ぐるっと流山 森の図書館 教養講座「大杉栄という生き方 ~没後100年を前に~」
令和4年11月13日(日曜日)、森の図書館で、教養講座「大杉栄という生き方 ~没後100年を前に~」が行われました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため検温、消毒、マスクの着用、そして会場の定員を半数に制限するなど対策を講じて、春と秋に分けて行われたものです。この教養講座は、講演会から読書や郷土史研究などさまざまな学習方法への広がりを目的に、普段は聴けないすてきなお話しに触れようと企画しています。
今回は、大杉栄氏の甥・大杉豊さんを講師にお迎えしての講演会です。大杉豊さんは、横浜市出身で柏市にお住まいです。東京都立大学社会学科卒業後TBSに勤務され、定年退職後、東放学園専門学校や常磐大学の非常勤講師を務められました。また、編著書に「日録・大杉栄伝」(社会評論社)などがあります。
講座の冒頭には、大杉豊さんから、以前流山市に住んでいたことがあること、また流山出身の元新人物往来社社長・大出俊幸さんとは、大杉豊さんの書籍を出版した時からのお付き合いであり、流山市に縁がありますというお話しがありました。そして、今回の講演会は、大出さんのお力添えで実現しました。
当日は、大出さんも講演会に参加され、旧交を温めていらっしゃいました。
この講座では、「大杉栄という生き方 ~没後100年を前に~」をテーマに、大杉栄氏の幼少期のお話しから学生時代、社会運動家、無政府主義者、社会思想家、エスぺランティスト、翻訳家などの多くの活動を時代背景とともにお話しされました。
講演会では、大杉栄氏のさまざまな活動内容と、時代を共にした同士の大杉栄氏の評価や今年の新聞に掲載されたコラムについてお話しがありました。また、「甘粕事件」から99年になることや、9月に開催された大杉栄氏の甥・橘宗一さんの墓前祭の記事についても説明があり、参加者の多くが資料を熱心に見てメモを取っていました。
会場後方には、大杉栄氏関連の図書館資料が置かれ、休憩時や講演会終了後には、参加者の方々が手に取って読まれたり、借りていかれた方も多くいらっしゃいました。また、図書館内には、大杉栄氏に関する資料の展示コーナーが設けられていました。
講演会に参加された方は「大変勉強になりました。関連の文献を読んでみようと思います」、「あっという間の時間でした。貴重なお話しをありがとうございました」、「とても良いお話しでした。大杉栄についての理解が深まりました」などの感想を語っていました。
今後の森の図書館のイベントは、広報ながれやまや森の図書館ホームページをご覧ください。
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