ぐるっと流山 流山の子どもたちが能登町で自然と触れ合う

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ページ番号1015763  更新日 平成29年9月15日

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共に過ごした4日間はかけがえのない思い出に

出発式の写真

 平成29年7月25日(火曜日)から28日(金曜日)まで、石川県能登町で小学5・6年生を対象とした自然体験ツアーが行われました。これは、流山市と能登町の姉妹都市交流事業として平成18年度から始まったもので、今年は公募で選ばれた流山市の小学生30人が、能登町の小学生9人と自然の中で4日間の共同生活を行いました。
 生涯学習センター(流山エルズ)で行われた出発式では、子どもたちは大きな期待の中にちょっぴり不安をにじませた面持ちで保護者の方とお別れし、能登町へと旅立ちました。
 

朝の散歩の写真

 石川県立の宿泊施設「能登少年自然の家」に到着し、地元の子どもたちと合流。初対面の子どもたちは夕食やお風呂を共にすることで徐々に打ち解け、消灯の時間まで、部屋からは楽しそうな話し声が絶えませんでした。
 翌日、能登町で初めて迎えた朝はよく晴れて、澄んだ空気や空と海の青さ、木々の濃い緑に感動の声が上がっていました。朝の散歩として海に面した公園に出かけた子どもたちは、水切りをしたり、きれいな色のすりガラスや貝殻を拾ったりと思う存分海辺で遊び、自然いっぱいの町へやってきたことを改めて実感しているようでした。
 

小型カヌーに乗る子どもたちの写真

 この日の午前中は、日本海に注ぐ九里川尻川で小型カヌーの体験をしました。2~3人乗りの小型カヌーは小回りがきくため、右へ左へと自由自在。息を合わせて器用にパドルを操り、緑に囲まれた広い川を漕ぎまわりました。大渕璃奈さん(西初石小6年)は「川の流れや波でゆらゆら揺れて、スリルがあって楽しかった」と話してくれました。
 小型カヌーのほか、3人乗りの円盤型ボート「UFOボート」も体験しました。小型カヌーより安定感がありますが、まっすぐ進みづらいのが特徴です。出井美壮さん(向小金小5年)は「漕ぐのが難しく、くるくる回ってしまったけど、それがおもしろかった」と興奮気味でした。
 

海が見えるテニスコートの写真

 午後は、藤浪運動公園で能登ソフトテニススポーツ少年団の皆さんと一緒にテニスを楽しみました。能登町では昔からテニスが活発に行われており、その歴史は100年以上にもなります。昭和60年には「テニスの町」を宣言し、全国レベルの選手の育成など、テニスのより一層の活性化に力を入れています。
 同公園のテニス場は室内・屋外合わせて20面のコートがあり、屋外のコートからは海を見下ろすことができます。同スポーツ少年団のコーチや団員の子どもたちの指導の下でたくさん体を動かした後は、昨年5月に開館した「藤浪テニスミュージアム」で、国内最古とされるラケットなど、テニスにまつわる歴史資料約6千点を見学しました。
 

プラネタリウム内部の写真

 この日の夜は、石川県柳田星の観察館「満天星」でプラネタリウム鑑賞と天体観測を行いました。プラネタリウムで星座を学んだあとは、施設の屋上に寝っ転がって実際の夜空を観察。目の前にはプラネタリウム以上とも思える数の星が空いっぱいに輝き、子どもたちは言葉を発することなく、静かに満天の星空を眺めていました。また、県内最大の反射望遠鏡で惑星を観察し、土星の輪や木星の縞模様を見ることができました。

スノーケリングの写真

 3日目は、日本百景にも選ばれた能登の絶景・九十九湾でスノーケリングを体験し、遊覧船に乗りました。スノーケリングでは、子どもたちはインストラクターの指導でめきめき上達し、あっという間に沖へ出て、勇敢に潜っては「海ぶどうがあった」「魚がたくさんいるよ」と見つけたものを報告し合っていました。木村遥登君(流山北小6年)は「能登の海は広くて透き通っていて感動しました。初めは怖かったけどすぐに慣れて、深く潜っていろいろな生き物を見ることができた」と話してくれました。
 遊覧船では、九十九湾の見どころの解説を聞いたり、生け簀場でマダイやアジなどへの餌やりを体験したりしました。
 

抱き合う子どもたちの写真

 最後の夜は、能登町の子どもたちとお別れの時。一緒に晩ごはんを食べた後、握手をしたり、抱き合ったりしながら「また会おうね」「電話するね」と口々に言い合いました。能登町の子どもたちの姿が見えなくなるまで、涙を流しながら大きな声で「ありがとう」「またね」を繰り返し、千切れんばかりに手を振って見送りました。
 新しい友達との出会いと別れを経験し、大自然でさまざまな体験をした子どもたち。流山市へ帰る彼らの顔付きは、ツアー出発前よりも自信に満ち、堂々としたものになっていました。
 

集合写真

 生涯学習センター(流山エルズ)で行われた到着式では、参加者を代表して菅谷柚香さん(南流山小6年)と江渕皓登君(流山小6年)が感想を発表。菅谷さんは「最初はみんなと仲良くなれるか不安だったけれど、一緒に過ごすうちに何でも話せる仲になりました。これからもこの仲間を大切にしていきたい」と、江渕君は「今度は能登の友達に流山に来てもらい、流山のすばらしいところをたくさん教えてあげたい」と話し、子どもたちがこの4日間でかけがえのない友達ができ、人として大きく成長したことを教えてくれました。

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