子ども議会議事録

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ページ番号1007336  更新日 平成29年9月15日

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 本子ども議会における一般質問者は、17名であります。質問順位に基づき、順次質問をお願いします。

登壇、質問

最初に、北部中学校藤原奈緒美さんの一般質問をお願いします。

 流山市立北部中学校の生徒会長をしています、2年の藤原奈緒美です。通告に従いまして一般質問をいたします。

 私の質問は、「流山市の将来像について」です。

 私たちがおおきくなってからの流山市は、どのように変わっているのかが知りたいと思っています。

 流山市では、具体的に5か年計画や10か年計画などは、決まっているのですか。もし決まっているのならお答えください。

次に、向小金小学校山下亮太君の一般質問をお願いします。山下亮太君。

 流山市立向小金小学校6年の山下亮太です。

 通告に従いまして一般質問をいたします。私の質問は、「常磐新線について」です。常磐新線の予定を知りたいと思っています。

 具体的には何処を通ることになったのか、また、開通はいつになるのか、お答えください。

次に、南流山中学校小宮美穂さんの一般質問をお願いします。小宮美穂さん。

 流山市立南流山中学校2年の小宮美穂です。通告に従いまして一般質問をいたします。

 私の質問は、「交通関係」についてです。私たちが普段から、駅前などでよく見掛ける放置自転車が車イスの方やお年寄り、小さな子どもの安全をおびやかしていると私思います。

 この放置自転車について、もっと厳しく取り締まることはできないでしょうか。そしてもう一つ、常磐新線の進み具合について、もっと公表してほしいと思います。

 以上の二つについてお答えください。

次に、南流山小学校村松みなみさんの一般質問をお願いします。村松みなみさん。

 流山市立南流山小学校6年の村松みなみです。通告に従いまして一般質問をいたします。

 私の質問は、「常磐新線について」です。常磐新線ができると、流山市の街並みは具体的にどうように変わるのでしょうか。

 お答えください。

 ただいまの4人の一般質問に対し、当局の答弁をお願いします。
 

登壇、答弁・説明

市長眉山俊光さん

 20番 北部中学校2年の藤原奈緒美議員のご質問「流山市の将来像について」お答えいたします。

 藤原議員さん、議員をはじめ子ども議会の議員の皆さんも知っていると思いますが、流山市にはあと7年先の平成17年に東京の秋葉原から茨城県のつくば市を結ぶ常磐新線が開通する予定でございます。

 この常磐新線によって、流山市内に3つの駅が出来、その周りに新しい街並が造られることになります。

 東京への直通の交通網が出来ることで大変便利になり、流山市の発展がより一層期待されております。

 また一方では、ゴミの処理施設の建設計画や高齢者保健福祉計画など、市民の皆さん一人、一人が生活の豊かさや、暮らしやすさを実感できる活力のある都市造りをすることが求められています。

 そこで、このような大きな課題や、皆さん方の共通の願いを実現して行くためのに、流山市長期構想、長期計画を作り、この計画にそって仕事を進めています。

 昭和60年にスタ-トしました15年という期間の長い計画によりこれまでまちづくりを進めてきましたが、その流山市長期構想も平成12年3月をもって計画期間が満了となります。

 新たな長期構想を作るために市民意識調査や、女性会議、未来会議、そして子ども議会などを開催して市民の皆さんの意見を十分把握して計画を作っていきたいと考えております。

 これで、藤原議員の質問に対するお答えを終わります。

次に取違都市局長さん。

 質問番号2番向小金小学校6年の山下亮太議員のご質問「常磐新線はどこを通るのか、また、開通はいつになるのか、はっきりと決まったのでしょうか。」についてお答えいたします。

 まず、「常磐新線はどこを通るのか」、とのご質問ですが、お手元に、この黄色の表紙のパンフレットを配布してありますのでそれをお開けください。

 このパンフレットを開けますと、この白黒のコピ-した図面が入っているかと思いますのでこれを見てください。この図面は常磐新線予定路線概略図ということで新線の位置を示した図面であります。

 常磐新線はこの左下から右上に黒い線で表現されているのが常磐新線の路線図でございます。でこの常磐新線は、東京都、埼玉県、千葉県、茨城県へと延びる新しい鉄道でございます。

 この地図を見ますと左下に秋葉原という地名がございます。

 東京の電気の街で有名な秋葉原ですけれども、この秋葉原から出発いたしまして、浅草、浅草寺の付近を通りまして、JR常磐線の北千住を経由して、お隣の埼玉県に入ります。

 で埼玉県の八潮市というところと三郷という市を通過しまして、江戸川を渡りまして、千葉県に入ります。

 で千葉県は流山市、市の南部から北東の 方向に上がりまして、お隣の柏市の北を通りまして、利根川を渡って茨城県の守谷町というところに入るわけです。

 で科学万博を行いました、つくば研究学園都市がこの鉄道の終点になるわけです。

 全体の延長は58.3キロメ-トル、駅の数は全体で20駅という計画とになっています。

 で、次に流山市内のこの鉄道の路線図と駅のことについてご説明いたします。この、資料、白っぽい、新聞のような資料を開けていただいて、裏にこういう色刷りの都市計画の図面が入っておりますのでご覧いただきたいと思います。

 この図面です。

 でこの中で常磐新線はやや見にくいのですけれども、オレンジ色の細い線で表わしておりまして、この左下、ここのところの江戸川の所から出発しまして、右上、南流山小学校を通りまして、南流山駅を通って、それから皆さんも時々行かれると思いますけれども、運動公園、運動公園の真中の角をですね、運動公園の西側、図面ではこの左側になりますけれども、ここを通って右上をずうっと行きまして、この図面の中央右手のうす青のブロック、これは、駒木、駒木地区といいますけれども、ここへ通りまして柏市のほうへ行くというような計画になっております 。

 流山市内についてお話しますと、(四ツ折の図面の地図を開いてご覧下さい。)左下の江戸川より脇を通って、運動公園付近を通っているオレンジの線が常磐新線で、市内の常磐新線の延長は7.9キロメートルとなります。

 また、駅は3駅が予定されており、位置はJR武蔵野線の南流山駅の地下に「(仮称)南流山駅」そして総合運動公園のすぐ脇に「(仮称)流山運動公園駅」、それから常磐新線と東武野田線が交差するところに「(仮称)流山新市街地駅」ができる予定です。

 この常磐新線は全線開通すると秋葉原からつくばまで、約45分、(仮称)流山新市街地駅から秋葉原まで、約26分で結ばれますので大変便利になります。

 「また、開通はいつになるのか、はっきりと決まったのでしょうか。」というご質問ですが、先程のパンフレットの2ペ-ジ目の右側に常磐新線の概要が書いてあるとおり、平成17年度に開業する予定です。

 現在、鉄道会社を始め、常磐新線の通る市や町ではこの目標に向け努力をしております。

 流山市でも、2月1日号の広報でお知らせしたように、この1月30日に常磐新線の位置や構造が正式に決まりましたので、市民の皆様のご協力を頂きながら工事に着手し、平成17年度の開通に向けて努力して参りたいと考えています。

 これで、山下議員の質問に対するお答えを終わります。

次に、海老原市民生活部長さん。

 29番南流山中学校2年の小宮美穂議員のご質問、交通関係のうち放置自転車の取締りについてお答えします。

 昔から自転車は手軽で便利な乗り物として通勤や通学などに広く利用されてきましたが、駅の近くには自転車預り所があり、駅の周辺に自転車を放置するという姿は見かけなかったと思います。

 しかし、流山市もそうですが、大都市やそれに近い地域は人口が増え、それにつれて駅まで自転車を利用する人も段々増えて、駅周辺に放置するという状態が全国的に問題となってきました。

 このため、自転車の安全利用と駐輪場対策に関する法律ができ、多くの市や町が駐輪場をつくってきました。流山市には、鉄道の駅が7駅ありますが、今まで駅周辺に、29か所、約15,000台分の駐輪場をつくりました。

