ぐるっと流山　女性のための課題解決セミナー

　平成29年10月5日（木曜日）から11月16日（木曜日）まで、女性のための課題解決セミナー（全6回）が、南流山センターで開催されました。1回目は「リーダーに必要な発言・発表とは」。市民社会パートナーズ代表・庄嶋孝広さんを講師に迎え、コミュニケーションにおける傾聴の姿勢の重要性や、簡潔に分かりやすく伝えるための技法を学びました。2回目は「ファシリテーション:効率的な会議の進め方」。引き続き庄島さんを講師に、会議運営における論点整理、意見集約の方法などを学び、最後に付箋を使ったファシリテーション実習を行いました。

　3回目は「行列ができる講座・イベントづくり:企画力と広報力」。特定非営利活動法人男児共同参画おおた代表・坂田静香さんを講師に迎え、効果的な企画の立て方と広報の方法について学びました。講座では講座を企画するときには、対象者を絞って相手に合わせた講師・講座内容にするとともに、参加への障壁を低くすることが重要であることなどを学びました。

　4回目は「コミュニケーションは自分を知ることから始まる」。講師は、カウンセリング&サポートサービスN カウンセラー高山直子さんです。自分自身を掘り下げるワークや、リーダーとしてのコミュニケーション論を学びました。自分から見た自分、他者から見た自分、自分が理想とする自分を比較検討し、自尊感情を維持する手法や、他者の安心感を阻害しないことが必要であるとなどを学びました。

　5回目の講師も高山さんです。「自己紹介から始めるプレゼンテーションスキル」と題し、前回の講義を基に、全員がテーマに沿って3分間スピーチを行いました。自己紹介や皆さんに知ってほしいことなど、各々のテーマで印象的に残るスピーチが実践されました。最後に講師から「スピーチにおいて、自分らしさは最大のストレングス（強み）。自分らしさを表現して、さまざまなステージで課題解決を目指して欲しい」とのアドバイスをいただきました。

　最終回では、「リーダーから学ぶ～東北3県の次世代女性リーダー育成プロジェクト活動を通して」と題し、特定非営利活動法人ウィメンズアイ代表理事・石本めぐみさんを講師に、女性リーダーとしての実践事例を学びました。石本さんからは「リーダーシップとは素質ではなく、学んで身につける行動様式。自信がなくても、思い切ってリーダーのコートを着てみることが大切だ」とのアドバイスがありました。受講者からは「仕事や地域、PTA活動などで役立つ情報が得られた」、「自分でもできることがあるかもしれないと思えた」などの感想がありました。