平成26年流山市議会第3回定例会

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ページ番号1009762  更新日 令和4年9月22日

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提案理由の説明に先立ちまして、市政に関する諸般の報告を申し上げます。
人口の動静及び財政状況については、お配りした資料により、報告に代えさせていただきます。

はじめに
「平和施策事業」について申し上げます。
平和の大切さについて学び、考え、次代に繋ぐことを目的とする平和施策事業として、今年度も、公募による小学5、6年生20人を平和大使として8月5日・6日に広島市に派遣しました。
昨年を上回る22万羽の市民手作りによる折り鶴を平和記念公園の原爆の子の像前に献納するとともに、6日に開催された平和祈念式典に参列しました。この折り鶴は、「平和を願う千羽鶴作成」事業として、延べ385名の市民ボランティアの皆様によって千羽ごとに束ねていただいたものです。
また、8月20日には、派遣した子どもたちによる平和大使報告会が市役所で開かれ、今回の派遣活動をまとめた作文集が提出されました。 この作文集は、子どもたちが広島で感じた平和への想いを市民に広くお知らせし後世につなげていくため、市ホームページへの掲載をはじめ、市役所情報公開コーナー、市内小中学校、図書館、公民館、生涯学習センターに配架しました。
このほかの平和施策として、広島平和記念資料館の協力を得て、サダコと折り鶴ポスター展を7月17日から8月15日まで、南流山センター、市役所1階ロビー、森の図書館において順次、開催しました。
 
次に「新川耕地南地域の開発」について申し上げます。
新川耕地南地域の開発については、昨年8月に当該地域の地権者協議会の総意としていただいた要望を尊重し、地権者の開発を側面から支援するため、流山市景観計画の見直しに着手しました。
見直しに当たっては、見直し案の概要に関する説明会を7月26日
及び27日に文化会館で開催し、8月5日から本日まで同概要の縦覧を行っています。概要の縦覧後は、流山市景観計画の変更案の縦覧、都市計画審議会の審議を経て今年度内の見直しを目指してまいります。
また、新川耕地内に移転・整備する予定の新たなスポーツフィールドについては、サッカー場、駐車場、日陰や修景のための植栽、管理棟や倉庫を整備する方向で検討しています。
市では、その整備に必要な面積を概ね4~5ヘクタールと考えており、10月頃から用地の選定作業に着手し、今年度内に移転場所を決定したいと考えています。
 
次に「事務室レイアウト変更による利便性の向上」について申し上げます。
ファシリティマネジメント施策の一環である第三庁舎貸付事業の収入等を活用して実施した、第二庁舎4階の少人数対応の会議室兼ランチスペースの整備が完了し、7月28日から使用しています。
10月初旬には、同貸付事業の収入などを活用して、第一庁舎1階を利用者に分かりやすく、プライバシー保護に配慮した窓口環境に改善する工事に着手し、10月中の完了を目指します。
 
次に「八木南地区コミュニティホームの今後の方向性」について申し上げます。
八木南地区は、昭和46年に旧自治省からモデル・コミュニティ地区の指定を受け、3カ所のコミュニティホームを整備しました。
今年で築42年が経過したこれらの建物は、長期にわたり地域コミュニティの形成に寄与し、所期の目的を達成した現在、老朽化対策や利用形態について今後の方向性を早急に検討する必要があります。
市では、この課題の解決に向け、9月下旬から地域に出向いて意見交換を重ね、今年度末までに地元住民の皆様のご意見をまとめ、今後の方向性を決定してまいります。
 
次に「総合防災訓練の実施」について申し上げます。
10月5日、おおたかの森スポーツフィールド及びコミュニティプラザを会場に、今年度の総合防災訓練を実施します。今年度の訓練は、「生きる、そして守る」をテーマに、初期消火、救助・救急訓練等を市民の皆様の参加をいただき実施します。
また、同日に八木北小学校を会場に実施される一部自治会の防災訓練会場との通信訓練や物資輸送訓練も行い、地域との連携強化を図り、災害に強いまちづくりを目指してまいります。
 
次に「第36回流山市民まつりの実施」について申し上げます。
流山市民まつり実行委員会主催による第36回流山市民まつりと市民健康まつりを10月26日に同時開催します。
今年は、市民総合体育館の建替え工事中のため、昨年までの総合運動公園に代わり、流山セントラルパーク駅前から生涯学習センターまでの一帯が会場となります。
当日は、来場者の利便性を図るため、昨年同様に宅配業者による配送サービスや荷物の一時預り所を開設します。
会場では、好評の姉妹・友好都市の物産展をはじめ、市民が主役のステージも予定しています。また、今年も例年同様、多数の来場者に配慮した安全確保に万全を図ってまいります。
 
