としてとりまとめ、市議会の皆様をはじめ、市民協議会の皆様にお示しするとともに、市ホームページなどで公表いたしました。
 この第1次案は、前文と10章37条から構成され、協働によるまちづくりを推進することを目的として、基本理念、基本指針、地域コミュニティのあり方、参加と協働に関する原則や制度、市民が求める行政運営の仕組み、議会のあり方や自治を支える主体の責務などを規定しております。
今後、この第1次案について、市議会や市民協議会の皆様からご意見を頂戴しながら、来年1月頃には、市民協議会の代表者5名、市の代表者5名の計10名と学識経験者1名からなる策定調整会議を設置し、素案の調整を図ってまいります。
 条例策定に向け、引き続き、市民の皆様、議員の皆様には、ご協力をお願いいたします。

 次に、市民提案による市民業務参加事業の採択について申し上げます。

 本市では、市民との協働による街づくりを進めるためアウトソーシング計画の一環として、市民提案による業務参加事業の提案を募りました。
 今回の募集は、公権力の行使など公務員でなければならない事務事業を除いた市の事業約460事業を公表しました。
 その結果、NPO団体や民間事業者等から23件の提案をいただき、そのうち広報活動事業、男女共同参画社会づくり啓発事業、アウトソーシング可能性検討調査、NPO活動推進事業、図書館運営事業、リサイクルプラザ運営管理事業の6事業7件の提案を市民サービスの向上、市民との協働、コストの削減などの観点から採択しました。
 採択した提案につきましては、平成20年度から市民業務参加事業として事業化する予定で手続きを進めてまいります。

 次に、第29回市民まつりについて申し上げます。

 11月3日、総合運動公園をメイン会場に市民まつり実行委員会の主催により、市民相互の連帯意識の高揚と郷土愛の育成を目的に「福祉まつり」「健康まつり」との同時開催により、開催されました。
 当日は、恒例の姉妹・友好都市の物産展をはじめ、メインステージにおける、沖縄エイサー太鼓や大江戸玉すだれ、更には、流山セントラルパーク駅から会場までの道路上で行われた特殊車両展示試乗体験コーナーなど、工夫をこらしたイベントが繰り広げられました。好天にも恵まれ人出も昨年を2,000人上回る、20,000人の方々のご来場をいただきました。
 なお、今回も「市民手づくり」のまつりを目指し、会場の準備、運営、撤去及び清掃まで、延べ308人のボランティアの皆様にご協力を頂きました。本席をお借りし感謝申し上げます。

 次に、コミュニティ審議会からの答申書の提出について申し上げます。

 一昨年にコミュニティ審議会に諮問いたしました、「新たなコミュニティ形成を図る対応策」につきまして10月10日にコミュニティ審議会から答申を頂きました。
 本答申では、小学校区単位に「地域まちづくり協議会」の設置を図ること、コミュニティ活動推進計画などの作成のための「全市コミュニティ推進会議」の設置、「自治会の活性化」「人材の育成及び地域コミュニティ活動拠点の確保」などを内容とする答申書を頂きました。
 この答申内容については、広報紙をはじめホームページ、情報公開コーナーなどを活用し、広く市民にお知らせするとともに、今後の本市のコミュニティ施策の推進に役立ててまいりたいと考えております。

 次に、戦没者追悼式について申し上げます。

 さる10月3日、平成19年度の戦没者追悼式を文化会館において、御遺族並びに関係者、約220名の方々の御参列をいただき挙行いたしました。戦後62年を迎え、15万6千流山市民を代表し、戦禍の犠牲となられた方々の御冥福をお祈りするとともに、恒久平和の確立と本市の発展のため、今後とも最善を尽くすことをお誓い申し上げたところです。

 次に、後期高齢者医療制度について申し上げます。

 平成20年4月から実施される後期高齢者医療制度につきまして、千葉県後期高齢者医療広域連合において制度運営内容が検討されています。
 こうした中で、去る11月13日に開会された平成19年第2回千葉県後期高齢者医療広域連合議会定例会には、制度運営の骨子を定める「千葉県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例案」が提出され、可決承認されました。
 これにより、後期高齢者医療制度保険料は、均等割額37,400円と所得割率7.12%の額を合算した額とすることが定められました。この他同条例では、医療給付事業や被保険者の健康増進を図るための保険事業などが規定されております。

 次に、平日夜間診療所の開設について申し上げます。

 医師会及び薬剤師会のご理解とご協力により、去る10月1日から保健センター内の休日診療所に平日夜間診療所を開設いたしました。この開設に伴い当該診療所の名称も「平日夜間・休日診療所」と改め、市民の健康を守る施設として急病患者の初期診療と応急処置業務を拡充いたしました。
 10月1日から11月27日までの利用者数は、平日夜間診療分83名、休日診療分391名、合わせて、474名となっております。

