ぐるっと流山 第4回秋元松子記念展
令和元年7月18日(木曜日)から、生涯学習センター(流山エルズ)で第4回秋元松子記念展が開催されています。
昭和22年頃に、当時の流山町の文化・美術などのパイオニアといわれる流山美術懇話会が誕生し、妻の秋元松子さんと夫の笹岡了一さんらが中心となって文化芸術活動を行ってきました。今回の展示会では、当時の歴史を振り返りつつ、新たに活動を始めた流山美術懇話会の会員等による作品が展示されています。
同会代表の秋元由美子さんは、「流山と文化芸術のつながりは非常に多く、醸造業を営んでいた秋元洒汀は、横山大観や菱田春草ら多くの芸術家を支援し、自らも芸術・文化活動をしていました。娘の松子も、夫の笹岡了一とともに活躍し、現在の杜のアトリエ黎明で創作活動や後進の指導にあたっていました。このようなつながりをより多くの方々に知っていただくとともに、流山にゆかりのある多くの作品をご覧いただきたいという思いから、企画展などを開催しています」と話してくれました。
今回の記念展に作品を展示する丸山東平さんは、「普段眺めている景色をカメラで撮影し、写真を眺めながら自分の描きたいものを選んでいます。テーマやメッセージ性は少ないですが、描いてきた作品の数々を見比べながら、なんらかの統一性が発見できればと思います」と作品を手がける思いを語ってくれました。また、同じく作品を展示する岩田博さんは、「美術懇話会の会員などがさまざまな技法を凝らした作品が並び、初めて作品を見る方にも関心をもっていただけると思います。どのような技法が使われているかなど、知りたいことがありましたらぜひ、お声がけください」と話してくれました。
野田市からお越しの谷澤和子さんはご主人と一緒に作品を観覧され、「絵画の教室には3年ほど前から通っていますが、やはりどの作品も非常にクオリティが高く、どのようにすればこのような作品ができるのかとても不思議です。主人も絵画を見るだけでも楽しいと言ってくれるので、これからもさまざまな作品を見ていきたいと思います」と話してくれました。
同記念展は、7月24日(水曜日)16時30分まで開催されています。詳細は、秋元さん(電話04-7158-1109)にお問い合わせください。
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