次に「水痘と高齢者の肺炎球菌感染症予防接種の開始」について申し上げます。
10月1日から、予防接種法施行令の一部改正に伴い、幼児を対象とした水痘(水ぼうそう)の予防接種と、高齢者を対象とした肺炎球菌感染症予防接種が定期予防接種に追加されます。
今回追加される高齢者の肺炎球菌感染症予防接種については、65歳以上で5歳刻みの年齢の方が対象となり、自己負担額2,400円で接種が受けられるよう準備を進めています。
市では既に、本年4月1日から9月30日まで、75歳以上の高齢者を対象に自己負担額6,000円で受けられるよう肺炎球菌感染症予防接種費用の一部を助成していますが、今回改正された定期予防接種の対象とならない年齢の高齢者にも予防接種の機会を確保するため、対象を65歳以上までに引き下げて助成を継続してまいります。
なお、自己負担額は、これまで同様に6,000円で受けられるよう準備を進めています。
 
次に「子ども医療費助成事業の拡大」について申し上げます。
本市では、子育て環境の充実及び保護者の経済的負担の軽減を図るため、現在、入院は中学校3年生まで、通院は小学校6年生まで医療費の助成を行っています。
このたび、市議会をはじめ、多くの市民の皆様からの御要望に応えるとともに、更なる子育て環境の充実を図るため、通院医療費の助成を従来通り200円の自己負担で所得制限を設けず、中学校3年生まで拡大します。
これは、県による補助制度の拡大を待たずに、本市単独で子ども医療費助成事業の拡大を図るもので、運用は、今議会での予算審議を経て、12月診療分からの適用を予定しています。
今後も、引き続き子育て環境の充実に努めてまいります。
 
次に「子ども・子育て支援新制度」について申し上げます。
子ども・子育て支援新制度は、介護保険制度と同様に、「認定」と「契約」を導入し、就学前児童を養育する保護者が希望に応じて幼稚園・保育所等を選択できる制度を目指すものです。
具体的には、保育所・認定こども園での保育、更には新たに創設される小規模保育所等を希望する保護者は、市から、保育の必要性の認定を受け、希望施設を選択し、運営事業者との契約により児童を入園させます。
また、保育の必要性がなく幼稚園・認定こども園での教育を希望する保護者は、運営事業者との契約により児童を入園させ、市は入園後に保育の必要性がないことを認定します。
なお、保育所は、待機児童の解消を優先するため、当面は、現行のとおり、市が、入所保育所を決定し、保護者と契約を結ぶこととなります。
また、当該新制度は、保育所と同様に需要が急増している学童クラブについて、市町村が条例により、設備及び運営に関する基準を定めることにより、安全で安心できる環境整備を行うことも位置付けています。
市では、11月から始まる来年度の入園手続きに間に合わせるため、省令に基づく新制度関連の4つの条例を本定例会に上程しています。 
省令の交付時期が6月初旬と大幅に遅れたため、条例の上程に当たっての、市民参加条例に基づく市民参加の複数手続きについては、流山市子ども・子育て会議への諮問・答申と、市民との意見交換会を選択しました。
意見交換会については、去る7月26日及び27日に市内4会場で開催し、合計50名の参加をいただきました。
今後、意見交換会でいただいた様々なご意見を踏まえ、今年度策定する流山市子ども・子育て支援事業計画や新制度に係る準備を進めてまいります。
 
次に「第38回流山花火大会」について申し上げます。
8月23日、江戸川堤において第38回流山花火大会が盛大に開催されました。
今年も、三郷市の花火大会との同日開催により、恒例のスカイミュージカルをはじめ、両市併せて約1万発の花火が打ち上げられました。
テレビ等による紹介により花火大会の認知度が上がり、昨年を1万3千人上回る16万5千人の方々が市内外から来場され、歓声と大きな拍手が寄せられました。
 
次に「第8回全国緑のカーテンフォーラム」について申し上げます。
8月31日、生涯学習センターにおいて第8回全国緑のカーテンフォーラム in 流山が開催されました。このフォーラムは、緑のカーテンの魅力をアピールし、その普及・発展を目的に行われている全国的な催しで、今年のフォーラムは緑のカーテンの普及や発展に取り組む各自治体の中から、本市の活動が認められ会場市になったものです。
当日は、NPO法人緑のカーテン応援団の菊本るり子氏による基調講演や流山ゴーヤカーテン普及促進協議会による事例発表、さらには各自治体や企業のパネル展示などが行われ、350人の来場者がありました。
今後も、地球温暖化対策に効果のある緑のカーテンの普及・啓発に努めてまいります。
 
次に「東京電力株式会社に対する損害賠償請求」について申し上げます。
東京電力株式会社から、去る6月27日付けで、平成25年度分の廃棄物処理事業に係る追加的費用などについて、損害賠償請求の受付を開始する旨の通知があったことから、去る8月21日に東京電力株式会社に対し、剪定枝等収集運搬及び処分業務委託費など、合計4億1,011万1,635円の請求書を手渡しました。
また、平成23年度及び24年度請求分の未払い合計額9,181万
1,023円のうち、特に、現時点で支払い項目になっていない放射能対策室に係る人件費6,045万2,345円分について支払い項目として再考するよう、強く要請しました。
引き続き、東京電力株式会社に対して、強く交渉してまいります。
 
