ぐるっと流山 令和5年度生物多様性シンポジウム

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ページ番号1044119  更新日 令和5年12月8日

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新保國弘さんの講義の様子

 令和5年11月12日(日曜日)、森の図書館と東深井古墳の森(東深井地区公園)で「令和5年度生物多様性シンポジウム」が開催され、37人の方が参加しました。環境学習を通して生物多様性の重要性について学んでもらうとともに、生物多様性の保全・回復に優先的に取り組むために選定された重点地区・拠点の魅力を知っていただくことを目的として、市が生物多様性に知見のある団体に委託し、毎年開催しています。第1部では東葛自然と文化研究所所長・新保國弘さんより、東深井古墳の森のキンラン・ギンラン・ササバギンランの開花数の推移などについてお話をいただきました。

利根運河の生態系を守る会副会長・紺野竹夫さんの講義の様子

 次に、利根運河の生態系を守る会副会長・紺野竹夫さんより、生物多様性モニタリング調査についてお話をいただきました。生物多様性モニタリング調査は平成23年から始まり、重点地区・拠点を設けて、植物、鳥類、チョウ類、哺乳類(カヤネズミ)、ホタル類(ヘイケボタル)、カエル類(二ホンアカガエル)の調査を通じて自然環境の状態を把握し、都市化が進む流山市に合った生物多様性を重視した環境保全と回復に取り組むことを目的に始まりました。今回は「見て、知って、楽しむ」というテーマで野鳥調査、ニホンアカガエル卵塊調査、カヤネズミ巣調査について生物多様性モニタリング調査を通じて分かったことについて講演していただきました。

観察会の様子

 第2部では、生物多様性の保全・東深井古墳の森で学ぶ、支え合う生き物(野鳥と植物の関係)というテーマで2班に分かれて観察会を行いました。ヒヨドリ、シジュウカラ、アカゲラなどの鳴き声が聞こえる中、落ち葉が積み重なった林床部に目を向けると野鳥が運んだと思われるナンテンやムラサキシキブなどの幼木が生えていること、コゲラやアカゲラが掘った穴を見つけ、その穴はシジュウカラやスズメなどの小鳥が巣穴として利用することなどを探索しながら教えていただきました。

観察会の様子

 森を構成する主な高木として、イヌシデ、コナラ、クヌギ、シラカシ、エノキを見て、それぞれの特徴と見分け方についてお話がありました。鳥と植物の関係、野鳥の種子散布についての説明に、皆さん耳を傾けて聞いていました。参加者からは「時々散歩に来るが、今度来た時は、今までより楽しく見て回れそうです」、「生き物の生息場所を守りたいという思いが伝わる内容でした」などの感想がありました。

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