 そのため、南流山駅を除いた他の6つの駅は、間にあっていますが、南流山駅については、3,500台分のスペ-スはありますものの、それでもまだ1,000台分ほど足りません。

 市でも早く土地を貸してくれる人を見つけ、自転車利用者の全員が使えるようにしたいと考えています。

 けれども駐輪場が整っている駅周辺でも放置自転車があり、歩行者の妨害や景観をそこねているのが現状です。 

 そのため、流山市でも自転車利用者の責任と義務、放置してはならない場所などを決めた条例や規則をつくり、自転車利用者にルールを守っていただくようお願いしていますが、残念ながらあとをたたない状態です。

 そこでどうしても聞き入れてくれない人の放置自転車は強制的に撤去して歩行者の妨げにならないよう努めています。

 これからも駐輪場の整備は勿論のこと、自転車利用者にマナ-を守ってもらうよう呼びかけていきます。 いま、駅前駐輪場は、皆さん方のおじいちゃん達でつくっているシルバー人材センターの方々が、寒い日も暑い日も朝早くから、整理整頓をしてくれています。

 皆さんも、この人たちを見かけたら、一言「ご苦労様」と声をかけていただくと、大変喜ばれると思います。

 これで、小宮議員の放置自転車の取締りについてのご質問に対するお答えを終わります。

次に、岩井都市計画部長さん。

 29番南流山中学校2年の小宮美穂議員のご質問交通関係のうち、常磐新線の進み具合について、もっと公表して欲しい。についてお答えいたします。

 常磐新線の通る経路は質問の2番山下議員にご説明したとおりでありますが、新線の進み具合をご説明いたしますと、東京都内では平成5年度より元浅草駅、新浅草駅、綾瀬付近のトンネルの工事が進められております。埼玉県では昨年より八潮市と三郷市の境を流れる中川の鉄橋建設工事が行われています。

 また、茨城県でも、小貝川の鉄橋の工事や守谷町付近で電車の車庫となる車両基地建設の工事が着々と進んでおりますが、新線の車両は、この車両基地に留められます。

 流山市でも、鉄道の通る経路や構造が決まりましたので、工事期間が長くなるトンネル構造の南流山駅付近で、間もなく工事に必要な測量などを始める予定となっています。

 なお、常磐新線について市民の皆さんによく知って頂くために、昨年の4月から「広報ながれやま」の1日号において「おのつよしの走れ常磐新線」を連続12回掲載中で、あと1回で終了予定ですが、ご覧になっていただきたいと思います。

 流山市ではこれからも、常磐新線に関するいろいろな情報を「広報ながれやま」などを通して、広く市民の皆さんにお伝えし、常磐新線の建設が予定どおり進められ7年後の平成17年には常磐新線に皆さんが乗れるように努力していきたいと思いますので皆さんのご協力をお願いします。

 これで、小宮議員のご質問に対するお答えを終わります。

次に、土橋都市整備部長さん。

 15番南流山小学校6年の村松みなみ議員のご質問「常磐新線ができると、流山市はどう変わるんですか」についてお答えいたします。

 常磐新線は鉄道だけ作るのではなく、住宅地などのまちづくりを行いながら鉄道を建設していく方法を取りますので、常磐新線が出来るときには、新しいまちも大体出来上がることになり流山市が大きく変わっていきます。

 では、どこがどのように変わっていくかと言いますと、松村みなみさんが住んでいる南流山の松戸寄りのたんぼが広がっている地区や鰭ケ崎から総合運動公園周辺にかけての地区、そして東武野田線の初石と豊四季の間に広がる地区。

 これらの地区のたんぼ、畑、山林が新しく計画的な住宅地に変わります。

 そして新しく出来る二つの駅の周りにはショッピングセンタ-や専門店、飲食店、銀行、会社などの入るビルができます。

 次に、どのようにして新しいまちを作っていくのかと言いますと、出来るだけ今のままの地形を残し、大切な木や草花はそのまま緑地や公園の中に取り入れながら、タヌキ、ノウサギ、イタチ、などの動物が移動しながら生きつづけられる環境を整えながら工事を進めます。

 また工事中は騒音、振動、大気汚染などの監視を続けながら住んでいる人たちが快適な生活が出来るよう注意を払います。

 最後に、どんなまちになるかと言いますと、第1に交通の大変便利なまちになります。東京の秋葉原まで直通で26分、筑波まで19分で行けるようになります。

 村松議員が学校や会社に通う頃は、きっと常磐新線で行くことになるでしょう。

 第2に流山市は中心部のないまちと言われ続けてきましたが、新しく立派な中心部が出来上がり、市内のどこからでも常磐新線や新しく出来た幹線道路を利用して集まりやすくなります。

 第3にみどり豊かな、地震や火事に強いまちになります。

 オオタカの住む市野谷の森はそのまま公園になり、その他多くの公園ができますし、広い歩道に街路樹のある道路も沢山出来ます。

 しかし、このようなまちを早く作るためには、そこに住んでいる人全員の協力が必要です。

 みんなで仲良く助け合って早くいいまちを作りたいですね。 これで、村松議員の質問に対するお答えを終わります。

登壇、質問

次に、西初石中学校辻勇佑君の一般質問をお願いします。辻勇佑君。

 西初石中学校辻勇佑です流山市の福祉施設について日本は今、高齢化社会になりつつあり、この問題は流山市でも例外ではないと思われますが、老人が爆発的に増加したとしても、対応できるのか。

 また、核家族化で一人暮らしの老人なども安心して暮らしていけるような街づくりをしているのか。

次に、流山小学校小池五恵さんの一般質問をお願いします。小池五恵さん。

 流山小学校小池五恵です通告に従いまして一般質問をいたします。

 私の質問は、流山市の福祉について流山市内に点字がついている施設はどのようなものでどのくらいありますか。

 おばあちゃんが入院する時、老人福祉センターが少なくて、困ったけれど、今後増やす計画はありますか。

 福祉関係設備は今後作られる計画がありますか。

次に、東深井小学校望月寛子さんの一般質問をお願いします。望月寛子さん。

 東深井小学校望月寛子です通告に従いまして一般質問をいたします。

 私の質問は、福祉施設の建設計画について

  1. 森の図書館を見たところ、点字案内がしていなかったが、施設につくる予定があるか。
  2. 音で知らせる信号を増やす予定があるか。
  3. 障害者のために駅にエレベータを作る予定はあるか。
  4. 車イスの人のために段差のない道路を増やす予定はあるのか。
  5. 公園のゴミ箱を取り除く予定はあるのか。
  6. ポイ捨てされたゴミはだれがそうじするのか。
  7. 柏駅ではポイ捨て条例でポイ捨ては禁止されているが流山市ではやっているのか。

 また、やる予定はあるのか。

次に、西深井小学校矢口達彦君の一般質問をお願いします。矢口達彦君。

 西深井小学校矢口達彦です老人福祉問題についてあと10年位したらお父さんやお母さんを含め60歳以上の老人がたくさんいる日本になると聞いています。

 流山市では老人が多くなる事に対して何か対応を考えているのですか。

 又、そのために、たくさんのお金が必要だと思いますが税金はもっと高くなるのですか。

次に、新川小学校加瀬敏子さんの一般質問をお願いします。加瀬敏子さん。

 新川小学校加瀬敏子です通告に従いまして一般質問をいたします。

 私の質問は、健康保険について社会科で健康保険制度があり、国や地方公共団体は健康保険組合に補助金を出すと勉強したが、流山市では、どれくらい出しているのか。

 ただいまの5人の一般質問に対し、当局の答弁をお願いします。

登壇、答弁・説明

眉山市長さん。

 14番西深井小学校6年の矢口達彦議員のご質問老人福祉問題についてお答えします。

 お年寄りというと、例えば70歳を超えても気持ちや体も若くておじいちゃんやおばあちゃんと呼ばれたくない、という方もいますが、国の制度では、おじいちゃんやおばあちゃんが幸せな老後を送れるように色々なことしています。

