ぐるっと流山 史跡ガイドと巡る利根運河 窪田酒造と利根運河大師
令和7年5月15日(木曜日)、利根運河交流館主催の「史跡ガイドとめぐる利根運河 窪田酒造と利根運河大師」が開催されました。運河駅を出発した参加者20名は、NPO法人流山史跡ガイドの会の方の案内で、利根運河大師と窪田酒造を巡りました。
創建以来、利根運河大師護持会をはじめとする地元の方々の尽力で今日まで守られてきた「新四国八十八ケ所利根運河霊場」。利根運河大師堂には、22体のお大師様が並び、利根運河周辺には、今も89体の大師が祀られています。
「新四国八十八ケ所利根運河霊場」は、利根運河株式会社の支配人であった森田繁男氏の呼びかけに対し89の申込があったため、番外として89番札所を建立し、大正2年5月21日に創建されました。その後、台風による水害や、運河堤防の拡幅や嵩上げなどの工事のため、利根運河大師は散り散りとなりましたが、運河河畔に「利根運河大師堂」が建立され、平成8年4月21日に落慶法要が執り行われました。こうして創建当初に近い形に復元され、今日まで守られてきています。
今回は、利根運河大師堂を含め、約30の利根運河大師を巡り、長い歴史に触れることができました。
続いて、千葉県最北の醸造所で明治初めの創業以来、清酒やみりんを醸造している老舗酒造の窪田酒造を見学しました。
社長の窪田さんから、「お酒ができるまで」のパンフレットを頂き、詳しい説明を受けながら、酒蔵内の実際の設備を見学しました。貴重な機会に参加者は真剣そのものでした。見学終了後、お酒の試飲をさせていただき、お酒やみりんを購入することもできました。
利根運河大師、窪田酒造の見学を終えて利根運河交流館に到着後、史跡ガイドの会の方から利根運河の歴史等についてのお話を伺いました。実際に見学したところに加え、「ムルデル碑」や「利根運河ビリケン像」についても説明を受け、知識を深め、歴史と自然の豊かな利根運河を再認識しました。
7月6日(日曜日)まで、利根運河交流館では、国土交通省江戸川河川事務所所有の昔の利根運河の写真や過去の改修工事の写真を、運河駅ギャラリーでは、市立博物館所蔵の写真などを展示しています。歴史ある利根運河の写真や資料の数々をご覧ください。
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