 次に、農業振興基本指針の策定について申し上げます。

 本市農業を取り巻く環境の変化に対応するため、今後の農業振興の推進を図る農業振興基本指針を去る10月に策定しました。
本指針は、各種統計分析を通しての本市農業の実態把握や農業関係機関との意見調整、更には、庁内意見の集約やパブリックコメント等を実施し策定したものです。
 内容的には、農家及び農業経営者の育成・確保、露地野菜の振興、新しい街づくりとの調和等からなる農業振興の基本方向が定められており、本市農業の特性に合わせた都市型農業の確立を図るものです。

 次に、クリーンセンターリサイクル施設内での転落死亡事故について申し上げます。

 11月19日午前11時5分ごろ、クリーンセンター、リサイクル施設の2階で、フォークリフトにより粗大ごみを破砕機の受入ポッパ内に投入する際、運転していたテスコ株式会社の従業員が誤ってフォークリフトごと受入ポッパ内に転落、フォークリフトの下敷きとなり、午後12時34分、搬送先の病院で死亡するという事故が発生いたしました。
 事故の原因等につきましては、流山警察及び柏労働基準監督署が調査中であります。私も早々に現場に赴き現地で説明を受け、その後、業務を受託しておりますテスコ株式会社に対しまして、今回の事故原因の究明、再発防止策を含めた作業の安全対策の徹底並びに遺族に対する誠実な対応について、強く要請したところです。
 また、施設管理担当課につきましても、このような事故が起きないよう関係機関の指導を受けながら、再発防止に全力を傾注するよう指示したところです。

 次に、環境シンポジウム流山の開催結果について申し上げます。

 今年の環境シンポジウムは、市内NPO法人さとやまの企画・運営により、市内環境団体や大学の計15団体が実行委員会を組織し、10月21日にリサイクルプラザ館などで「みんなでやろう!エコライフ」をテーマに開催されました。自然観察会やガレージセールのほか、市民参加によるエコライフの紹介イベントなどに延べ882人が参加し、環境学習を促進する機会にすることができました。

 次に、廃棄物対策審議会へのごみ処理有料化の諮問について申し上げます。

 本市においては、これまで一般廃棄物処理基本計画に沿って、循環型社会の形成を目指し、ごみの減量化を図るために様々な施策を推進しているところですが、近年のごみ処理状況を見てみますと、ごみ発生量が増加傾向にあるなど厳しさを増しているところであります。
 このような状況の中で、ごみ処理の有料化が循環型社会の形成を推進するためのごみの発生抑制施策として、全国的にも導入が進んでいること、また、本市の一般廃棄物処理基本計画において有料化を検討すると位置づけられていることから、去る11月9日に開催された廃棄物対策審議会にごみ処理有料化について諮問し、御審議をお願いしたところです。
 さらに、廃棄物対策審議会の審議過程での課題に適切に対応できるよう、庁内に横断的な検討を行うためのプロジェクトチームを設置したところです。いずれにしましても、慎重にごみ処理有料化の検討を進めてまいりたいと考えております。

 次に、旧清美園再整備事業の進捗状況について申し上げます。

 現在、旧焼却施設の解体・撤去工事と汚泥再生処理センター建設工事の発注手続きを並行して進めております。
 このうち、旧焼却施設の解体・撤去工事については、今議会に請負契約議案を追加提案させていただく予定をしておりますが、議決を賜りました後、平成20年1月には近隣住民の皆様方へ工事説明会を行ってまいりたいと考えております。その後、2月上旬には、工事着工し、11月下旬には解体・撤去が完了する予定です。
 また、焼却施設の解体・撤去後の跡地に計画しております汚泥再生処理センター建設工事については、去る10月31日に入札を公告し、総合評価一般競争入札を実施しましたところ、4社の応募がありました。
 今後は、各社において技術提案書が作成され、平成20年1月に技術提案書の提出と併せて入札を行うことにしております。
その後、4月には提案者のプレゼンテーション及びヒアリング等を実施し、価格と技術の総合評価により落札者を決定し、6月議会に請負契約議案を提案させていただく予定です。
 なお、この、汚泥再生処理センターの建設工事については、平成22年3月末に完了し、平成22年度からの本格稼動を予定しております。

 次に、ぐりーんバス運行2周年及び評価について申し上げます。

 ぐりーんバスについては、平成17年11月から市内3ルートで運行開始し、今年の3月からは西初石ルートを追加し、現在4ルートで運行しているところです。
 運行当初は1か月当り約1万人の利用者でありましたが、その後、着実に増加し本年10月には約3万5千人となっております。
年間の利用者数も、平成18年度は21万人、19年度は10月末で既に23万人、運行開始以来、延べ50万人に達し、市民の足として定着しているところです。
 また、全体の運行収支率としては、平成18年度の3ルートで52%に比べ、平成19年10月では、4ルートで約70%を超えており、平成19年度全体でも65%を超える見込みで、引き続き運行収支の改善向上に努めていきます。
また、各地区から要望が出されている新規路線については、ぐりーんバス導入の基本的な考え方である、駅から徒歩圏外で一定の人口の集積があり、高齢者が多く、路線バスが運行していない住宅地と駅を結ぶことを基本に、道路状況など運行環境を考慮した上で、今年度末までに基本的な方向性を明らかにしてまいります。
 来年度は具体的なルート選定など新規ルートの運行に向けての準備を行ってまいります。