 こうした老人福祉の対象年齢は65歳以上ということになっています。

 そこで、65歳以上の方を一応お年寄りということでお話しますと、去年の4月現在で流山市には65歳以上の方が15,880人います。これは、市の総人口の10.8%に当たりますから、10人に1人は65歳以上の方ということになります。

 この割合が、2020年(平成32年)になると、4人に1人は65歳以上のお年寄りという状況になると予測されていますから、今から20数年後には、お年寄りの方が今の倍以上になってくる訳です。

 しかも、今もそうですが子どもの出生率が低いため、21世紀なると、子どもが減ってお年寄りが極端に多いという社会になってきますので、色々と困った問題が出てくるといわれています。

 そこで、こうした問題に応えていくために、流山市を含め、全国の 市町村で、お年寄りの方がいつまでも幸せに長生きができるように、例えば寝たきりになったり、1人暮らしのお年寄りでも、住み慣れたところで安心して暮らせるように「高齢者保健福祉計画」という計画が、平成6年に作られています。

 いま、この計画で定めた目標に向かって、流山でも、生き甲斐があって健康な老後を送るための対策や、寝たきりになったお年寄りが入る特別養護老人ホ-ムなどの施設や、家にいる寝たきりの方をお世話するホ-ムヘルパ-さんの派遣やお年寄りを一時的に預かる施設を、福祉や病院などの専門の方々と一緒になって、一生懸命造っているところです。

 また、去年の12月には、国会で21世紀に向かってお年寄りが急激に増えて、逆に子どもが少ないという社会現象に備えて、社会全体で寝たきり状態になったお年寄りなどをみんなでお世話し、支えていこうという「介護保険法」が、成立しました。

 この法律にしたがって、流山市でも、今年の4月から来年にかけて、先程いいました「高齢者保健福祉計画」も作り直すことになっています。

 この介護保険という新しい制度は、平成12年の4月から始まりますが、それまでに特別養護老人ホ-ムなどの施設や家にいる寝たきりの方々をお世話する色々な制度も、今以上に拡充していかなければならないと、思っています。 そのためには、当然お金がかかる訳です。

 しかし、いろんな施設や制度を充実していくのをすべて税金でやるには限界があります。そこで、例えばこれから始まる介護保険では、矢口議員のお父さんなどが納めた税金で全部をまかなうのではなく、40歳以上になったらみんなでお金を出し合って、寝たきりになってしまったお年寄りの方の面倒をみていく、という具合に現在の福祉制度も、時代とともに変わってきます。

 また、流山市でも市役所あげて少ないお金でより充実した仕事ができるような仕組みづくり、矢口議員も聞いたことがあると思いますが「行財政改革」を強力におこなっているところです。こうした節約や効率的なお金の使い方によって、税金が高くならないように市としても精一杯頑張っていきたいと思います。

次に、岡本助役さん。

 7番東深井小学校6年の望月寛子議員のご質問福祉施設の建設についてお答えいたします。まず1点目「森の図書館を見たところ、点字案内がしていなかったが、施設につくる予定があるか。」についてお答えいたします。

 森の図書館は、平成8年4月に開館した新しい図書館で、静かな森の中にあることから、毎日たくさんの市民に利用していただいています。

 この森の図書館をつくるときに、どんな図書館があったらよいのか、どうすれば便利で、利用しやすい図書館になるか、市民の代表の意見を聞きながらいろいろ考えました。そして、体の不自由な人の利用も考えて設計しました。

 例えば、目の不自由な人にも図書館を利用していただくために点字の本やCDやカセットなどの視聴覚資料も整えています。

 また、図書館の入口からカウンターまで点字ブロックを設置して職員が直接ご案内しています。本などの貸出や返却、そのほか利用者のご相談にお応えしているカウンターでは、目の不自由な人のお手伝いができるようになっています。

 目の不自由な人が図書館を利用するために点字案内をするよりも図書館職員が直接ご案内するほうが目の不自由な人のお役に立っものと考えていま す。

 さらに、森の図書館は、車椅子の人が利用しやすいように平屋の建物とし、階段がなく、床も段差がありません。

 また本棚と本棚の間も1.2メ-トルあり、車椅子も容易に通ることができる広さとなっています。なお、車椅子も図書館に置いてあり、いつでも利用できるようになっています。

 次に2点目「音で知らせる信号を増やす予定があるか。」についてお答えいたします。

 私たちの身のまわりでは、毎日、たくさんの交通事故が起きています。クルマの多い社会にあって、お年寄りや障害者が安心して日常生活をしていけるようにするためには、全ての人達がお互いに思いやりの心を持つことが非常に大切です。

 現在、市内には交通信号機が110機設置してありますが、このうち音で知らせる信号機音響装置付き信号機といいますが、まだ7機しか付いていません。

 何故少ないかと申しますと、音で知らせる信号機は警察署において、千葉県内の車の通行する台数やお年寄り及び障害者などの利用状況をもとにして、どこに付けたら良いか色々話合いをした上で、県内の80ある市や町や村に分けるため、流山市内に付けられる音で知らせる信号機はわずかです。

 これからも、お年寄り や障害者などの通行の多い所に、計画的に現在の信号機に音で知らせる信号の装置を取り付けるため、警察と話合いを進めていき、一つでも多く音で知らせる信号機を付けたいと思います。

 また、ピヨピヨの音やカッコーの音がとてもうるさく、特に夜などは我慢できないという理由で付けられない場所もあります。次に3点目「障害者のために駅にエレベ-タを作る予定はあるか」についてお答えいたします。

 駅にはエレベ-タ-とエスカレ-タ-のどちらか、或いは両方を設置する場合があります。

 これから建設される常磐新線の南流山駅、流山運動公園駅、流山新市街地駅の3駅については、エレベ-タ-とエスカレ-タ-の両方が設置される予定となっております。

 また、流山市内の7つの駅では、東武線の江戸川台駅に平成7年3月にエスカレ-タ-が設置されましたが、ほかの6つの駅には現在のところ設置されておりません。

 エスカレ-タ-の設置については運輸省が平成3年に策定した「鉄道駅におけるエスカレ-タ-の整備指針」に基づいて、駅の利用者数やホ-ムとの高さなどを基準に検討し、鉄道会社と建設費用の相談をしながら進めることになっておりますので、駅舎の改修計画 などに併せて設置して頂けるよう努力していきたいと思います。

 次に4点目「車イスの人のために段差のない道路を増やす予定は、あるのか」についてお答えいたします

 流山市内において、道路を通行していると段差のある歩道をあちこちで見かけられると思います。そこでこのような子ども、老人、障害者などの方々も安心して通行ができるよう商店街、駅、病院、公共施設等の周辺や住宅地を中心に歩道の切り下げをしています。

 特に新らしい道路をつくる時や、道路を直す時には、段差のない道路づくりをしています、これからも、引き続き段差のない歩道整備を進めて行きたいと思います。

 次に5点目「公園のゴミ箱を取り除く予定はあるのか」についてお答えいたします。つい何年か前までは、皆さん小・中学校の環境美化のポスターコンクールなどで「ゴミはゴミ箱に」という標語でモラルの向上を訴えてきたことと思います。

 これまでは、ゴミ箱に捨てることが「あたりまえ」で、ゴミ箱が必要であった訳ですが、最近ではそのゴミ箱を取ってしまいましょうということで、時代が変わってきています。

 望月議員の言われるように、ゴミ箱があるからといって何でも捨ててしまうのでは なくて、自分で出したゴミは、自分で責任をもってきちんと始末をする。

 自分の家へ持ち帰って、ちゃんと「分別」して収集日に出す。このことが早く「あたりまえ」のこととなって欲しいと願っています。

 現在、流山市では220か所の公園緑地がありますが、そのうち、総合運動公園、東深井古墳公園、におどり公園をはじめとして、江戸川台や東初石の団地の中の公園など、約60か所の公園からゴミ箱を取り去りました。

