平成26年流山市議会第2回定例会

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ページ番号1009763  更新日 平成29年9月15日

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提案理由の説明に先立ちまして、市政に関する諸般の報告を申し上げます。
人口の動静及び財政状況については、お配りした資料により、報告に代えさせていただきます。

はじめに「公金管理における厳正な対応策」について申し上げます。
先に明らかとなった本市元職員による公金横領事件については、
これまで、議会の皆様への説明及び記者会見、さらには、「広報ながれやま」や市ホームページで市民の皆様にご説明し、任命・監督責任について猛省してまいりました。
公金等の適正管理については、財務規則等の関係法令のほか、過去に発生した公金横領事件を契機に制定した「公金等適正管理マニュアル(平成22年2月制定)」の遵守により、その徹底を図ってまいりました。しかし、再び公金管理における不祥事が発生したことは、本市行政に対する信頼を著しく失墜させたものであります。
現在、今回の不祥事を招いた要因を明らかにするとともに、今後の再発防止策を検討しており、まずはその一環として、5月27日及び28日に、部課長級の職員全員を対象とした「公務員倫理・コンプライアンス研修」を私も出席して実施いたしました。
今後も引き続き、あらゆる機会を通じて、全体の奉仕者たるにふさわしい意識の定着と職場風土の醸成に努めて参ります。
また、公金等の取扱い状況を明らかにするために、庁内全課を対象に「公金等の保管状況に関する調査」を実施いたしました。
今後は、その調査結果を踏まえ、「公金等適正管理マニュアル」に沿った公金等の取扱いについて、出納員、資金前渡職員等に対する検査の強化を図ってまいります。
さらに、監査委員においても、今回の事件を踏まえ、改めて監査の実施方法について、改善を検討する旨の報告を受けております。
今回の不祥事については、わたくし及び副市長とも任命・監督責任を痛感しておりますことから、今定例会にそれぞれの給料の10分の1を3か月間減額するため、「流山市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例」をご提案申し上げるものであります。
今後とも、失われた信頼を回復するため、わたくし以下職員一丸となって職務に精励してまいりますので、御理解いただきますよう宜しくお願い申し上げます。

次に、「新川耕地南地域の開発」について申し上げます。
新川耕地南地域の開発については、昨年8月に当該地域の地権者協議会から地権者の総意として要望のあった、新川耕地スポーツフィールドを含む一体開発の内容を踏まえ、「産業の振興」、「雇用の創出」、「税収の確保」という視点に立ち、地権者の開発を支援してまいります。
本年度は、現在の新川耕地スポーツフィールドを移転・再整備する「新スポーツフィールド」の整備方針を固めるとともに、新川承(しょう)水路(すいろ)流域の排水対策との整合を図ってまいります。
また、当該地域の開発を円滑に進めるため、景観計画等の見直しを進めてまいります。

次に「相馬市への職員派遣」について申し上げます。
本市と相馬市による「災害時の応援に関する協定書」に基づき、相馬市の復旧復興の応援を行うため、昨年度派遣した職員1名を、引き続き4月1日から今年度1年間の予定で、相馬市都市整備課に派遣しました。
今後も、相馬市からの派遣要請に可能な限り対応し、一日も早い姉妹都市の復旧復興を支援してまいります。

次に「都市再興のための公的不動産活用検討委託調査」について申し上げます。 
国土交通省が募集した「平成26年度都市再興のための公的財産(PRE)活用検討委託調査」で、本市が応募した「実践的PPPを前提としたPRE戦略」の提案が採択されました。今回、国土交通省が採択したのは全国でわずか8団体であり、本市では、本定例会に提案しております関連予算の議決後、速やかに国と契約を締結し、公共施設等総合管理計画(案)の策定や具体的な資産経営のプロジェクトを検討してまいります。

