平成20年度行財政改革審議会会議録(第1回)
- 日時
- 平成20年4月25日(金曜日)午後2時~4時まで
- 場所
- 流山市役所第1庁舎4階 第1・2委員会室
- 出席委員
- 浅井委員、井原委員、清水委員、小口委員、鎌田委員、杉浦委員、小嶋委員、白須賀委員、横山委員、後藤委員、井上委員、岩下委員
- 傍聴者
- 1名
- 欠席委員
- 大内委員、洞下委員、加藤委員
- 関係部署
- 井崎市長
- 事務局
- 染谷企画財政部長、遠藤行政改革推進課長、増田課長補佐、佐藤係長、染谷主査、秋元副主査
- 議事内容
- 別添議事録のとおり
- 議題
- 平成20年度諮問事項について
会長及び副会長の選出等について
平成19年度答申に対する対応について
議事録(概要)
(事務局)
開会宣言【会長選出まで事務局が仮議長】
本日の議事に入る前に、4月1日付けで事務局の人事異動があったので、報告する。
(事務局のメンバーの変更を紹介)
会長、副会長の選出に入るが、どなたか立候補はいますか。
立候補者がいないので、推薦をお願いします。
(委員)
浅井委員を推薦したい。仕事上民間企業を多く見てこられ、この審議会の趣旨や運営方向に適した方である。バランス感覚がすばらしく、発言力があり、経験を活かし、うまくまとめていただけると思う。
(事務局)
浅井委員を推薦する意見が上がったがいかがか。
(「異議なし」の声)
では、意義なしということなので、浅井委員に会長をお願いしたい。
【浅井委員了承、浅井委員は会長席へ移動】
(会長)
(会長就任あいさつ)
(事務局)
ここからは、浅井会長に議会進行をお願いしたい。
(会長)
では議事を進めたい。まず、副会長を選出したいが、立候補があれば受けたい。
特にいないようなので、活発な議論をしていただける小口さんに、是非副会長をお願いしたいがいかがか。
【小口委員及び各委員了承、小口委員は副会長席へ移動】
(副会長)
(就任挨拶)
【市長到着】
(市長)
(挨拶
諮問内容を説明
市長から会長・副会長へ諮問書を提出)
【市長退室】
(会長)
これまでの審議会の経過について事務局から説明願いたい。
(事務局)
第1次及び第2次行財政改革審議会の委嘱期間、部会内容、答申・建議について、配布資料(資料1)を説明
(会長)
続いて、今年度の審議会の予定について事務局から説明願いたい。
(事務局)
(行財政改革審議会スケジュールについて、配布資料(資料2)を説明)
(会長)
答申は9月ということで、時間的に余裕がない中で、審議を進めなければならない。部会形式で審議を進めるということだが、まず新行財政実行プランについて説明いただきたい。
(事務局)
新行財政実行プランは平成16年度に作成したもので、それを平成17年度から平成21年度までの改革方針や改革を実践する72項目を定めている。当審議会においては、毎年、市が行った改革結果について報告し、委員の皆様に意見をいただいている。
平成19年度の審議会では、前年度の改革推進状況について報告し、その推進状況について意見をいただいた。
(会長)
続いて外部評価について事務局から説明いただきたい。
(事務局)
本市は、17年度から21年度までの総合計画の中の36施策について、毎年それぞれの施策の成果指標に対する進捗状況がどうであったかを評価し、次年度の課題や方向性を確定している。しかしこれは、職員が行った評価なので、その評価が妥当なものかどうかを市民や有識者の目で評価していただくのが外部評価ということで、一昨年は10施策、昨年は15施策について行財政改革審議会で審議していただいた。
(会長)
これまでの事務局の説明に対しての質問があれば伺いたい。
(質問なし)
ひとつは、新行政改革実行プランについては予定通り実行されているかを監査すること。またもうひとつは、行政が行っている施策に対する内部評価を外部の目でしっかり確認するということ。たとえ限られた項目であっても、外部の目で見られているという意識を職員に持ってもらうことが大事だと思う。
続いて、昨年度本審議会が提出した諮問書に対し、行政側はどの様に対応をされたかについて事務局から説明をいただきたい。
(事務局)
(答申書への対応について、配布資料(資料3-1内「総論」)を説明
進捗状況報告書の書式の改善案について配布資料(資料4)を説明
新行財政改革実行プランの改革プロセスがわかる書式について配布資料(資料5)を説明)
(会長)
事務局説明に対して、各委員から意見を伺いたい。
(副会長)
審議会が提出した諮問に対しての対応策をこのように一覧にまとめて報告にいたるまでにはかなり事務量が増えてしまうものか。
(事務局)
各課からの回答をもとに行財政改革実施本部に報告しながら作成するので、報告まで多少時間を要している。
(委員)
「課長の仕事」のように業務の進行管理においては、情報開示とモニタリングの2つが大事だと思う。情報開示は、標準化と市民の認知がなされることが必須であり、現行の開示フォーマットで市民が認知できるのかを検証する必要がある。また、モニタリングについては、現在のこの15名の委員が代表して行っているけれども、本来は市民が行うものである。今後、市民がモニタリングするための方法の構築が必要である。また、年1回のモニタリングではなく、常に個々の具体的な事業の進捗度が、今現在どの程度なのかを市民がいつでも見てわかるようなものでないと十分なモニタリングとはいえない。そのためには、課長のマネジメントとして、各職員にいつまでに何をどこまでやらせるかといったことを把握、コントロールすることが必要である。
(事務局)
「課長の仕事」については、年に1度の作成だが、各職場では実際の日常業務について、担当者がだれで、いつまでやるかといったスケジュールを作成していると思う。
(委員)
現在の外部評価は、限られた項目や重点施策を評価しているが、どの施策について外部評価されるかわからないといった危機感を職員には、持ってもらいたい。
(事務局)