 その結果としては、総合運動公園、東深井古墳公園などは、もっと散らかされると思いましたが、予想外にゴミは散らかっていませんでした。

 でも、ジュースの空き缶や紙コップなどが捨てられていることがあります。

 これからは、だんだん捨てる人が少なくなって来るだろうと期待をしています。皆さんの住宅団地の中の公園のゴミ箱については、自治会の皆さんと話し合って、望月議員のようにモラルが高く、ゴミの減量をよく理解して協力して頂ける自治会から順に、ゴミ箱をなくしていきたいと考えております。

 次に6点目「ポイ捨てされたゴミはだれが掃除するのか」についてお答えいたします。

 市内のいたるところにポイ捨てされたゴミがあり、大変恥ずかしいことだと思います。市では市民生活機動班がトラックで回収し処理しています。

 その他にも、年末や年始には大掃除や引っ越しのゴミがたくさん捨てられるため職員による不法投棄防止パトロールを実施して、その防止に努めております。

 また、市のほかにも鉄道の駅などでは市民のボランティアの人々に一生懸命掃除をしていただいています。

 次に7点目「柏駅ではポイ捨て条例でポイ捨ては禁止されているが流山市ではやっているのか。

 また、やる予定はあるのか。」についてお答えいたします。

 流山市には現在そのような条例はありません。

 しかし、条例等が無くてもゴミを捨てる人がいなくなることが大切なことだと考えていますので、今のところ条例を作って取り締まるような方法はなるべく執りたくないと考えています。

 市では、今後もこのような不心得な人が少しでも少なくなるようにPRや不法投棄の防止パトロールの強化をしながらきれいな街づくりを目指して努力してまいりたいと考えています。

 最後に、議員の皆さんにゴミを捨てる人を見かけたらお互いに注意するようご協力をお願いして私の答弁といたします。

これで、望月議員のご質問に対するお答えを終わります。

次に、血矢保健福祉部長さん。

 1番流山小学校6年の小池五恵議員のご質問「流山市の福祉について」お答えします。

 はじめに、目が不自由な方のための点字ブロックがある施設には、市役所、森の図書館、ケアセンタ-といった市の施設をはじめ、駅などにあります。

 このほか、文化会館や南流山センタ-などのエレベ-タ-には点字サインが行われていますし、警察署や保健センタ-では道路から玄関まで点字ブロックが設けられています。

 残念ながら、図書館や博物館、福祉会館、総合体育館などには点字ブロックがありませんが、今後、計画的に順番に付けていくようにしたいと思います。

 ところで、昨年の4月から障害者や高齢者などにやさしいまちづくりを千葉県全体ですすめていくために、県の決りともいうべき「千葉県福祉のまちづくり条例」ができました。これから人が大勢集まる施設を造る場合には点字ブロックなどを作らねばならないようになっています。

 流山市も、これから施設を作る時は、この条例にしたがって建物を作ることになっています。

 次に、おばあちゃんが入院する時、老人福祉センタ-が少なくて、困ったけれど、今後増やす計画はありますか。

 という、質問ですが、たぶん小池議員 のおばちゃんが入れなくて困ったのは、老人福祉センタ-ではなくて、寝たきりのお年寄りの方が入る特別養護老人ホ-ムのことだと思います。

 今、流山市にはこうした老人ホ-ムが2か所ありまして、150人のお年寄りが入っています。

 これだけでは施設に入りたい、という人の希望にそわないので、今、野々下2丁目にもう一つ、50人の方が入れるこうした特別養護老人ホ-ムを作っているところです。

 このホ-ムができるのは、来年の春の予定です。

 ところで、このようなお年寄りの方々に対する施設について、市では、平成6年に健康なお年寄りがいつまでも長生きできるように、また寝たきりなど困った状態になった時に入る施設などを、どれくらい作ったらよいか、などを定めた「高齢者保健福祉計画」という計画を作って、この計画にそって福祉や病院などの専門の方々と一緒になって特別養護老人ホ-ムなどを作っています。

 これからもおじいちゃんやおばあちゃんが、この流山でいつまでも元気に暮らしていけるように、市も頑張っていきたいと思います。

 これで、小池議員のご質問に対するお答えを終わります。次に、30番西初石中学校2年の辻勇佑議員のご質問流山市の福 祉施設についてお答えします。

 今は、10人の人がいればその内の1人が65歳以上のお年寄りという割合が、2020年(平成32年)になると、4人に1人がお年寄りという時代になってきます。

 流山市の場合は、このスピ-ドがもう少し遅くなると思います。

 こうした超スピ-ドで進む高齢化や、核家族化などの社会現象に応えていくために、流山市をはじめ、全国の市町村で、寝たきりや1人暮らしになっても、住み慣れたところで安心して生活ができるように、「高齢者保健福祉計画」という計画が平成6年に作られています。

 この計画に定められている目標に向かって、流山もそうですが、全国で、健康でいつまでも長生きができるように、健康教室や健康診断、或いは老人クラブへの援助といった、生き甲斐のある健康な老後を送るための方策が行われています。

 さらには、寝たきりになったお年寄りの方が入る特別養護老人ホ-ムや、家にいる寝たきりの人をお世話する人(ホ-ムヘルパ-さん)や施設を、福祉や病院などの専門の方々と一緒になって作っているところです。

 平成8年10月には、市役所の近くに「ケアセンタ-」を作り色々なサ-ビスの拠点として整備するなど、一人暮らしのお年寄りの方が安心して暮らせるように、市民の皆さんとともに市をあげて、努力をしているところです。

 辻議員も知っていると思いますが、昨年の国会で、子どもが減ってお年寄りが急激に増えてくる21世紀社会をにらんで、世代間でお年寄りのお世話をすることをねらいとする「介護保険法」という法律が成立しました。

 この法律によって、今年から来年にかけて、先程いった「高齢者保健福祉計画」も作り直すことになっています。この新しい計画によって、今以上に高齢者、一人暮らしのお年寄りの方に優しい街になって行くと思います。

 これで、辻議員のご質問に対するお答えを終わります。

次に、海老原市民生活部長さん。

 4番新川小学校6年の加瀬敏子議員のご質問の健康保険についてお答えします。

 健康保険の制度は、学校で習ったようですので詳しくは省きますが、大きく2つに分けることができます。1つは、会社や役所などで働いている人が入っている、いわゆる健康保険で、もう一つは、農家や個人商店など、自営業の人が入っている国民健康保険です。このうち市役所が担当しているのは国民健康保険ですので、これについてお答えします。

 国民健康保険は、国民健康保険法という法律で、国から、市や町や村で取り扱いをするよう決められています。

 そのため、流山市では国民健康保険係という係を作って12名の職員が担当しています。

 国民健康保険に入っている人は、本市の人口14万8千人の約26パーセントにあたる3万9千人です。

 普段から出し合う国民健康保険料は、サラリーマンの人と同じように収入によって違い、今現在は、最高で1年間53万円、最低で1万1千円です。

 そして、このみんなが出し合った金額の合計が平成8年度では1年間で、約27億円になつています。

 ところで、国民健康保険に入っている人の場合、病院に支払うお金は、普通実際にかかったお金の30%ですから、残りの70%分は、後で、市役所から病院に支払うことになります。

 その合計が同じ平成8年度1年間で約58億円でした。

 これには、重い病気にかかり病院に多くのお金を払った人への特別の支払分や、赤ちやんが生まれた人、亡くなった人への支払、更にお年寄りだけが入っている老人保健制度への支払なども含まれていますが、いずれにしても、助け合いのために皆さんから支払ってもらうお金だけでは合計で31億円が足りません。

 そこでこれらの不足分を補うために、国や県、そして市がお金を出しています。国からの補助金は、全体の半分の約28億円で、市からのお金は約3億円、全体の約5.2%となっています。

