ぐるっと流山　ケアセンターまつり

　子どもからご高齢者まで、障害のある人もない人も、みんなが楽しめる「ケアセンターまつり」が令和元年7月7日（日曜日）、平和台2丁目のケアセンターで開催されました。このイベントは、ご家庭で楽しみながら福祉や介護に触れていただこうと昨年から開催しているもので、今年で2回目となります。当日は、ご家族連れなど約300組の皆さんにご来場いただきました。

　このまつりの人気コーナーのひとつ「いきいき介護教室」では、「百円ショップ」に売っているシャワーヘッドをペットボトルに付けると手動の簡易シャワーができ、ベットの上での洗髪や身体洗浄に便利なことなどが紹介されました。また、ベット上に寝た人を移動させるためには腰などに負担がかかりがちですが、ポリ袋に両手を入れ、寝ている人の背中の下に差し込み、滑らせるように移動すると、ポリ袋が背中とベット面の摩擦を軽減し、楽にできることなども実演されました。

　ケアセンター1階にある高齢者のデイサービスセンターでは、琉球太鼓「とんとんみー」の演奏をはじめ、流山市文化協会洋舞部のジャズダンス、ご高齢の方でも簡単にできる「流山健康体操」などが行われました。ダンスを披露してくださった皆さんは、音楽に合わせて舞いながら、ダンスを鑑賞されていたお客様と手を取り合うなどステージと客席がひとつになって盛り上がっていました。

　当日はあいにくの雨模様でしたが、ケアセンターの入口では、流山こまぎ園でハンディのある方々が丹精込めて育てた新鮮野菜などの産直コーナーをはじめ、七夕ということもあり笹を使った短冊づくりコーナーも。また、ケアセンター2階にある身体障害者デイサービスセンターでは、さつき園でつくられたお菓子などを食べられるカフェコーナーや骨密度測定コーナーも設けられました。

　ケアセンター4階の研修室では、幼児連れの皆さんに人気のゲームコーナーも開設され、同センターを利用されている高齢者の皆さんの手づくりによる紙の魚を釣る「魚釣りゲーム」などが人気でした。また、最新の介護機器の展示コーナーでは、実際に電動車いすを体験したり、福祉のお仕事相談コーナーなども設けられました。

　この催しは、流山市社会福祉協議会が、流山市薬剤師会をはじめさつき園、いろいろやハーモニー、千葉県立流山南高校家庭科部、高齢者ふれあいの家花みずき、そして、介護施設や介護用品取扱店、各種ボランティア団体など地域の皆さんのご協力を得て準備を進めてきたものです。この日は、会場となったケアセンターから流鉄流山駅を跨いだ地域の根郷にある浅間神社の大祭が行われたこともあり、ケアセンターまつりの帰りに、勇壮なお神輿を見学に行かれる方々も多くいらしたようです。