次に「ファシリティマネジメント施策における事業者提案制度」について申し上げます。
本市が推進するファシリティマネジメント施策の一環として、事業者提案制度のプロポーザルコンペを4月18日に実施しました。
コンペの応募は合計で3件あり、審査の結果、「民間事業者による防災備蓄倉庫整備促進事業」及び「安心安全まちづくり拠点(防災カフェ)整備運営事業」の2件を条件付き協議対象案件に選定しました。
今後、具体的な事業の実施に向け、全庁的体制で提案者と協議を重ねてまいります。

次に「庁舎レイアウト変更による利便性の向上」について申し上げます。
本年4月に実施した、下水道2課の水道局への移転に伴う、本庁舎事務室のレイアウト変更により空きスペースとなった第3庁舎について、4月14日に医療法人社団愛友会ナーシングプラザ流山と賃貸契約を締結しました。
契約では、年間約480万円の貸付料収入が見込まれています。
現在、この歳入を活用して、第一庁舎1階を利用者にわかりやすく、またプライバシーに配慮した窓口環境に改善すること及び、第二庁舎4階を少人数対応の会議室兼ランチスペースとして、本年秋をめどに整備を行っていく予定です。

次に「『臨時福祉給付金』並びに『子育て世帯臨時特例給付金』の給付」について申し上げます。
本年4月からの消費税率引き上げに際し、低所得世帯や子育て世帯への負担を軽減するため、国の暫定的・臨時的な措置として「臨時福祉給付金」並びに「子育て世帯臨時特例給付金」を給付します。
臨時福祉給付金は、6月中旬に本年度の市民税額が確定することから、その後速やかに給付対象者へ申請書を個別に郵送し、7月7日から10月7日まで郵送による給付申請の受付を行い、8月7日から順次、
口座振替により給付を行います。
また、「子育て世帯臨時特例給付金」についても、本年度の市民税額確定後、速やかにすべての給付対象者へ申請書を個別に郵送します。臨時福祉給付金との重複申請を避けるため、7月14日から給付申請の受付を行います。申請期間は10月14日までで、窓口及び郵送での受付を行い、8月7日から順次口座振替により給付を行います。
今回の給付については、「広報ながれやま」6月11日号及び市ホームページで周知を図るなど、多様な手段で広く市民へお知らせするとともに、給付事務に万全な体制を整えてまいります。

次に「高齢者福祉センター森の倶楽部の全館オープン」について申し上げます。
高齢者福祉センター森の倶楽部は、平成25年4月の一部オープンに続き、来る7月1日に全館がオープンします。
新たに完成した施設には、趣味のサークルや集会等に利用できる多目的室や食事・喫茶が楽しめるレストランを備えており、更に陶芸や盆栽等を楽しめる「北部高齢者趣味の家」を併せ持つ施設となっています。レストランの運営は、障害者自立支援の観点から、プロポーザル審査の結果、「NPO法人自立サポートネット流山」に決定いたしました。
今回の全館オープンにより、施設の終日利用が容易になるなど、森の倶楽部の利便性が更に向上することとなり、利用者が快適に楽しく利用いただけるものと期待しています。 
なお、本年3月定例会における予算審査特別委員会の中で、森の倶楽部レストランの利用に関して私の答弁内容が正確性を欠いておりましたので、この場をお借りして訂正させていただきます。
レストランの利用については、原則として、森の倶楽部利用者に限らせていただきますが、同施設の利用者を介助するために一緒に来館された方や敬老を目的として開催される施設内の催しなどに参加される高齢者以外の方もご利用が可能となります。

次に「重症心身障害児(者)施設『東葛医療福祉センター光陽園』の開設」について申し上げます。
本年4月1日、東葛地区で初めての重症心身障害児(者)施設となる「東葛医療福祉センター光陽園」が柏市にオープンいたしました。
この施設は、本市を含む東葛6市と千葉県が支援し、整備した施設です。今後、療養介護やショートステイサービスの充実が図られ、介護者の負担が大幅に軽減されるものと期待しています。