 健康保険制度の基本は、学校で勉強されたようにケガや病気になったときには、みんなで助け合うという、考え方自体は単純なものですが、病気やけがをしたとき、治療費が高くて治療を受けられない人がいないように、国民がなんらかの保険に入り、保険料を払い、お互い助け合うという、人が生活していく上で欠くことのできないとても大切な制度ですから、実際には、非常に細かく複雑な制度になっています。

 しかし、いま日本は子どもが減りお年寄りが増えています。ということは病気にかかる人も多くなり、助け合いのお金も年ごとに増えて行く状況ですので、新聞やテレビでも良く報道されているように大きな問題となっています。

 病気やケガをしたらすぐに病院で手当を受けることが大切ですが、一方で、助け合いのお金が少なく済むようにするには一人一人が、日頃から規則正しい生活をし、病気にならないようにすることが大切です。

 これで、加瀬議員のご質問に対するお答えを終わります。

 以上で辻 勇佑君、小池 五恵さん、望月 寛子さん矢口 達彦君、並びに、加瀬 敏子さんの一般質問を終わります。

登壇、質問

次に、八木中学校山本幸奈さんの一般質問をお願いします。

 八木中学校山本幸奈です通告に従いまして一般質問をいたします。

 私の質問は、環境問題について

  1. リサイクルの回収方法の状況があまりよくないのですが、その徹底はされるのでしょうか。
  2. リサイクルされているものが、どこで、どのように使われているのか知りたいのですが、どこで、詳しく調べられますか。
  3. 燃えないゴミの日にカンやビンを捨てても、そのまま回収していってしまう事があるのですが、どうしてですか。また、それはどうされているのですか。

次に、小山小学校伊藤絢さんの一般質問をお願いします。

 小山小学校伊藤絢です通告に従いまして一般質問をいたします。

 私の質問は、ゴミ処理場についてゴミを溜めるところがなくなってきたという話を聞いたのですが、場所をどこに移すのか。

次に、西初石小学校佐野陽平君の一般質問をお願いします。

 西初石小学校佐野陽平です通告に従いまして一般質問をいたします。

 私の質問は、リサイクル活動についてゴミの分別をさらに進め一人一人の市民に実行してもらうために、どんな呼びかけをしていますか。

次に、鰭ケ崎小学校小塚信広君の一般質問をお願いします。

 鰭ヶ崎小学校小塚信広です通告に従いまして一般質問をいたします。

 私の質問は、環境問題について地球温暖化について流山市は、どういう対策を練っているのですか。

 ただいまの4人の一般質問に対し、当局の答弁をお願いします。
 

登壇、答弁・説明

眉山市長さん

 11番小山小学校6年の伊藤絢議員のご質問「新しいごみ処理場をどこに建設するのか」についてお答えいたします。

 みなさんがお菓子を食べると、お菓子の屑や空き箱などのごみがでます。このように人間が生活をしていく上で、ごみは必ず出てきます。

 そして、人が増えるとごみも増えてきます。流山市内から出るごみは市内で処理するという約束ごとがあることから、流山市が処理をしています。

 ごみの中には、ビンやカンなど資源として再利用できるものもたくさんあります。そこで資源となるものを取り除き、残ったごみは燃やして処理しています。

 燃やすことによって量が10分の1ぐらいになるほか、ばい菌なども死んで衛生的になります。

 しかし、ごみを燃やすとダイオキシンという有毒なガスが発生することから、市では人の体に影響のないようにダイオキシンの発生をふせぐ努力を続けています。

 早くごみを燃やさなくともよい処理法ができるようになってほしいと思っています。

 今は、市の北部のこうのす台という場所でごみ処理をおこなっていますが、このごみ処理場は古くなって十分に処理できなくなってきていることや、ごみが増えて処理できなくなってきた ことから、新しいごみ処理場の建設を進めています。

 そして、今の場所では面積的に狭くて新しいごみ焼却場が建てられないことから、新しいごみ処理場用地を決めて発表しました。

 新しいごみ処理場の位置の選定につきましては、平成6年度に策定いたしました「一般廃棄物処理基本計画」の中で、「各種廃棄物処理施設を市内全域を見据えた中で、適所に配置することが重要」との基本方針を示しました。

 平成6年10月には市役所内部に「21クリ-ンプラン」用地選定委員会を設置いたしまして、リサイクルセンタ-とごみ焼却施設用地の選定を議論してまいりました。

 その議論の中で、先ず住居等の移転をせずに、ごみ処理場と地域融和施設を併せて物理的に7ヘクタ-ルの一団の用地を確保できる場所を選びだしまして、その用地に、経済的要因、生活環境要因、自然環境要因、自然保護要因などについて、いろいろな角度から検討を加えました。

 その結果として、新川耕地との結論を得ました。

 そのほか、広報ながれやまを通じてご意見をいただいたり、一般廃棄物の減量や適正な処理を推進するための施策について審議する機関として設けた、廃棄物対策審議会にもお諮りし、新川耕地内に地域融和型施設として設置することが望ましいとのご意見をいただきましたので、新川耕地に設置することを決定いたしました。

 その場所は、ごみを上手に集めることができるなどから、みなさんも車で出かけた時に利用したことがあると思いますが、常磐自動車道の流山インタ-チェンジの南側です。

 これで、伊藤議員のご質問に対するお答えを終わります。

岡本助役さん

 13番鰭ヶ崎小学校6年の小塚信広議員のご質問「地球温暖化について流山市では、どういう対策を練っているのですか。」についてお答えします。

 私たちは、いま、さまざまな環境問題に直面しています。これには、大気汚染や水質汚濁などの公害問題、身近な緑や希少な自然の減少などの自然環境の問題、さらには地球規模で広がっている地球温暖化、オゾン層の破壊、海洋汚染、砂漠化などの地球環境問題があります。

 地球環境問題は、それぞれお互いに関連し合っていて、中でも、地球温暖化は最も影響の広がりが大きく、私たち人類にとってとても大きく根本的な問題であると考えています。

 地球温暖化とは、大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスが増えてきますと地球の平均気温があがってしまうことを言い、温室効果ガスを今のままの状態で出し続けると、約100年後の2100年には平均気温が2度あがり海面は50センチメ-トルあがると予想されています。

 これが現実となりますと、私たちの住む日本では、水不足や水害、日本人の主食であるお米の生産が減ったり、海面が上がって低い土地が海の下になったり、伝染病が広がったり、また、大気汚染や水質汚濁 などの公害の広がりが早く進むなど私たちの生活をとてもおびやかす深刻な問題となると言われています。

 このようなことが現実に起こらないようにするために、日本だけではなく世界で地球温暖化防止への取組みがなされています。

 昨年、12月には世界の170以上の国などが集まり、地球温暖化防止京都会議が開催され、具体的な二酸化炭素削減目標が国ごとに示され地球温暖化防止に努めることになりました。

 私たちの住む日本は、世界の中でもとても多くの二酸化炭素などを出している国として、温暖化について考えていかなければならない責任があり世界からも注目されています。

 さて、具体的にどのように私たちは地球温暖化防止に取り組まなくてはならないか、簡単に言ってしまえば二酸化炭素などを出さないことですが、私たちが生活や活動する上でどうしても出てしまいます。

 二酸化炭素などは、エネルギ-を燃やすことにより発生することはご存じのことと思います。 たとえば、自動車ですがガソリンや軽油などをエンジンで燃やし、私たちや物を目的の場所まで運んでくれる便利なものです。

 また、家庭で使うテレビや冷蔵庫は電気だから問題ないと考えている人もいるかも知れませんが、電気を作るためには石油などのエネルギ-を燃やして作られます。

 さらには、色々なものを買ったときに出るゴミは焼却場で大量に燃やしています。

 どうでしょうか、私たちは地球の恵によって生活していることをもう一度考え、その地球を温暖化させているのは、私たち人間であることを十分理解して、みんなで積極的にできることから取り組むことが大切なことと考えています。

