令和2年流山市議会第4回定例会
開会日(令和2年11月26日)
市政に関する諸般の報告を申し上げます。
人口の動静および財政状況については、お配りした資料により、報告に代えさせていただきます。
はじめに、新型コロナウイルス感染症対策に関連する事項について申し上げます。
新型コロナウイルス感染症対策については、去る10月28日に第12回流山市新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、市内の高齢者入所施設における面会に関する方針等について決定いたしました。
会議では、流山市医師会会長及び感染症・公衆衛生担当理事に出席いただき、感染拡大防止に関する講話をいただいたほか、専門的見地から助言をいただきました。
11月24日には第13回同対策本部会議を開催し、現時点の感染状況を把握・分析するとともに、今後の感染防止対策と、年末年始のコールセンターの開設やPCR検査体制等について協議しました。
また、10月中旬以降、新型コロナウイルス感染症のり患者が急増していることから、広報や安心メールをはじめ、11月12日から流山おおたかの森駅自由通路、南流山駅前公園及び運河駅のデジタルサイネージにおいても、市民一人ひとりに一層の感染予防の協力を呼び掛けるなど、今冬の感染爆発を防止するため、感染予防の徹底の啓発に取り組んでいるところです。
次に、高齢者インフルエンザ予防接種自己負担の無料化について申し上げます。
高齢者インフルエンザ予防接種自己負担の無料化については、広報やホームページをはじめ、チラシ・ポスターを公共施設や契約医療機関に掲示したほか、去る10月29日に開催した民生委員・児童委員協議会理事会で説明し、地域の民生委員を通じた周知について協力を依頼する等、今後の感染症シーズンを迎え、希望する高齢者が接種につながるよう啓発に取り組み、10月末時点の高齢者の予防接種件数が18,831件と、前年の同時期に比べ3.68倍の件数、前年度年間接種件数の約88パーセントの進捗率となっています。
次に、高齢者施設等新型コロナウイルス感染症研修事業の実施について申し上げます。
高齢者施設等における新型コロナウイルス感染症の集団感染を防止するため、流山市医師会の協力を得て、市内の特別養護老人ホーム等の高齢者入所施設、デイサービス等の居宅介護サービス事業所及び障害福祉サービス事業所を対象として、施設等における感染防止対策について医師が専門的見地から指導・助言を行う高齢者施設等新型コロナウイルス感染症研修事業を12月中旬に実施できるよう準備を進めています。
次に、新型コロナウイルス感染症に係る自宅療養者への配食サービス事業の実施について申し上げます。
新型コロナウイルス感染症に感染し、原則として入院となる要介護認定を受けた高齢者以外の方のうち、保健所の判断により自宅で療養される方を対象として、民間業者に委託し、1日3食の配食サービスを行い、療養に専念できるよう支援する新型コロナウイルス感染症に係る自宅療養者への配食サービス事業について、12月下旬の開始に向け準備を進めています。
次に、流山市ひとり親家庭への臨時特別給付金の追加支給について申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け収入が減少したひとり親世帯等への国のひとり親世帯臨時特別給付金の追加給付受給者、または家計が急変した同給付金基本給付受給者を対象に、流山市ひとり親家庭への臨時特別給付金5万円を追加して11月20日以降、順次支給しています。
続けて、新型コロナウイルス感染症対策関連以外の市政に関する一般報告について申し上げます。
はじめに、ひとり親家庭等医療費等助成事業の現物給付化について申し上げます。
償還払いで行っていたひとり親家庭等医療費等助成事業について、ひとり親世帯の負担の軽減と利便性向上を図るため、去る11月1日から現物給付に移行しました。
次に、流山版DMO・株式会社流山ツーリズムデザインの設立について申し上げます。
去る8月26日、市内外企業や各種団体からの出資を受け、官民が連携し流山版DMO・株式会社流山ツーリズムデザインを設立しました。
同社では、流山本町及び利根運河両地域の魅力を高めるため、マーケティングや、情報発信、観光に繋がる商品開発、プロモーションなどを行い、多くの方々に来訪いただき、両地域の経済の活性化を図ってまいります。
現在、新年度からの事業スタートに向けて準備を進めているところです。
また、同社では今後、観光庁によるDMOへの登録を申請し、国の地方創生推進交付金を活用した事業を進めていく予定です。
次に、つくばエクスプレス沿線土地区画整理事業について申し上げます。
千葉県が施行する 運動公園周辺地区 について、都市計画道路3・4・5号加市野谷線の、令和3年6月の全区間開通を目指し、都市計画道路3・3・2号新川南流山線までの未供用区間の工事を進めており、一日も早い開通を目指し、県と連携しながら事業を進めてまいります。
同じく千葉県が施行する 木地区 については、一部地権者との交渉に時間を要したこと、地盤改良工事の追加等により、事業期間を2年延伸し令和5年9月までとし、事業費を増額する事業計画の変更を11月20日付けで行いました。
県に対して1日も早く事業が完了できるよう要望するとともに、コスト縮減により市負担金の低減に努めるよう要望しました。
