ぐるっと流山　森のJAZZコンサート織絵ボーランドQuartet

　平成29年7月9日（日曜日）、森の図書館で「森のJAZZコンサート織絵ボーランドQuartet」が行われ、約70人の方が歌や生演奏を楽しみました。第7回流山ジャズフェスティバルのタイアップ企画として織絵Borlandさん、岩谷耕資郎さん、橋本英幸さん、大野孝さんを招き、森の図書館主催、流山市文化のまちづくり実行委員会共催で行われたものです。会場では、東日本大震災被災地復興支援のための募金箱を手に協力が呼び掛けられていました。事前に整理券が配布されましたが、応募できる方は、図書館の利用カードをお持ちの方として、読書普及も視野に企画されたイベントです。

　ヴォーカルの織絵Borlandさんは、3歳からピアノ、10歳から作曲を始め、14歳でキーボード、バックコーラスとして仕事を始め、岡崎雅明氏から声楽、マーサ三宅氏、大西善男氏にジャズヴォーカルを師事。渡米を繰り返し、ジャズピアノをJEROME GRAY氏に師事。また、南博氏にもジャズピアノを師事、高橋知子氏にクラシックピアノを師事。マーサ三宅ヴォーカルハウスの講師を9年間務めた後、流山や野田、柏などの地域に密着した音楽、 英語教室などを始めた方です。

　ギターの岩谷耕資郎さんは、流山ジャズフェスティバル初出演です。徳島県出身。10歳よりギターを始め、大阪芸術大学在学中よりジャズに目覚め、上京後、東海林由孝氏に師事。Jazzからpops、fusion、brazil music、Wold Musicほか、幅広い分野で活動中です。「ROLAND　PROFESSIONAL CD LIBRARY」より、「NATURE」「AMERICAN DREAM」「TIME AND SPACE」ほか5枚のCDを発表。そのほか　BS JAPAN「ミッドライフTV」、NHK「エルムンド」などのテレビ番組に出演。2009年、松下奈緒コンサートツアー参加。「Jazz Summer School In Korea」の特別講師として韓国に招待され、マスタークラスを毎年担当しています。国立音楽院ジャズギター講師。

　ベースの橋本英幸さんは、1974年にプロミュージシャンを目指して上京。ヤマハネム音楽院に入学。荒川康夫氏に師事するとともに、音楽理論やピアノなどポピュラー音楽の基礎を学びました。1978年より河上修さんに師事。やなせたかしさんのミュージカルライブなどの演奏でも好評を博し、2010年には、ウィーン国立音楽大学のピアノ教授ミヒャエル・ルビさんと、来日公演でのジャズコンサートで共演し好評を博しました。

　ドラムの大野孝さんは、1967年北海道生まれ。日野元彦さんに師事。1995年、吉田憲司率いるHavatampaにて、メキシコ・キューバツアーに参加し成功を収めました。1997年、ヨシロウ広石さんと東京サルサボールにてアメリカ公演に参加し絶大なる評価を得て、同年キューバの歌手オマーラポルトゥオンド来日の際にはサポートメンバーとして国内ツアーに参加。現在はピットイン・クロコダイルなど、都内を中心にライブ活動やレコーディングなど多方面で活躍中です。

　平和台から友達と3人でお越しになった米山典子さん（54歳）は、「友達を誘うと、図書館でコンサート? と驚かれる方が少なくありません。こうした施設を持った図書館ってあまりないですからね。織絵さんのファンなので、身近な施設でライブが楽しめてうれしい」と話してくださいました。会場では、誰もが知っているスタンダードナンバーが演奏され、拍手が鳴りやまずアンコールが2曲披露されるなどアットホームな雰囲気に包まれていました。