 この地球温暖化の問題は、あまりにも大きく流山市での対策と言った問題ではなく全世界で共通の問題となっていますが、流山市でも第一歩として、市役所の自動車の使用をひかえることや節電などに努め、たとえ少なくても二酸化炭素などの量を確実に減少させることに目標を置いて、努力をしています。

 また、みなさんにも、自分たちの生活の中でできることを提案していきたいと考えています。これで、小塚議員のご質問に対するお答えを終わります。

青野経済環境部長さん

 27番八木中学校2年の山本幸奈議員のご質問「環境問題について」にお答えいたします。まず1点目のリサイクルの回収方法の状況についてですが、自治会や子ども会などの143団体が行っている集団回収と市役所や皆さんの学校などで行っている回収の2通りがあります。

 今年の10月からは、「燃えるごみ」、「燃えないごみ」とは別に資源物を回収する方法を行う予定ですから、さらに徹底されるものと思います。

 次に2点目のリサイクルされているものが、どこで、どのように使われているかということですが、自治会や子ども会などで集めたものは、紙と布と金属とビンの4種類に分けて回収業者が集めています。

 集めたものは、紙やカン、ビンなどの専門の工場に運ばれ、そこでまた製品として生まれ変わって、皆さんのところへ戻ってきます。また、古着などは、海外に輸出されたり、災害救助物資などにも利用されています。

 なお、詳しく調べたいときには、リサイクル推進課にお尋ねください。

 3点目のご質問の「燃えないゴミの日にカンやビンを捨てても、そのまま回収していってしまうことがあるのですが、どうしてですか。

 また、それはどうされているのか。」 ということですが、流山市のごみの集め方は、台所の生ごみや紙類などを「燃えるごみ」として集め、ビニ-ル、プラスチック、ビンや、缶などは「燃えないごみ」として集めています。

 山本議員が、言われるようにビンや缶などは燃えないごみとして一緒に集めていますが、集められた後に清美園(ごみを処理する所)で分ける作業(分別)を行います。

 つまり、ビンは色別(1.透明2.茶3.黒4.青、緑)に分け、缶はスチ-ル缶(鉄)とアルミニウムの缶に分けまして、資源品として別の工場に持っていき再び新しい品物に生まれ変わるようにしていますのでごみとして埋め立したり捨ててはいません。

 更に、ビン、缶、新聞紙、ダンボ-ル、雑誌(マンガ本等)などは、PTA子ども会、自治会、老人会などの人々が各地域でリサイクル活動を実施し、ごみの中でも資源物といわれるこれらの物を回収して有効に役立てる運動を積極的に行っています。

 このことによってごみが減り、埋立てにもよい影響がでたり、市の税金を他の方面に有効利用できたりします。

 なお、現在ごみとして出されているビン、缶、新聞、雑誌、ダンボ-ル、衣類など、平成10年10月からは資源ごみとして市がリサイク ル団体と同じように分けて収集をすることとしています。

 これで、山本議員のご質問に対するお答えを終わります。

 次に5番西初石小学校6年の佐野陽平議員のご質問「リサイクル活動」についてお答えします。

 ごみの分別を市民に実行してもらうために、どんな呼びかけをしていますか。

 というご質問ですが、現在、流山市で行っておりますことは、ごみを減らしてくださいとか、ごみの出し方などについて「広報ながれやま」に載せたり、ごみの出し方、分け方や資源物の出し方、分け方などのパンフレットを作って皆さんの家に配ったり、家でいらなくなったものを売ったりするガレ-ジセ-ルを開いたり、市民の方や小学校4年生の清掃工場の見学の時にお話をしたりして呼びかけをしています。

 また、紙や古着やビンやカンなどを集めてリサイクルするように、皆さんの住んでいる自治会や子ども会やPTAなどにお願いをして、資源物の回収をしてもらってますし、皆さんの通っています学校にもお願いしています。

 皆さんの学校やお家でも、ごみをきちんと分けることやごみを出さないようにいろいろ工夫してやってみてください。

 これで、佐野議員のご質問に対するお答えを終わります。

 以上で山本幸奈さん、伊藤絢さん、佐野陽平君並びに、小塚信広君の一般質問をわります。

 ここでしばらく休憩いたします。

登壇、質問

次に、東深井中学校中屋朋子さんの一般質問をお願いします。 中屋朋子さん。

 東深井中学校中屋朋子です通告に従いまして一般質問をいたします。

 私の質問は、ボランティア活動についてです。学生にしろ個人にしろ地域に密着した生活が今後望まれると思います。

 そう考えるとボランティア活動が活発になることが大切だと思います。

 私自身いろいろな活動をしたいと思っているのですが、どんな活動があるのかよくわかりません。

 もちろん身近なところに地道な活動がありますが、もっと大きな活動としてどんな活動があるのか知りたいです。

次に、東部中学校金田直樹君の一般質問をお願いします。 金田直樹君。

 東部中学校金田直樹です通告に従いまして一般質問をいたします。

 私の質問は、ボランティア活動についてです。

 今、現在この世の中で体が不自由になったりまた、親がいないなどで不幸な人たちがたくさんいてがんばって生きています。

 流山市にもそういう人たちがたくさんいます。

 同じ人間として助け合い、支え合うことが必要だと思いますし流山市が人と人とを助け合い支え合うことのできる街であればいいと思います。

 ですからボランティア活動をもっと活発にしてもいいと思いますし、する必要があると思います。その点、流山市ではどう考えているのですか。どうしようとしているのですか。

次に、長崎小学校福田渉君の一般質問をお願いします。 福田渉君。

 長崎小学校福田渉です通告に従いまして一般質問をいたします。

 私の質問は、市内の安全対策についてです。

 年々車の数が増加し、交通事故も多くなってきています。

 長崎小学校の通学路でもガードレールがある道はほとんどありません。

 また、学校付近の森など暗いところもたくさんあり、変質者も出て恐い思いをしながら登校しています。安全対策については、どのような計画がありますか。

次に、東小学校高橋良太君の一般質問をお願いします。高橋良太君。

 東小学校高橋良太です通告に従いまして一般質問をいたします。

 私の質問は、安全の問題についてです。もっと点字ブロックをふやして欲しい。

 音の出る信号を増やして欲しい。横断歩道しかないところに信号を増やして欲しい。

 ただいまの4人の一般質問に対し、当局の答弁をお願いします。

登壇、答弁・説明

馬場企画部長さん

 25番東深井中学校2年の中屋朋子議員のご質問ボランティア活動についてお答えいたします。

 みなさんがボランティア活動について興味をもっていることを大変嬉しく感じています。

 21世紀は、ボランティアの時代と言われています。

 私たちの街や暮らしを自分たちの手でつくって行こうというのがボランティアです。

 人や自然とのかかわりを通して、心の豊かさを育むボランティアが、今、世界中で広がっています。

 ボランティアにはいろいろな種類があります。

 例えば、地域や団体などで介助や手伝いなどを必要とする人に応えるものや、行事の企画運営、機関紙の編集発行作業、あるいは外国人に言葉を教えることをはじめ、自宅で出来るボランティアなど様々な分野にボランティアはあります。

 これら活動について、皆さんが興味や関心のあることからはじめてみることが、いいと思います。

  •  ボランティアは「自発的な人」とも言われています。嫌いなことをして自発的になれる人は少ないはずです。
    だから、まず、自分の好きなことからはじめてみることがいいのです。
  • ボランティアは、物やお金のためではありません。
    心の充実や社会についての勉強、そして信頼し認め合える人間関係 を求めて、たくさんの人たちがボランティアに参加しています。
  • ボランティアは、人や自然を守る社会的な活動です。だからこそ、考えや立場が違っても、助け合い、認め合い、学び合うことが大切です。
    ボランティアは、ほんのわずかな時間や労力の提供ではじめられます。

