ぐるっと流山 森の図書館 研究者に会いに行こう! ~体験! 化石発掘講座~

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ページ番号1022379  更新日 令和1年8月1日

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写真:科学教室の様子

 令和元年7月20日(土曜日)、森の図書館で「研究者に会いに行こう! ~体験! 化石発掘講座~」が開催されました。このイベントは、大学院でさまざまな化学分野の研究をしている、東京大学や千葉大学、筑波大学などの大学院生や教員らで構成された「流山サイエンスエデュケーションラボ(NSEL)」と、森の図書館との共催で行われる科学講座で、小学生を対象に実験や工作を交えて科学の世界をわかりやすく紹介するものです。当日は、小学3年生から6年生の35人が参加しました。

写真:講師による説明の様子

 この日は、千葉大学教育学部理科教育講座特任助教の泉賢太郎さんによる講座です。泉さんは、糞や足跡など生き物の行動の痕跡の化石(生痕化石)に記録された古生態の研究をしています。泉さんから「化石にはどんなものがありますか」という質問が投げかけられると、子どもたちは「アンモナイト」「恐竜の化石」と元気よく答えていました。

写真:化石の様子

 また、「化石には、恐竜やアンモナイトのように生き物そのものの化石(体化石)と足跡や巣穴などの生き物の行動の痕跡(生痕化石)があり、その中には、ウンチの化石も含まれます」という説明があると、子どもたちからは笑い声が上がりました。 「化石は、太古の地球に生息していた生物が地層の中に保存されたもので、それらの化石を調べると昔の生き物の形や暮らし、糞の化石からは動物が実際に何を食べていたかを知ることができ、生態系の進化を知るために、欠かすことのできないものです」と泉さんは話してくれました。

写真:化石の発掘体験の様子

 いよいよ化石の発掘体験です。今回用意されたのは、たくさんの化石が発掘されることで有名な、栃木県那須塩原市にある約数十万年前に湖底でできた地層の化石で、天然の試料です。子どもたちは発掘用の道具を使い、何の化石が出てくるかドキドキしながら真剣に化石を見つけていました。化石が出てきた瞬間、「発掘できた!」と子どもたちの喜びの声がたくさん聞こえました。発掘した化石を図鑑で一生懸命調べる様子が見られました。

写真:泉特任助教の様子

 最後に泉さんは、「今日の化石発掘体験の講座をきっかけに、さらに興味をもってくれれば嬉しいです」と話しました。参加した小学3年生のお子さんは、「化石にとても興味があり、この講座を楽しみにしていました。さまざまな種類の葉の化石が発掘できて嬉しいです」と話してくれました。
 次回の森の図書館で開催される「研究者に会いに行こう!」は8月10日(土曜日)「イルカのカタチの調べ方」です。また、森の図書館では、8月8日(木曜日)に生涯学習センター(流山エルズ)で、おはなし会などが楽しめる「図書館わくわくフェス in 生涯学習センター」も開催します。

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