ぐるっと流山 ジャズ録音100周年 青木研コンサート

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ページ番号1015782  更新日 平成29年9月15日

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オールデイズの名曲を楽しむ

出演者の皆さん

 平成29年7月15日(土曜日)、生涯学習センター(流山エルズ)で「青木研スペシャルアンサンブル」が行われ、200人以上の方が陽気なディキシーランドジャズなどを楽しみました。第7回流山ジャズフェスティバルのひとつとして行われた今回のコンサート。今年はジャズのレコードが録音されて100年目ということで、青木さん秘蔵の78回転SPレコードと蓄音機で1917年3月に録音されたジャズを聴いて、同じ曲を演奏するなど趣向を凝らしたステージでした。

レコードを紹介する青木さん

 流山が生んだ世界的なバンジョー奏者・青木研さんを中心に、クラリネット奏者の第一人者・花岡詠二さん、トランペットの二井田ひとみさん、ベースの松永敦さんというアンサンブルに、テナーサックスの渡辺恭一さん、ドラムのたきざわあつきさん、ボーカルに吉澤紀子さんを招いた陽気なステージが2時間にわたって行われました。会場には、東日本大震災被災地復興支援を呼び掛ける募金箱も置かれ、貴重なレコードや蓄音機と並んで記念写真を撮る方々の姿も多く見受けられました。

演奏する青木さん

 この日、バンジョーを中心にエレキギターも演奏した流山市出身の青木研さん。東葛飾高校在学中から演奏活動を始め、2011年FIGA主催の全米バンジョーコンヴェンション、2013年はハンガリーで開催されたジャズフェスティバルのソリストなど世界的に活躍されています。今回のエンディングでの「聖者の行進」では、傘をさして行進される方や手づくりの団扇を手に応援される方も大勢いらっしゃいました。

演奏する花岡さん

 クラリネット奏者である花岡詠二さんはピアノの演奏も披露し、ステージを盛り上げました。スイングする明るい演奏で知られ、また古典落語にも造詣が深く話術も巧み。オランダやアメリカ、ヨーロッパなど世界的に活躍しているほか、日本大学の芸術学部講師としても活動されています。

演奏する二井田さん

 トランペットとコルネットを演奏した二井田ひとみさんは、北海道北斗市出身。第24回練馬新人演奏会出演者オーディション金管楽器部門優秀賞に合格した後、東京ニューシティ管弦楽団と共演。現在はスタジオミュージシャンとして数々のCD、映画、CM、ドラマなどの録音のほか、さまざまなジャンルのライブやコンサートに参加するなどジャンルで活躍されています。

演奏する松永さん

 テューバとベースで参加された松永敦さんは、2009年にストリート・ブラス・ファンク・ユニット、Black Elephantsを結成しており、第9回日本管打楽器コンクールでは第3位に入賞。ベーシストとしては、ラテン、ジャズを中心に多くのセッションに参加しており、国内外の多彩なアーティストとも共演されています。現在はミュージック・スクール「ダ・カーポ」(テューバ)、横浜デジタルアーツ専門学校(ベース)の講師として活躍されています。

演奏する渡辺さん

 テナー・サックス奏者である松戸市出身の渡辺恭一さんは、クラリネットも演奏 。高校では青木研さんの後輩にあたり、青木研さんからの影響を受け、高校2年の時から都内ライブハウスや企業パーティーなどでの演奏活動を始めました。平成18年の浅草ジャズコンテスト優勝をきっかけに自身のバンド「The Swingers」での活動のみならず、フリーランスとして花岡詠二(cl)スヰング・オールスターズ(コンボ)、同スヰングオーケストラ(ビッグバンド)中川喜弘(tp)デキシージャズオールスターズ辰巳哲也(tp)Bay Area Jazz Ensemble、同ビッグバンドなどに小編成、大編成を問わず参加されています。

演奏するたきざわさん

 ドラムのたきざわあつきさんは、ジャズ録音100周年のテーマに合わせてヴィンテージドラムを演奏。
 平成26年にロサンゼルスで本場のスウィングジャズドラムと出会い、現地のミュージシャンとのセッションを重ねてきました。 日本では珍しいスウィングジャズドラマーとして数々のステージで活躍されています。

観客席でパフォーマンスする吉澤さん

 ボーカルの吉澤紀子さんは、ナタリー・コールとの出会いからジャズに目覚め、クラリネット奏者の花岡さんとの出会いをきっかけに、スイングやディキシー、カントリーなど歌の幅を広げてきました。この日は、客席に降りて1960年代のオールデイズを歌い、「可愛いベイビー(Pretty Little Baby)」では、観客の皆さんに「ハイハイ」の部分を歌っていただくなどステージと客席をひとつにして盛り上げていました。

観客席でのパフォーマンス

 西東京市からコンサートに訪れた田中延枝さん(61歳)は「バンジョーは遊園地で熊のぬいぐるみがジャンジャン掻き鳴らしているようなイメージがありましたが、繊細な演奏を初めて聴いて驚きました。遠くから来た甲斐がありました」と感想を語ってくれました。青木研さんは、この日のコンサートの後、ハンガリーの大会に招かれ日本を離れ、9月2日(土曜日)に流山駅を中心に企画されている「流鉄ビア電車」にも出演する予定です。

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