次に「第38回流山花火大会」について申し上げます。
流山花火大会実行委員会主催による『第38回流山花火大会』については、8月23日 土曜日に開催されることが決定しました。
今大会も、昨年に引き続き三郷市との同日開催となる予定で、両市合わせて1万発の花火を打ち上げる計画となっています。実行委員会では、花火を間近で楽しめる有料観覧席の販売や「屋台村」の営業も例年通り計画していますので、流山の夏の風物詩であるこの花火大会に多くの皆様のご来場をお待ちしております。

次に「東京電力株式会社に対する損害賠償請求」について申し上げます。
東京電力株式会社から、去る4月11日付けで、平成24年度分の放射能対策事業に対する損害賠償額、1億2,218万2,908円の入金がありました。
これにより、平成24年度請求分の入金総額は、1億2,396万8,659円となりました。現在までに、平成23年度分及び24年度分の請求総額は、3億9,465万3,288円で支払総額は、3億284万2,265円となり、回収率は76.7%となっています。
引き続き、未払い分9,181万1,023円について、東京電力株式会社に強く支払いを求めていきます。

次に「指定廃棄物の最終処分場の確保等に関する緊急要望書の提出」について申し上げます。
指定廃棄物の最終処分場候補地の選定については、去る4月17日に開催された第4回千葉県指定廃棄物処理促進市町村長会議において、環境省が示した、「国有地、国有林に限定せず、県有地や民有地を含めた広い範囲を対象として、最終処分場の候補地を千葉県内に1か所選定する」ことが了承されました。
しかし、未だ具体的なスケジュール等は明確に示されていないため、5月15日に、松戸市、柏市、流山市、我孫子市、印西市の5市で環境省へ赴き、石原環境大臣宛てに、今回で4回目となる「指定廃棄物の最終処分場の確保等に関する緊急要望書」を提出してまいりました。

次に「つくばエクスプレス沿線整備事業」について申し上げます。
UR都市機構が施行する新市街地地区では、平成25年度末の事業費ベースの進捗が約87%となり、地区の全域で事業が展開されています。なお、3月末に予定していた換地処分が困難となり事業期間を3ヵ年延伸する事業計画の変更が3月12日に認可されたことから、UR都市機構から権利者に対し、3月31日付けで事業期間の延伸について通知されました。
都市計画道路3・2・25号下花輪駒木線「都市軸道路」の東武野田線と交差するアンダー区間の整備については、平成28年度の完成を目指し、UR都市機構と東武鉄道株式会社の間で3月28日に施行協定が締結され、現在、東武鉄道株式会社による入札手続きが行われています。一方、都市軸道路完成に向け移転が必要となる大型施設については、未だ移転先の土地活用計画が施行者に示されておらず、協議が進展していないことから、施行者と市が連携し事業の促進を図ってまいります。
千葉県が施行する、運動公園周辺地区では、平成25年度末の事業費ベースの進捗が約41%となりました。
建設中のおおたかの森小中学校西側で整備を進めてきた宅地約1.4haが完成し、今後、使用収益の開始及び保留地販売が行われる予定です。
また、4月16日には、千葉県庁を訪問し、おおたかの森小中学校の開校までに通学路の整備が行われるよう県土整備部都市整備局長へ直接要望書を提出してまいりました。
同じく千葉県が施行する木地区では、平成25年度末の事業費ベースの進捗が約79%となり、地区の全域で事業が展開されています。
地区の中心を通る都市計画道路3・4・31号木南流山線が今年2月に全線開通したことにより、南流山駅への交通利便性が向上し、周辺の戸建住宅や共同住宅等の建築が盛んに行われています。
市が施行する西平井・鰭ケ崎地区では、 平成25年度末の事業費ベースの進捗が約82%となり、地区の94%で事業を展開しています。
4月25日には、本年8月1日が任期満了となる土地区画整理審議会委員選挙を7月27日とする公告を行いました。
今回改選となる審議会委員の数は、地区の分割により、地権者、借地権者、学識経験者の合わせて 10名を予定しています。
同じく市が施行する鰭ケ崎・思井地区では、今年1月から行った関係地権者への供覧によりご了解を頂いた地権者のうち、家屋移転が必要な土地について土地区画整理審議会の承認を得て、仮換地指定を行いました。今後も、早期着工を目指し、家屋移転等の交渉を進めてまいります。

