ぐるっと流山 令和3年度生物多様性シンポジウム
令和3年11月23日(祝日・火曜日)、おおたかの森センター周辺で生物多様性シンポジウムを開催し、78人が参加しました。流山市では、生物多様性の保全・回復に優先的に取り組む重点地区・拠点を選出しており、市野谷周辺も重点地区の一つとなっています。このシンポジウムは、環境学習を通して生物多様性の重要性について学んでもらうと共に、重点地区・拠点の魅力を知っていただくことを目的に毎年開催しているものです。今年はおおたかの森センターでの講座に加え、市野谷水鳥の池と市野谷の森でフィールド観察会も行いました。
第1部では、おおたかの森センターホールで講座を行いました。初めに、都市鳥研究会顧問の唐沢さんより、「都市化するタカ類」についてご講演いただきました。日本の都市部でタカ目が繁殖していることと具体的な繁殖事例の紹介がありました。「猛禽類は鋭い足の爪とくちばしが特徴であり、その足でムクドリなどの野鳥を捕食します。そうして食物連鎖が起こり生態系が成り立っています」と生物多様性についての説明に参加者の方は驚いていました。
その後、流山のオオタカを守る会代表の紺野竹夫さんより、「流山市にオオタカが生息する意味と意義」についてご講演いただきました。「オオタカなどの猛禽類が生活していくためには、エサとなる生き物が生息できる豊かな自然環境が必要であり、オオタカを守ることは自然を守ることを意味します」と自然環境の保全についてお話がありました。
第2部では、2つのコースに分かれてフィールド観察会です。市野谷水鳥の池ウォッチングコースは講師の紺野さんにご案内いただきました。みんなでバードウォッチングをして池を1周した後、発見した鳥について「こんな鳥がいたよ」と参加者の皆さんで「鳥合わせ」を行いました。市野谷の森ウォーキングコースは唐沢さんにご案内いただきました。唐沢さんは「市野谷の森は木が適宜切られており太陽の光が差し込むため地面からの植物もたくさん生息している。自然を守るためには木を切るなど手を入れていくことも必要」と自然を守っていく方法についてお話しされていました。
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