 一人ひとりの活動はささやかなものでも、それが積み重なることで社会が動き、変わるのです。ぜひ、みんさんが、これから、様々な分野でのボランティア活動に参加して、活躍してくれることを大いに期待しています。

 これで、中屋議員のご質問に対するお答えを終わります。

次に、血矢保健福祉部長さん

 23番東部中学校2年の金田直樹議員のご質問ボランティア活動について」お答えいたします。

 いま、流山市の福祉がめざしているものは「流山市民全員が、明るく生き生きと暮らせる街づくり」にあります。

 このような街にするには、市民の皆さん一人一人の協力が必要となります。

 ボランティア活動の仕事は、流山市社会福祉協議会にお願いをしています。

 現在、個人の方が486人、グループでは23団体512人、合計998人の人たちがボランティアの登録をして、一人暮らし老人への給食の配達サービスや家事の手伝い、老人ホームなどでの食事やお風呂の手伝い、シーツの取り替え、子ども会などで人形劇をしたり、いろいろな活動をしています。

 また、市内15小学校区において地域ぐるみ福祉ネットワークと言う組織があって、それぞれの地区で敬老大会をしたり、お年寄りと食事会をするなど、各地区ごとに工夫を凝らした福祉サービスを行って喜ばれています。

 ご質問の、「人と人との助け合い支え合うことのできる街」を作るために、この地域ぐるみ福祉ネットワークを大きくした、地区社会福祉協議会を作っているところです。

 この地区社会福祉協議会は、自治会・小中 学校・民生児童委員・日本赤十字奉仕団・ボランティアなど、その地区の身近な人たちが集まって今までよりもっと多くの福祉サービスの活動をします。

 この地区社会福祉協議会が活発になれば、家族も少なく近所との付き合いもなくて、お金や物に頼っていたものが、物よりも心の喜びを取り戻し、本当の人の心、隣の人とのつながりを大切にするようになり、生き生きと暮らせる明るい街になると考えます。

 そのためには、社会のために何か役立ちたい、困っている人のために何かお手伝いをしたいという気持ちを大切にしているボランティアの人の活動が大きな役割となってきます。

 皆さんのご協力をお願いします。

 これで、金田議員のご質問に対するお答えを終わります。

次に、山本学校教育部長さん

 12番長崎小学校6年の福田渉議員のご質問、市内の安全対策についてお答えいたします。

 まず1点目、「年々車の数が増加し、交通事故も多くなってきています。

 長崎小学校の通学路でもガ-ドレ-ルがある道はほとんどありません。」についてお答えいたします。

 学校の通学路は、歩道のあるところ、人通りの多いところ、交通量の少ないところなど、学区の中で、みなさんが最も安全に通学できると考えられる道路です。

 しかし、地域によっては、暗くなりがちな道や人通りの少ない危険な場所もあります。

 教育委員会では、青少年指導センターが中心となって地域のパトロールをしたり、警察と定期的に会議をもち連絡をとりあって事故が起きないように努めています。

 次に、ガードレールの取り付けについてですが、市では、できる限り設置することをめざしています。福田議員が質問された長崎小学校付近の道路は、道幅がせまく、車の通りを考えるとガードレールの取り付けができません。

 そのため市では、側溝にふたをするなどして、歩道を確保するように努めています。

 次に2点目、森などを通行するときの安全対策について、どのような計画があるか。についてお答えいたします。

 私たちの街には豊かな緑がたくさんあります。また、反面、森の中などにある道では暗く感じることもあります。

 しかし、森の木を切れば明るくなりますが、こうした緑や自然を守ることも非常に大切であると考えます。

 難しい問題です。

 こうしたことから、学校へ登校する時や学校からの帰り道は、決められた通学路を通ってください。

 また、遊びに出かけるときなどは、できるだけ一人ではなく友達などとでかけたり、家の人に行き先を言っておくことが大切です。

 市では、少しでも暗く危険な場所をなくすため、PTAや地域の人たちと相談して街路灯をできるだけ多く付けていきたいと考えています。

 毎年450本くらいづつ、計画的に防犯街灯や街路灯を増やしています。

 いま、約12,000本の電灯が建っています。しかし、ガ-ドレ-ルの設置や道路を明るくするだけでは、事故や犯罪をなくすことはできません。

 みなさん一人一人が普段から注意をすることによって、事故や犯罪を未然に防ぐことができます。

 これからも、私たちの街を安全で住み良い街とするために、みなさんと一緒に安全対策を進めていきたいと考えています。

 これで、福田議員のご質問に対するお答えを終わります。

次に、恩田土木部長さん

 5番東小学校6年の高橋良太議員のご質問安全の問題についてのうちもっと点字ブロックをふやして欲しい。

 についてお答えいたします。

 点字ブロック(視覚障害者誘導用ブロック)は、必要に応じて次のような道路に設置することとなっています。

  1. 目の不自由な人の通行の多い生活道路
  2. 鉄道の駅やバスの停留所など目の不自由な人の利用の多い施設(市役所、病院などの公共施設)

とを結ぶ道路また設置の原則(特別な事情がない限り)の中の1項目に視覚障害誘導用ブロックは、歩道上に設置するものとされています。

 流山市では、現在のところ流山駅から市役所、市役所からケアセンタ-の間に点字ブロックを設置していますが、今後共、前にお話いたしました条件に見合うような駅前広場の整備などに併せて点字ブロックを増やす予定です。

 これで、高橋議員の点字ブロックに関する質問に対するお答えを終わります。

次に、海老原市民生活部長さん

 5番東小学校6年の高橋良太議員のご質問、安全の問題についてのうち2点目の信号を増やして欲しい、についてお答えいたします。

 東深井小学校の望月寛子議員の質問と同じであり、先ほどお答えいたしましたが、お年寄りや障害者などの利用の多いところに、音で知らせる信号の装置を増やして行くため、警察署や福祉を受け持つ人逹と話合いを進めます。

 次に、「横断歩道しかないところに信号を増やして欲しい。」についてお答えいたします。運転免許証を持つ人が増えている中で、車の行き来する台数はますます増え、交通の危険も増えて来ると思います。

 現在、市内には横断歩道が約380か所にあり、このうち信号機の付いている場所は約110か所でして、約3か所に1か所は信号機の付いている計算となります。

 信号機は、音の出る信号機のところでもお話しましたように、千葉県の警察本部というところが千葉県全体の交通の様子を見ながら、どの市や町のどの場所につけたら一番事故が減るかなど、色々話合いをした上で付けています。

 そのため私たちが流山市だけを見て付けて欲しいと言ってもなかなか全部がそのとおりにはなりません。

 流山市内に付けられる信号機は毎年2つ か3つになります。警察の人のお話を聞くと、信号機を付けると安全だと思っている人が多いが、信号を付けたために大きな事故が増えることもあるそうです。

 それは、みんな信号だけを頼り、周りをよく見ずに道路に飛び出したりすることが多くなるからだそうです。

 ですから皆さんは信号があるからと言って無闇に飛び出したりせず、よく左右を見てから渡ってください。

 これからも、事故の多く起きる所や車の通行が多く、危ないと思われる場所などについては、引き続き信号を付けてもらえるよう警察署にお願いをして参ります。

 また、市では信号機などのお願いと併せて警察署や交通安全協会の人たちと協力し合って、交通事故を無くすための交通安全教室を始め交通ルールやマナーを重点とした講習会や映画会を行っています。

 道路の正しい歩き方や横断の仕方、信号の見方や自転車の安全な乗り方を身につけ、交通事故の無い生活を送ってください。

 これで、高橋議員のご質問に対するお答えを終わります。

 以上で中屋朋子さん、金田直樹君、福田渉君並びに、高橋良太君の一般質問を終わります。

 以上で17人全員の一般質問を終了いたします。

 以上で本日の議事日程は、全て終了しました。 これをもって、流山市子ども議会を閉会いたします。(午後3時38分閉会)