 次に、つくばエクスプレス沿線整備事業の進捗状況について申し上げます。

 県施行の運動公園周辺地区では、市野谷周辺に整備エリアを拡げ道路や下水道などの基盤整備が進められています。今年度中には事業の財源を確保するため、保留地の販売が予定されています。
 また、流山セントラルパーク駅前の市有地約1ヘクタールの土地活用については、民間活力を活かした、公共公益サービス機能の整備事業をプロポーザル方式により進めるため、事前調査や提案事業者の公募・選定についての支援業務を委託し、早期土地利用の実現を図ってまいります。
 次に、同じく県施行の木地区では、神明堀沿いの調整池の整備をはじめ、南流山小中学校周辺において基盤整備が進められています。
次に、都市再生機構施行の新市街地地区では、現在、小山小学校移転用地周辺をはじめ地区の各所で造成工事が進められています。駅周辺では、11月20日につくばエクスプレス高架下1、2階を利用した複合商業施設TXグランドアベニューおおたかの森が開業しましたほか、12月中には駅南口側の大規模集合住宅の入居が始まる予定です。
 次に、本市施行の西平井・鰭ヶ崎地区では、造成工事等の促進を図るため、新たに22筆8,552平方メートルの仮換地指定を行い、21人の関係地権者との損失補償契約を締結させていただいたところです。
 現在、2次造成を含め、4.5ヘクタールの造成工事に着手する準備を整えているところです。
 また、来年度から着手する地盤改良や造成工事に入る区域約3.5ヘクタールの建物移転等の補償交渉にも取り組んでおり、まだ何人かの未同意者もおりますが、出来る限り早い段階でご理解いただけるよう、取り組んでまいります。
 なお、平成28年度までの事業施行期間の延伸手続きにつきましては、国庫補助事業実施計画書の変更協議を進めており、協議が整い次第、年度内に施行期間の変更手続きを進めてまいりたいと考えています。

 次に、三輪野山第2土地区画整理事業の進捗状況について申し上げます。

 三輪野山第2土地区画整理事業につきましては、平成5年4月に土地区画整理組合設立の認可を受け、同組合において、施行面積34.2ヘクタール、事業費108億8,919万7千円を投じて事業を行い、平成18年8月31日をもって、当事業の全ての工事が完了しました。
また、土地区画整理事業を終了させるための法的手続である換地処分が本年9月21日付けで県報にて公告されたことにより、当事業が実質的に完了したところです。
現在、組合では、この換地処分に基づき、住所の変更や区画整理登記などを行ったほか、清算金の徴収・交付などを行っています。
今後は、来年3月の組合解散認可、その後2か月間の解散公告を経て、来年6月の解散に向けて事務手続きを進めていくこととしております。

 次に、主要地方道越谷流山線バイパス(仮称新流山橋)の進捗状況について申し上げます。

 現在の流山橋の渋滞解消と、つくばエクスプレス沿線の都市活動を支える都市軸道路の一部として事業が予定されている主要地方道越谷流山線バイパス(仮称新流山橋)につきましては、平成17年11月に都市計画決定され、2年が経過していることから、各方面から早期の事業着手を望む意見が寄せられているところです。
 こうした声を、事業予定者である千葉県に強く認識していただくため、去る9月21日には、私自身直接、堂本知事にお会いし、事業スケジュールの早期公表や一刻も早く用地取得に取り組んでいただくよう要請を行ったほか、11月26日に東葛飾整備センター所長にもお会いし、同じ内容をお願いところです。
 県からは、平成20年度には関係地権者の協力のもと、用地測量に入りたいとの見解を頂いていたところです。

 次に、成人式の開催について申し上げます。

 本市の成人式は、昭和58年度から新成人により構成された成人式実行委員会によって企画運営を行い、成人の日に挙行してまいりました。
しかしながら、成人の日が平成12年から1月の第2月曜日となったことから、代々の実行委員会では前日の日曜日に開催したいとの意見が多数出されておりました。
 平成20年の成人式は、こうした意見に応え、参加者の利便を図ること、参加者の一層の親睦を深めることなどのため、期日を「成人の日の前日」である1月13日(日曜日)午前10時30分から文化会館大ホールにて挙行することといたしました。
 なお、新成人対象者は、男性832人、女性762人計1,594人となっており、開催のお知らせにつきましては、広報ながれやまをはじめ、個人宛のはがきでご案内を予定しているところです。

 次に、『流山市史通史編2』の和解について申し上げます。

 平成17年3月に刊行しました『流山市史通史編2』の編集にあたり、複数の方に執筆をお願いし、執筆者の皆さんで組織した「執筆者会議」で編集したところですが、同年4月に入り、執筆者の山形紘(ひろし)氏から、著作者人格権の侵害と指摘されたところであります。
 教育委員会としては、一部事務手続きにおける不備があったものの、その事実はなく、執筆者代理人と交渉を続けてまいりました結果、広報及び教育委員会ホームページに謝罪文を掲載すること、書籍の巻末から氏名を削除することなどを内容とする和解が成立いたしました。

 以上で、市政に関する一般報告を終わります。

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