引き続き、事業推進のため県と連携を図ってまいります。
本市が施行する 鰭ケ崎・思井地区 について、令和3年5月の換地処分に向けて手続きを進めており、各地権者を対象に換地計画の個別説明を去る10月22日から11月6日まで実施しました。
次に、歩行者の交通安全対策について申し上げます。
昨年5月に、滋賀県大津市で発生した、保育園児の交通死亡事故を受け、保育園や学校周辺交差点部を中心に安全点検を実施し、車止めやガードパイプ設置等による安全対策を進めてきました。
昨年度14交差点、今年度12交差点を選定し、市内合計26交差点の工事が、今年度末で完了する予定です。
今後も引き続き、安心安全の環境整備に努めてまいります。
令和3年4月開校の流山市立おおぐろの森小学校の校歌制作者が決定しました。
作詞は、歌手・作詞家・俳優の一青窈氏、作曲は、歌手・作曲家の木村弓氏、編曲は、作曲家・ピアニストの中川俊郎氏です。
作詞の一青窈氏は、「ハナミズキ」や「もらい泣き」などヒット曲を多数発信し、日本レコード大賞や日本有線大賞等、数々の音楽賞や新人賞を受賞し、NHK紅白歌合戦に5回出場しています。
作曲の木村弓氏は、宮崎駿監督映画「千と千尋の神隠し」の主題歌等を作曲して歌い、日本レコード大賞金賞、日本アカデミー賞主題歌賞などを受賞し、NHK紅白歌合戦にも特別ゲストとして出演しています。
編曲の中川俊郎氏は、日本作曲家協議会常務理事、日本現代音楽協会理事、お茶の水女子大学非常勤講師等を務め、日本の現代音楽シーンを牽引しつつ、サントリーの黒ウーロン茶等CMソングの作曲等も多数手掛けています。
なお、木村弓氏と中川俊郎氏は流山市民でもいらっしゃいます。
制作者の選定にあたっては、市教育委員会職員と市内小・中学校音楽担当教諭から構成される校歌制作委員会で協議を重ね、同校の木造校舎のイメージに合致する方々を候補として交渉を進め、3氏に決定いたしました。
3氏は大変著名な方々ですが、児童・保護者・地域のためになるなら、また、コロナ禍で沈みがちな市民に元気を与えたいということで快諾していただきました。
現在、校歌制作の作業が進められており、完成は令和3年1月末を予定しています。
次に、令和3年成人式の開催について申し上げます。
令和3年1月10日、キッコーマン アリーナを会場として流山市成人式を開催します。
今回の新成人は、男性816名、女性781名、合計1,597名です。
式典は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、午前10時から、及び12時からの2回に分けて開催します。
現在、成人式実行委員35名が企画検討や運営の準備等を進めています。
閉会日(令和2年12月16日)
この場をお借りし、3件ご報告申し上げます。
はじめに、年末年始における新型コロナウイルス相談専用ダイヤルの開設及びPCR検査の実施等について申し上げます。
12月29日から1月3日までの年末年始期間の発熱者等、新型コロナウイルス感染症に関する相談体制として、「新型コロナウイルス相談専用ダイヤル」を休止日なく午前8時30分から午後5時15分まで開設いたします。
また、流山市医師会のご協力のもと、流山市PCR検査センターの検査を12月31日、1月3日に実施いたします。
なお、感染者情報については、千葉県の発表に合わせて、安心メールや市ホームページ等で随時、情報発信いたします。
次に、おおぐろの森中学校の制服タイプの決定について申し上げます。
令和4年4月開校予定の流山市立おおぐろの森中学校の制服については、市内で初めてブレザータイプを採用し、多様なニーズに対応できるよう、「スラックス、スカートを選択できる制服」とすることを決定しました。
具体的なデザインについては制服メーカーから企画を募り、令和3年5月、おおぐろの森中学校に通学する児童生徒・保護者の投票により決定する予定です。
なお、開校時の2、3年生については、以前の学校で着用していた制服を引き続き着用することができることとしています。
また、1年生及び転入生のうち、希望する生徒については、兄、姉の制服や以前の学校の制服を着用することができることとしています。
次に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に係るオランダ代表チーム事前キャンプの受け入れ等について申し上げます。
令和3年度に延期になった東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に際して、本市での事前キャンプを前提にすでに協議を進めていたパラリンピック女子車いすバスケットボールオランダ代表チームに加え、現在、パラリンピック卓球オランダ代表チームについても、千葉県を通じて具体的に受け入れの協議を進めています。
また、オリンピック競技については、現在、女子ハンドボールオランダ代表チームの事前キャンプの受け入れの可能性について模索しているところです。
今後、国の手引きに従った新型コロナウイルス感染症対策を採り入れたオランダ代表チーム事前キャンプの受け入れに向け、同代表チームと市民との交流事業の実施について準備を進めてまいります。
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