ぐるっと流山 在宅医療講演会「当たり前の幸せを感じられる在宅医療へ!」
令和7年5月17日(土曜日)、スターツおおたかの森ホールで「在宅医療講演会 当たり前の幸せを感じられる在宅医療へ!」が開催されました。主催の市民団体「流山高齢者安心ネット」は、2009年の設立以来、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせる社会を目指し、講演会開催や冊子発行などの活動を続けています。当日は雨にもかかわらず、450名を超える市民が参加し、会場は熱気に包まれました。
講師の山中光茂先生は、「しろひげ在宅診療所」(東京都江戸川区)の院長として、約180名のスタッフとともに24時間365日の訪問診療体制を築いている在宅医療の専門医です。アフリカ・ケニアでエイズ対策に医師として取り組んだ後、33歳で三重県松阪市長に全国最年少で就任(2期8年)。現在、再び医師として取り組んでいます。行政の立場から地域包括ケアの推進にも尽力したという異色の経歴の持ち主でもあります。
講演では、「形だけの24時間対応ではなく、本当に『断らずに最期まで診る』在宅医療の質を高めていく必要がある」ことを強調。市内の訪問診療医や看護師、ケアマネジャーらを交えた意見交換(パネルディスカッション)では、多職種が連携して患者や家族を支える重要性について活発な議論が交わされました。「自宅に帰ることで余命が延びることもあり、『自宅の持つ力は大きい』」との言葉には、会場の皆さんも大きく頷いていました。講演後半の意見交換タイムでは、参加者から次々と質問が寄せられ、在宅医療への関心の高さが伺えました。
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