次に「市民総合体育館建替え事業の進捗」について申し上げます。
市民総合体育館建替え事業については、平成25年度末で杭工事が終了し、5月末時点で全体工事の約8%が完了しました。
現在、基礎部分の掘削工事に着手しており、今後も、工事中の安全を最優先し、平成27年11月の完成、翌28年春のオープンを目指してまいります。

次に、「都市計画道路3・4・8号美田駒木線の開通」について申し上げます。
平成25年10月に供用開始された、新市街地地区のスーパーカスミから美田団地方面を結ぶ都市計画道路3・4・8号美田駒木線について、千葉県警察本部等の協議を踏まえ、本年1月より工事に着手していた美田団地内の改良工事が完了し、5月19日に開通しました。
これにより、交通導線の改善や新市街地地区と既成市街地との道路ネットワークが向上し、地区の活性化が図られるものと期待しています。

次に「(仮称)新流山橋建設事業」について申し上げます。
(仮称)新流山橋建設事業については、千葉県が前年度末に行った渡河部及び取付区間の高架部に関するパブリックコメントの結果が公表され、併せて、「平成26年度より事業に着手する」とする、千葉県の対応方針が示されました。
これにより、前年度都市計画事業として着手した区間と併せ、市内全区間の事業化が図られました。今後も、早期に整備が図られるよう、
千葉県に全面的に協力してまいります。

次に、「平成26年度東葛中部地区連合水防団水防演習の開催」について申し上げます。
5月24日、江戸川河川敷において、松戸市と流山市合同で東葛中部地区連合水防団水防演習を開催しました。この演習は、2年に1回開催されており、本年度は流山市が幹事市として主催し、真夏を感じるほどの晴天の中、両市合わせて、300名を超える水防団員や建設業協同組合員が参加し訓練を行いました。
当日の訓練に参加した皆様、また開催の準備に携わった皆様に心から感謝申し上げます。

次に「おおたかの森小中学校建設事業の進捗及び校章の決定」について申し上げます。 
おおたかの森小中学校建設事業については、基礎の躯体工事が完了し、現在、1階の鉄筋工事を行っており、5月末時点で全体工事の約33%が完了しました。引き続き、安全を最優先とした取り組みを行い、平成27年4月の開校に向け準備してまいります。
また、校章については、デザインの一般公募を行ったところ、合計192件の応募がありました。
校章選定委員会で協議・評価を行った結果、「オオタカ」及び「森」をイメージした作品に決定しました。

次に「市民総合体育館の管理・運営方針」について申し上げます。
建設中の市民総合体育館については、市民の健康づくりや体力づくりは勿論のこと、公式競技が行えるスポーツ活動の拠点として、更には駅前立地を活かすなど、効率的でより質の高い公共サービスを提供するため、「指定管理者」制度を導入する予定です。
本年度は、新しい市民総合体育館の機能を最大限に生かした管理・運営を行うため、本市が推進するファシリティマネジメント施策の一環として、民間事業者の持つノウハウを活用し、市場性調査を実施しました。今年4月25日に開催した説明会には、20グループの民間事業者に参加いただきました。
5月7日から9日まで行った企画提案書の募集では、8グループから提案があり、このうち6グループと5月20日にヒアリングを行いました。
なお、ヒアリングの概要は、6月上旬に市ホームページで公表する予定です。この調査を通して、施設利用料の設定を行うなど指定管理者を公募する際の諸条件を整理し、更なる質の高い公共サービスの提供を目指してまいります。

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