ぐるっと流山 バリアフリー演劇鑑賞会

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ページ番号1022321  更新日 令和1年7月27日

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写真:バリアフリー演劇鑑賞会の様子

 令和元年7月20日(土曜日)、文化会館で「バリアフリー演劇鑑賞会」が開催されました。「障害者差別解消法」が施行された平成28年度から続けているバリアフリー演劇鑑賞会は、今年で4回目を迎え、障害の有無に関わりなく幅広い方々が参加できる文化事業として、国の「beyond2020プログラム」の認証を受けています。

写真:高校生による演劇の様子

 出演は、流山高校の演劇部の皆さん。演目は、同部3年の本村優さんが書き下ろしたオリジナル作品「ベストアンサー~強盗のすゝめ~」です。何でもインターネットに頼って答えを探す若者がお金を得る方法を検索したところ、導き出されたベストアンサーは「強盗」。電話を使った特殊詐欺の手法を逆手に取ったストーリーで、しっかり者のおばあちゃんが認知症のふりをして若者をだまし、改心させるというコメディです。

写真:流山高校による演劇の様子

 目の不自由な方にはシナリオ解説や、FM放送とイヤホンを使った音声ガイドを、耳の不自由な方には字幕表示を、介助犬を連れた方にはゆったりしたスペースを、車いすの方には同伴者と一緒に鑑賞できるスペースを用意しました。受付では、流山北小学校区ボランティアグループの皆さんもお手伝い。さらに会場案内では、野田中央高校演劇部の皆さんがボランティアで活動してくださいました。

写真:演劇会観客の様子

 観客からは「高校生の熱演に心を打たれました」「ボランティアの高校生が丁寧に説明してくれたので、スロープなどが分かりやすかったです」などの声が寄せられました。
 視覚に障害のある加藤とも子さんは、「ストーリーが伝わりやすく、エンディングの逆転もあって楽しかった」と照明や音響、大道具に至るまで、高校生による手作りの演劇会を絶賛していました。

写真:流山高校演劇部の皆さんの様子

 出演した流山高校は、今年開校50周年を迎えます。同校演劇部は、昨年15年ぶりに県大会に出場するなど部活動が充実。顧問の市川洋子先生は「いつもは生徒が楽しむことを第一に考え指導していますが、今回多くの方に観ていただくことを意識した稽古ができたことは生徒にとってよい体験だったと思います」と話してくれました。
 なお、当日の様子は、7月22日(月曜日)にJ:COMの人気番組「デイリーニュース」で放送されました。

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