地域別ワークショップ
ワークショップのメンバーは、広報などで募集した市民などからなる約150人。
メンバーは北部、中部、南部、東部の4地域のグループに分かれ、自分たちが住んでいる身近な場所の特徴や特性などを、タウンウオッチングなどを行いながら、ことし5月から活動してきました。

21世紀の市政運営の骨格となる「新しい長期構想」の策定を進めている市では、市民の皆さんの声を長期構想に取り入れようと、活動を進めてきた「ワークショップ」(市民研究集会)の成果、「市民版地域別検討集」がまとまり、7月26日(日曜日)、初石公民館で発表が行われました。

各地域の市民版地域別検討集は下記をご覧ください
地域別
北部地域
「人と自然にやさしく心豊かに暮らせるまちづくり」を二十年後の姿とした北部地域は、ふれあいのある商店街や電子メールなどを活用した商店の活性化、バリアフリーの道路、運河・斜面林の保全、また、空き教室を利用して陶芸教室などを行う、地域に開かれた学校などを発表。
中部地域
「空が広く見えるまち」を二十年後の方向性とした中部地域は、常磐新線の新市街地駅の開設と周辺整備を控え、今後もっとも大きく変ぼうする地域としながらも、「空が広く見えるような潤いのある情景・街並みがあり、だれもが心から安らげる憩いの場としての空間があるまち」を将来像としています。
東部地域
野馬土手や前ケ崎城址など歴史的遺産も数多く点在している一方、県立養護学校や運転免許センターの建設も行われ、常磐新線開発で大きく変ぼうする中で、「近所で安心して買物ができるまち」「市内で生産された農産物を市民に販売する流通経路をつくる」などを発表しました。
南部地域
常磐新線の開通と沿線整備また、三輪野山に建設が検討されている新しい橋、さらに国道六号線から新松戸を結ぶ道路が完成すると、流山橋周辺の交通量が増加する一方で、市野谷の森や流山広小路周辺の街並みなどに、地域の特徴も伺えることから、地域の将来像を、市野谷の森や江戸川、歴史ある建造物を保全する、「市が持つ『環境資源』の有効活用」などが発表されました。
道路・交通の整備や福祉、教育の充実、人と自然の共存など
道路・交通の整備や福祉、教育の充実、人と自然の共存などは、それぞれ地域で共通の課題として発表されました。
地区毎の発表後、各メンバーから「地域別検討集」が市長に手渡されると、市長は「開かれた市政を一層進めるため、皆さんの声を新しい長期構想の策定に生かします。」と受け取りました。

「住民参加のまちづくり」の専門家
「これほど建設的で創造的な意見が市民から民主的に出されているケースは、全国でも数が少ない。参加型のまちづくりの良い例として、長期構想の策定に、ぜひ反映させてもらいたい」(卯月盛夫さん・早稲田大学教授)や、「『まちづくりに参加したい』という皆さんのエネルギーに圧倒されました。具体的なアイデアが長期構想に反映されるか、最後まで見届けたい。」(渡辺俊一さん・東京理科大学教授)など、ゲストに招いた「住民参加のまちづくり」の専門家は、本市の新しい試みを応援していました。

まちづくりに参加して
また、どのメンバーも「20年後にも話が続けられるよう、今後も交流を続けていきたい。」と、まちづくりに参加している楽しさを話していました。
ワークショップの活動は、今回を一つの区切りとします。
今回まとまった「地域別検討集」や皆さんからの声を集めた「ご意見箱」の声は今後、総合計画審議会などで、審議され、長期構想に反映できるよう進めていきます。
なお、「地域別検討集」の内容は、市役所情報公開コーナーでもご覧なれます。
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