ぐるっと流山 みどりの保全活動講習会
令和4年10月22日(土曜日)・29日(土曜日)に、みどりの保全活動講習会が開催され、7人の方々が参加しました。千葉大学大学院園芸学研究科の教授・柳井重人さん、里山ボランティア流山の会長・生方康之さん、NPOさとやまの理事長・岡田啓治さんを講師に迎えました。
1日目の講座では、はじめにみどりの課から市内の公園の紹介やみどりの現状と市の取り組みを説明しました。柳井さんの講義では、さまざまな事例を用いた里山を通した地域づくりやみどりの役割についてお話しいただき、みどりと暮らす豊かさを実感できるような里山に育てる必要性を学びました。
1日目の午後は、大畔の森でフィールドワークを行いました。森を散策しながら、生田さんから里山の保全活動についてお話をいただきました。散策後、保全活動で発生する竹を用いて、竹とんぼなど竹細工づくりに挑戦しました。竹細工づくりを通して、保全活動で伐採した竹も有効に活用できることを実感できました。
2日目は、座学とフィールドワークのほか、参加者同士でグループディスカッションを行いました。岡田さんに、市野谷の森の歴史や今後の保全の課題について説明していただき、その後、県立市野谷の森公園予定地内の散策では、野ウサギがかじった植物を発見したり、オオタカの鳴き声を聞いたり、自然が豊かな森であることを体感しました。自然豊かな森を脅かすナラ枯れについて、実際の対応を学びながら、保全活動に係る知識を深めることができました。
散策後は、参加者同士でグループディスカッションを行いました。グループディスカッションでは、里山を守るために必要なことをテーマに話し合っていただきました。参加者は2つのグループに分かれ、ディスカッションを行った後、各グループの代表者が発表を行いました。発表では、里山を保全する人材の必要性や保全活動で発生した間伐材等の利用の仕方などさまざまな視点から意見がありました。2日間の座学とフィールドワークを通して、流山市のみどりの現状を知り、保全について考える場となりました。
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