次に「まちなか森づくりプロジェクト事業」について申し上げます。
本市では、防災や生態系維持のほか、二酸化炭素吸収、ヒートアイランド抑制などを目的として、公共施設に積極的に樹木を増やす「まちなか森づくりプロジェクト事業」を平成22年度から推進しています。
今年度は、11月1日に一般社団法人千葉県トラック協会から苗木の提供などのご協力をいただき、おおたかの森スポーツフィールドに約200本の植樹を予定しています。
当日は、施設利用者や関係者など合計約120名の参加を予定しており、植樹のほか記念看板の除幕式も行います。
今後も、市民参加による森づくりを推進してまいります。
 
次に「つくばエクスプレス沿線整備事業」について申し上げます。
UR都市機構が施行する新市街地地区では、事業期間を平成28年度末まで3ヵ年延伸したことに伴い、期間内に確実な工事の完成を目指す土地利用計画の事業計画変更について、今年度末までに認可を得る準備を進めています。
都市計画道路3・2・25号下花輪駒木線「都市軸道路」の東武野田線と交差するアンダー区間の整備については、平成28年度末の完成を目指し、9月上旬には工事施工業者決定します。
千葉県が施行する、運動公園周辺地区では、事業の進捗状況に関する権利者の不安に対応するため、8月30日及び31日の2日間、施行者と共に地区全体で6回の説明会を開催し、合計111名の参加をいただきました。説明会で寄せられた貴重なご意見は、今後の事業に反映させるよう県と協議を進めてまいります。
同じく千葉県が施行する木地区では、都市計画道路3・5・13号流山上貝塚線(県道松戸野田線)の、平成27年度末完成を目指し、8月6日から迂回道路への切換えを開始しました。
また、地区内の骨格となる幹線道路沿いには、商業施設が順次オープンしており、順調に地域の活性化が促進されるものと期待しています。
市が施行する西平井・鰭ヶ崎地区では、第4期土地区画審議会委員として、宅地所有者7名・借地権者1名・学識経験者2名の合計10名の方々を8月2日に委嘱しました。
また、保留地販売については、7月12日から21日まで第1期販売として10区画を販売し、4区画に対し6組の申し込みがありました。
現在4区画で契約手続きを進めており、残りの画地についても先着順で販売を行っており、1区画について申し込みがありました。
同じく市が施行する 鰭ケ崎・思井地区では、鰭ケ崎調整池工事や造成工事を進めているほか、三本松古墳の埋蔵文化財調査に着手しました。
また、仮換地(案)や家屋移転等については、未だ地権者全員の合意が得られていないことから、引き続き地権者の皆さんの合意を得られるよう丁寧な説明に努めてまいります。
 
次に「市民総合体育館建替え事業の進捗」について申し上げます。
市民総合体育館建替え事業については、基礎躯体工事を施工しており、8月末時点で全体工事の約16%が完了しました。
掘削残土については7月初旬から搬出を始めており、今後も、工事中の安全を最優先し、平成27年11月の完成、翌28年春のオープンを目指してまいります。
 
次に「有権者の利便性及び投票率の向上策」について申し上げます。
有権者の利便性および投票率の向上を図るため、おおたかの森出張所内に期日前投票所を新設します。
これは、これまでの多くの議員の方々からのご指摘・ご提言を踏まえ、関係部署と協議を進め、新設することと判断したものです。
また、有権者が増加しているつくばエクスプレス沿線投票区域の分設、組み替えを行うため、現在、市内に41カ所ある投票区について、市内44カ所とする新たな投票区域(案)を作成しました。
案では、第4投票区・東谷自治会館を新たに第42投票区と分設し、第5投票区・南流山センターを新たに第43投票区と分設する予定です。 また、第14投票区・第3コミュニティホーム、第15投票区・第1コミュニティホーム及び第38投票区・三輪会館の投票区域の一部組み替えを行い、新たに第44投票区を設置する予定です。
また投票区域の変更に伴う投票所の変更も検討しています。今後、対象区域の自治会などと協議を行いながら新たな投票区域を決定してまいります。
なお、これらの新設・変更については、平成27年4月執行予定の千葉県議会議員一般選挙からの実施を目指しています。
 
次に「おおたかの森小・中学校建設事業の進捗」について申し上げます。 
おおたかの森小中学校建設事業については、現在、3階の躯体工事を施工しており、8月末時点で全体工事の約58%が完了しました。
引き続き、工事中の安全を最優先し、平成27年4月の開校に向け準備を進めてまいります。

 

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