ぐるっと流山 森の図書館教養講座「定年を過ぎたら中仙道を歩いてみよう」

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ページ番号1044155  更新日 令和5年12月8日

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講師が話す様子

 令和5年11月25日(土曜日)、森の図書館で、教養講座「定年を過ぎたら中仙道を歩いてみよう」が開催されました。この教養講座は、講演会から読書や郷土史研究など、さまざまな学習方法への広がりを目的に、普段は聴けないすてきなお話に触れようと、毎年春と秋に続けられているものです。

たくさんの参加者が講義をきいている様子

 本講座の講師、釣洋一さんは北海道小樽市生まれで、東京都在住です。日活株式会社入社後、札幌、函館、小樽などに勤務し、支配人を経て退職の後、飲食店自営後、職を転々としながら新選組研究の旅を続けられました。
 著書に、「新選組再掘記」、「新選組秘録」、「和洋暦換算事典」、「新選組誠史」、「江戸刑事人名事典」などがあり、ワシントンの議会図書館やロンドンの大英図書館などに収蔵されています。

講師の釣洋一さん

 初めに司会者から、この講演会は市内在住で元新人物往来社社長・大出俊幸さんにご協力いただいた旨の紹介がありました。釣さんは、元新人物往来社からたくさんの書籍を出版されています。
 新選組の著書を多く出版されている釣さんの出生日が、土方歳三の没年の65年後の同日(西暦換算)であるとお話しがありました。これは、釣さんが暦に興味を持たれ、和洋暦の換算に夢中になられことから判明したそうで、「土方歳三の生まれ変わりだと口にして、ひんしゅくをかいました」とおっしゃると会場から笑い声が上がりました。

令和5年11月25日、森の図書館で、教養講座「定年を過ぎたら中仙道を歩いてみよう」が開催されました。

 釣さんは、中仙道を平成8(1996)年3月26日から4月10日までの16日間で歩かれました。これは、文久3(1863)年3月26日から4月10日(西暦換算)までの16日間、当時、近藤勇、土方歳三、沖田総司ら約250人の浪士達が京都を目指して小石川の伝通院から歩き通した日程と同じだそうです。当時の日付は、太陰太陽暦でしたので、西暦(グレゴリオ暦)に換算して行程表を作成して歩かれたそうです。
 講座の終わりに、釣さんから当時の時刻と現在の時刻がわかる資料が参加者の皆さんにプレゼントされました。

令和5年11月25日、森の図書館で、教養講座「定年を過ぎたら中仙道を歩いてみよう」が開催されました。

 また、質問タイムでは、参加者から「先生が中仙道を歩かれたのは30年以上前となりますが、当時の道は整備されていたのでしょうか。また、歩かれた際の服装やお荷物はどうされていたのでしょうか」との質問があり、釣さんは当時を振り返り丁寧に回答していました。
 会場後方には、釣さんの著書や中仙道関連の図書館資料が置かれ、講演会終了後には、参加者の皆さんが手に取って読まれていました。また、図書館内には、「定年を過ぎたら中仙道を歩いてみよう」をテーマに資料の展示コーナーが設けられていました。

令和5年11月25日、森の図書館で、教養講座「定年を過ぎたら中仙道を歩いてみよう」が開催されました。

 講演会の参加者からは「素晴らしい偉業を達せられましたこと、驚きをもって感じ入っています。これからもお元気で」、「中仙道と歴史との関わりを興味深く拝聴いたしました」、「自分も中仙道を歩いたので、感慨深い思いでお話しを伺いました」などの感想が寄せられました。
 次回の森の図書館教養講座は、令和6年春頃に予定しています。詳細は、広報ながれやまや森の図書館ホームページでお知らせします。お問い合わせは、森の図書館(電話04-7152-3200)まで。
 

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