外部評価の対象施策については、事前に職員には公開していない。
(委員)
資料4の表の中の実施時期の欄についてだが、一年を横軸にしたガントチャートになれば進捗状況が理解し易いと思う。この表にある内容ならば、実施時期を何年と明記すれば済むと思う。
(委員)
限られた時間でしか審議ができない状況なので、審議会前に資料を配布してもらえないと十分な意見交換ができない。資料を事前配布することと、次回の見通しなどを明確にして欲しい。
(事務局)
資料の事前配布は、これまでも行っているが、引き続き努めたい。
(委員)
一般的に行政のやることの揚げ足取りと解釈されないような、建設的な議論を活発に行っていきたい。
(委員)
昨年度は、議論の時間が少ないこともあり、議論中に混乱が生じていたので、今年度からは、部会方式を採用することに賛成する。
「課長の仕事」の作成によって、業務内容や量と各課の職員数についての関係が理解しやすくなる。更にそれぞれの仕事のフローチャートが作成されると良い。
(委員)
「部長の仕事」「課長の仕事」に続き、「係長の仕事」「担当者の仕事」を自己申告チェックの意味を含め作成されたら良いと思う。できることならば、年に一回ではなく、数回作成できたら良いのではないか。
(事務局)
今回は、あくまで市民に公開という前提で「部長の仕事と目標」「課長の仕事」の作成しているわけだが、公開していなくても職場レベルで作成に努めている。
(委員)
民間企業の経験から、目標成果管理表について申し上げると、部下が「この一年こういうことをやります」といったものを上司に提出し、半年後、一年後に実績報告を行うというもの。
「市民満足度を向上させる」「小さな組織を」「効率的な行政運営を」などの目標は抽象的に設定されているため、どこまで達成すれば100点なのか、70点なのかが見えてこない。具体的な数字で目標を設定した方がわかり易くて良いと思う。結果的にその数字に達することができないなら、その理由を述べればよい訳で、失敗や未達成を恐れないで取り組むことも大切である。
また、答申書への対応表など、行政職員は作文でまとめがちだが、箇条書きの方が明瞭であるし、それで十分である。
(委員)
これまで審議委員は行政を良くしようという気持ちで答申しているし、職員側も改善しようとする意識改革が進んでいるように感じられる。職員には、たとえ未達成であっても、失敗してしまったとしても、ダラダラと言い訳めいた自己評価作文を連ねるのではなく、「できなかったとことを率直に認め、問題を把握して解決することが、次の達成に必ず役立つんだ」という意識をもってもらいたい。
(委員)
「課長の仕事」のようなものは、民間ではマネージャーが作成し、自分と部下が問題を共有して解決していくときに用いられている。管理職以下の個々の担当者レベルにおいては、マニュアルを確立させることで十分だと思う。
民間では、いくら儲けるかが勝負で、目標の数値化がしやすいが、行政の仕事について目標の数値化は、非常に難しいと思う。行政改革に対する評価も数字で判断するというように単純にはいかない、だからこそこの審議会の意味があるのだろう。
また、審議会で行う外部評価については、価値観にまで踏み入るようなことはしないように留意していきたいと思う。
民間と行政に共通していることだが、総務・人事・労務の分野の業務に対する評価についての査定も困難である。どういう人事なら何点だとか、評価する側の判断基準が定まらない恐れがあると思う。
仕事と成果(アウトカム)が結びつかないことが、行政の仕事の特徴なのかもしれない。
(委員)
私の職場では、職員個々が、目標申告を数値化して出すことになったのだが、数値価が困難であっても無理やり設定している。無理やり設定した数値を達成すること自体が全てになるという危機感を抱いている。数値化が難しいケースもあることを理解しておかなければならない。
(委員)
民間は数字で動くのでわかりやすい。行政は市場原理が働かないので、放置しておくとチェック機能がなくなってしまう。
行政の役割は、市民の幸せ・満足させることが大切であって、それを忘れてしまうものは改革ではないと思う。例えば、人件費の削減についても満足度やサービスが低下してしまっては、経費削減も意味がないということである。
この審議会が行うチェックは、ある施策の設定や運営状況が、自分や子ども、両親などの満足度が下がってしまう恐れがないかどうか、また行政がサボらずに当たり前のことを当たり前に行っているかという視点でとらえ、パフォーマンスを最大に引き出してあげることに徹すれば良いのかもしれない。
(委員)
郵便局は、今年から民営化ということで利益を追求することとなっても、公務員的価値観を一掃し民間の感覚に徹することは難しい状況である。ただひたすら顧客を増やしていこうとする職員もいるが、これまでのような公共的立場にたってのサービスを重視していこうという職員もまだ多くいる状況である。
(会長)
委員の皆様は、それぞれご経歴や職業が異なるようなので、いろいろな視点でこの審議会を進めていきたい。
(事務局)
先ほどの意見にありましたマニュアル作成についてだが、担当者が異動したり、不在であってもサービスと満足度を低下させることのない対応をするために、各業務について全ての部署で作成するよう努めている。
(会長)
今後の審議会を進めるに当たって、部会方式を採用するかについて決めたいと思う。部会を設定し、それぞれ部会長、副部会長を選出して進めていくということに賛成の方は、挙手願いたい。
(委員全員挙手により決定)
部会の選択については、次回に決定とする。
次回の審議会の開催日について事務局から連絡願いたい。
(事務局)
第2回の審議会は、5月23日(金曜日)午後2時から開催したい。
(会長)
それでは、以上で第1回行財政改革審議会を閉会します。
以上
平成20年4月25日
流山市行財政改革審議会
会長 浅井 昌之
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