ぐるっと流山 バリアフリー演劇鑑賞会~誰もがともに

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ページ番号1016599  更新日 平成29年10月23日

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来場者の案内をする生徒の写真

 平成29年10月22日(日曜日)、文化会館で「バリアフリー演劇鑑賞会~誰もがともに」が開催され、台風21号の接近に伴う風雨の中、ご来場の皆さんが高校生の演劇を楽しみました。この演劇鑑賞会は、聴覚障害者の方には台本情報をもとに字幕表示を、視覚障害者の方には台詞以外に解説を、補助犬同伴の方にはゆったりとしたスペースを、車いすの方には同伴者と一緒のスペースをと、「障害者差別解消法」が施行された昨年度から開催されているものです。

筆談用の手帳の写真

 受付には、聴覚障害者のために筆談用の手帳が用意されました。「この筆談用のカードを示すときは、必ず口で話してから指差してください。障害者の方は、皆さんの口の動きで内容を判断されます」と、開場前に主催者からボランティアの皆さんに説明がありました。
 受け付けは、流山北小学校地区ボランティアグループの皆さんが、会場案内は、流通経済大学付属柏高校演劇部の生徒さんたちが手伝ってくださいました。

舞台に並ぶ演者の写真

 出演は、10月15日(日曜日)に文化会館で開催された千葉県高校演劇第1地区秋季地区発表会で優勝した県立柏の葉高校演劇部の皆さんです。演目の原作は、有川浩の長編小説「旅猫リポート」。第34回吉川英治文学新人賞などを受賞し、舞台化を前提に執筆された作品です。事情があって飼い猫ナナを手放さなければならなくなったサトルは、ナナの引き取り手を求め、旅をします。それは、サトルの幼少のころから現在までを、時間を追って再確認する旅でもありました。高校生の熱演に、客席で涙する人の姿もありました。

舞台の様子の写真

 今回の公演に先立ち、夏休みの8月18日(金曜日)には流山や野田、柏の演劇部の高校生90人がアイマスクや白杖、車椅子などを使ってバリアフリー講習会を、さらに9月16日(土曜日)にはリハーサルをそれぞれ文化会館で開催し、障害者のご意見を聞かせていただくなどして、本番に向けて舞台稽古などを重ねてきました。

演技や台詞で分かりやすく演じる高校生の写真

 リハーサルで視覚障害者の方々からお寄せいただいたご意見を反映して、場面や動きを新たに台詞の中に組み込んだり、回想シーンでは時間差が分かるようにオルゴールの音を入れたり、より伝わりやすいように工夫が凝らされました。流山市身体障害者福祉会の近藤富士子さん(65歳)は「着ぐるみなどに頼らず、演技や台詞で分かりやすく演じた若々しい舞台に感動しました」と話してくださいました。

高校生たちの集合写真

 この演劇鑑賞会は、市教育委員会と流山市社会福祉協議会が主催し、生涯学習センター指定管理者アクティオ株式会社と株式会社リアライズが協力して準備が進められてきた企画で、国が認定する、2020年以降を見据えたレガシー創出のための文化プログラム「beyond2020」認証事業として開催されました。当日の様子は、ケーブルテレビJ:COMや千葉日報に取材され、10月24日(火曜日)にJ:COMの人気番組「デイリーニュース」で放送される予定です。

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