ぐるっと流山 崙書房出版株式会社に感謝状を贈呈

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ページ番号1022377  更新日 令和1年7月26日

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7月末で解散の同社 地域の文化向上に貢献

写真:感謝状を受け取る小林さんら

 令和元年7月24日(水曜日)、市長室で、崙書房出版株式会社に感謝状贈呈式が行われました。同社は、昭和45年(1970年)創業の流山市に本社を置く地方出版社で、およそ半世紀にわたって地域に根ざしたテーマの書籍を世に送り出してきました。この度、7月末をもって解散することから、井崎市長から代表の小林規一さん、社員の金子敏さん、吉田次雄さんに感謝状が渡されました。

写真:市長室で歓談する小林さんら

 井崎市長は「創業以来、出版物を数多く刊行され、地域文化の向上に大きく貢献されました。永年にわたりご尽力をいただきありがとうございました」と感謝のことばを述べました。
 小林さんは「電話をかけるときはいつも「流山の崙書房です」と名乗っていました。地名を広めることに少しでもお手伝いできたのではと思っています。落ち着いて仕事できた流山という「場所」に感謝しています」と振り返っていました。

写真:中央図書館で展示されている「利根川図志」
中央図書館で展示されている「利根川図志」

 昭和47年入社で同社の「生き字引き」ともいえる金子さんは、現在中央図書館で開催中の「ありがとう崙書房出版」に触れながら「展示されている「利根川図志」は江戸時代の復刻版で和綴じです。古いながらもカラーのページがありますし、河童の記述などはイラストがユニークなので、ぜひ夏休みのお子さんにも見ていただきたいですね」と本への愛情をお話しくださいました。

写真:市長室で歓談する吉田さんら

 吉田さんは思い出の一冊に「新・利根川図志」を挙げ、「作家の山本鉱太郎さんと一緒に取材に旧水戸街道を歩いたことが思い出深いです。編集の面白さを知り、見よう見まねで仕事に励んできました。地域で愛された出版社で働くことができたことを誇りに思います」とお話しくださいました。

写真:市長室で歓談する山本さんと青木さん

 また、当日は同社で著作を出された、旅行作家の山本鉱太郎さんと郷土史作家の青木更吉さんも同席されました。「一緒になってテーマを決め、素晴らしいチームワークで書籍化を実現してくれました。流山の文化は3人のサムライが作ってくれたと思っています」(山本さん)、「思い出に残るものを挙げるとすれば「野馬土手は泣いている」でしょうか。地域の小さなテーマにも、崙書房の皆さんは深い理解を示してくれました」(青木さん)と、出版にまつわるエピソードをお聞かせくださいました。お二人とも、15冊ずつ同社から書籍を出版されたそうです。

写真:中央図書館での展示の様子

 感謝状の贈呈式後には、参加の皆さんは同じく7月24日(水曜日)から中央図書館で始まった「ありがとう崙書房出版展」に向かいました。展示されているのは、和綴じ本の「利根川図志」や、人気シリーズの「ふるさと文庫」、歴史を捉えた写真、創業当時の看板など貴重な資料ばかりです。小林さん、金子さん、吉田さんは一冊一冊を手にとりながら、出版の思い出話に花を咲かせていました。

写真:中央図書館での展示の様子

 中央図書館での展示は8月31日(土曜日)まで(夏休みは休館日なし)、時間は9時から17時まで(17時まで)。約半世紀の活動を足跡を、ぜひご覧ください。

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