ぐるっと流山 森の図書館「初心者のための野鳥観察」
令和4年10月20日(木曜日)、森の図書館で「初心者のための野鳥観察」が開催されました。当日は新型コロナウイルス感染症予防のため、検温、消毒、参加者全員のマスク着用などの対策を講じて実施されました。
森の図書館の周辺は、東深井地区公園(古墳公園)や利根運河など、木々や水場のある豊かな自然が多く残されています。「初心者のための野鳥観察」は、年に数回、周辺に生息する野鳥を観察することで、流山の自然を身近に感じてもらうために企画されています。
解説は「日本野鳥の会」「ふじしろ野鳥と楽しむ会」に所属している森の図書館の司書が行います。図書館オリジナルの手作りミニ図鑑には、流山周辺で見られる野鳥49種類を掲載。見つけた鳥の写真にチェックを入れると、あとで鳥の名前や姿を確認することができます。当日は15人が参加しました。図書館を出発して古墳公園を抜け、運河沿いを歩き、運河駅近くで解散するコースです。風もなく、よく晴れた野鳥観察日和でした。
古墳公園の中ではあちこちから鳥の声が聞こえていました。近くにとまったシジュウカラのオス・メスの特徴をスタッフが図鑑の写真を見せながら説明すると、参加者は双眼鏡を覗いて実際に確認していました。
また、エナガやコゲラについての説明や、カラスには2種類あり鳴き声で見分けられることなど、参加者はみな熱心に聞いていました。
古墳公園を後にし、住宅街や林を抜けて運河に向かいました。ウグイスの「チャッチャッ」という地鳴きが聞こえると、春の「ホーホケキョ」という、さえずりとは違う鳴き方に驚く参加者もいました。突然、輝く青い鳥が「チー」と鳴きながら川面をすべるように飛んで行きました。「あっカワセミ! 」と気付くことができたのは一瞬だったので、その美しい姿を見られた方は幸運な方でした。
その後、運河駅方面に向かっていきます。モズが木の一番高いところで鳴いていました。「モズの高鳴き」という秋の鳴き方で、この時期はオス・メス関係なく縄張りをつくるそうです。空を旋回する鳥が現れました。タカの仲間、ノスリです。スタッフがトビとの違いを説明しました。川面を泳ぐ水鳥を、スタッフが用意した鳥用の望遠鏡で見ると、バンやカイツブリも目の前で見ているほど大きく見えました。
その他ホオジロ、カルガモなども確認され、全部で19種類の鳥を観察することができました。図書館には、鳥の図鑑や野鳥観察に関する本、利根運河周辺の野鳥が紹介されている本など、野鳥観察に参考となる資料が多数所蔵されています。ぜひ、散策した際に見た野鳥や、庭に立ち寄る野鳥などを調べてみてください。次回の開催は令和5年2月頃に予定しています。詳細は、今後の広報ながれやまや森の図書館ホームページをご覧ください。
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