作文の朗読

 引き続いて、作文の朗読をしていただきます。作文は、こんなまちに住みたいと題して本日出席の皆さん全員から提出してもらいました。

 ここでは、皆さんを代表して小学生2人、中学生1人の3人に作文の朗読をしてもらいます。名前を呼ばれた方は演壇に進んで作文を発表して下さい。

まず始めに八木北小学校小原一樹くん「こんなまちに住みたい」

八木北小学校 小原一樹

 旅に行ったとき、その旅先で「何処から来たの」と聞かれることがよくあります。

 始めは、「千葉県の流山市です。」と答えましたが、よく解ってもらえず、「柏の隣の市です。」というと「ああ」という返事が帰って来ます。この頃では始めから「柏の方です。」と答えるようにしています。

 でも、自分が住んでいる街を答えられないのはとてもさみしいことだと思います。

 しかし、考えてみたら自分自身はどうでしょう。「流山市はこんな街だ。」と言ってみてどう言われてもなにも浮かんで来ません。

 他の町と比べて特徴がないのだと思います。僕の生まれ育つたこの流山市に故郷として、何か心の中で誇りに思えるような物があると良いなあと思います。

 近代的な物を取り入れるのも、生活が豊かになるし、住みよい街にもなるのでよいと思いますが、気持ちの上で誇れる物というのはそう言うこととは違うと思います。

 近代的な都市として有名になるのではなく、市の行事、市民の暖かい心などで名が知られるということです。もともと流山市は、葛飾県という県の県庁所在地だったと四年生のときに習いました。

 そんな歴史のある街なら市民にアピ-ル出来る物があると思います。まず住んで いる市民に呼び掛けて、「流山市はこんな街だ」という物をはっきりさせたらよいと思います。

 あと一つ、市議会の方にお願いがあります。それは、道路のことです。

 友達の家に行くときなど歩道が無いところがほとんどだということです。

 たいてい僕は自転車で行くのですが、すれすれに車が横を通って、ドキッとすることがよくあります。僕の他にもお年寄りや体の不自由な人にとっても、とても歩きにくい歩道だと思います。

 もっと安心して歩ける道が欲しいです。

 僕も市民の一員として努力したいです。

次に流山北小学校 上島慎市君「こんな街に住みたい」

流山北小学校 上島慎市

 僕の家の近くには大きな公園が無い。

 こういうときに、阪神大震災のような大地震が発生したらどうなるのだろうか。

 学校や公園に避難する人が大半だろう。しかし、それでも住民全体が入れるはずがない。

 そこで、大きな公園をもっと沢山作って欲しいと思う。

 そうすれば住民が避難する場所が拡大するし、私たちのような子どもがゆうゆうと遊べることが出来る。

 もう一つの提案は、歩行者天国のような地域を一定時間設けることだ。

 最近自動車が増え、狭い道まで自動車が入ってくる。例えば、つい最近出来た文化会館の横を通る道などである。

 他にもいろいろあるが、ここで言いたいことは、自動車があまり通らない道でもいいから、そこの道を一定時間、例えば、「九時から十七時」までとか、自動車が通らない道を設けたらどうだろうか。

 そうすれば子どもが遊んでいて、ボ-ルなどが道へ転がっていっても交通事故にあうなどということが減るのではないかと思う。

 最後に、ス-パ-マ-ケットなどを建設し商業などを発達させればもっと流山市が活発な市となるのではないかと思う。

 理想だけれど、今まで提案した案が採用されると、いい街になり、住んでみたいなぁと思うのではないかと 僕は考える。

次に常盤松中学校櫻井葉子さん「こんな街に住みたい」

常盤松中学校 櫻井葉子

 皆さんは最近、星を見ましたか。

 私は先日、ふと見上げた夜空で、力強く輝くオリオン座と出会うことができました。 

 「もう東京では綺麗な星も見えない」そう言う話を耳にすることが多くなってきたこの頃、私はあんなに綺麗な星に会えたのは本当に何年ぶりかというような気がします。

 私は、今、自分がこうして毎日を過ごす流山に対して、不満などは一切ありません。

 たしかに私が14歳という立場だから、見えてこない部分は沢山あると思います。

 今の流山に対して、こうして欲しい、ああして欲しい、そう言う物が浮かんでこないのもそのせいかもしれません。

 経済、円安ドル高、そんな言葉並べたって私には何にも解りません。

 けど、この流山には緑も沢山あるし、綺麗な星も見える、そして何と言っても私の周りの人達はみんな暖かい。

 私の視点から見た流山には、「まち」という一番素晴らしい部分が沢山あると私は思います。

 私がこの流山に望むことは一つだけです。それは何か一つ、この街の自慢が欲しいということです。

 「これといったら流山、流山といったら」市民だれでもがそう思えるような、また、他のどの街の人からもそう思われるような街の自慢を流山市民の力で作 り上げることが出来たらと思います。

 私はこの町で暮らすことができて、そしてこの町を自分の故郷とよぶことができて本当に良かったと思います。

 何十年、何百年たってもこの自然と、この人の暖かさがなくなってしまわないように、私ができることを精一杯やっていきたいと思います。

教育長講評謝辞

 石井教育長から講評並びに謝辞を申し上げます。

 流山市の子ども議会について、全体の講評をいたします。

 はじめに、子ども議会の開催にあたりましては、企画調整課及び議会事務局の方々、ならびに各部局のご尽力をいただきましたことに、厚くお礼を申し上げます。

 さて、みなさんは学校の学習の中で、自分の考えを自分の言葉で話し合うことが、とても大切なことを学んでいることと思います。

 また、みなさんは学校では、代表委員会や生徒会などの仕事をする中で、意見をたくさん出し合いながら、自分たちの通う学校生活などが、よりよくなるように話し合いを行っていることと思います。

 同じように市の議会も、たくさんの意見を出し合いながら、流山に住む人々が幸福に暮らせるように、重要な話し合いを進めているところです。

 今回の子ども議会は、これからの流山市の未来を担うみなさんが、この流山市に対して、どのようなことを希望し、どんな町にしたいと思っているのかなどについて、市長さんや議長をはじめ、たくさん部長さん方が、意見を聞き、おおいに参考とするために開催されました。約2時間30分という短い時間でしたけれども、議会の運営のしかたや仕組み、会議場の様子などたくさんのことが体験できたことと 思います。

 流山市は、先ほどの市長さんや議長さんのお話のとおり、将来の流山市がどのような町になっていくことが大切か、という考え方を、現在みんなで力を合わせて検討しているところです。

 ですから、みなさんの意見は、たいへん貴重な意見としてとても参考になりました。

 きょうの質問の中には、将来の都市や常磐新線について、また福祉や環境問題について、さらにボランティア活動と安全対策など、どの意見も、大切なものばかりで流山市が、考えていかなければならないものがたくさん出されましたが、みなさんが流山市について本当に真剣に考えていることに感心させられました。

 たくさんの部長さんがみなさんと、約束したものは、必ず実現させてくれるものと思います。

 意見の中で特に、は、大変印象に残り、すぐれた意見だと思いました。また、議長や副議長さんは、議会の進行がスムーズにいくよう、全体に注意しながら、会議を進めてくれましたが、話し方や進行など、さすがに中学生だと感心させられました。

 残念ながら、今回は、質問できなかった人たちの意見の中にも、流山市のことについて、本当によく考えている意見が、たくさんありましたので、今後参考し ていきたいと思います。全体としては、初めての議会にもかかわらず、とてもすばらしい会議ができたと思います。

 今回みなさんは、各学校の代表として参加してくれましたが、それぞれの学校にかえりましても、この貴重な経験を生かして、これからの学校生活や委員会活動などに積極的に取り組んでほしいと思います。

 おわりになりましたが、引率された各学校の先生方におかれましては、この子ども議会の開催にあたり、子どもたちへのご指導・ご協力に対しまして心から感謝申し上げ、講評といたします。

 ありがとうございました。

 以上で流山市子ども議会を終わります。

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