ぐるっと流山 飯田さん・長谷部さんがまちづくり功労者国土交通大臣表彰を受彰
切り絵行灯で流山本町の景観形成に大きく貢献
令和元年6月17日(月曜日)、令和元年度まちづくり功労者国土交通大臣表彰を受彰した飯田信義さんと長谷部年春さんが受彰の喜びを井崎市長と石原副市長に報告しました。同表彰は、国土交通省が6月の「まちづくり月間」の一環として、魅力あるまちづくりに著しい功績のあった個人や団体を表彰するもので、今回は全国で2人と20団体、本市から、切り絵行灯(あんどん)の制作で流山本町の景観形成に大きく寄与されている切り絵行灯作家の飯田さんと長谷部さんの両氏が受彰されました。
幼なじみの二人は「生まれ育った流山本町に、かつてのにぎわいを取り戻したい」と切り絵行灯の制作を平成24年に開始。切り絵を飯田さんが、行灯本体を長谷部さんが担当し、約6年で184基の行灯を制作しました。うち104基が流山本町に点在し、街並みを優しく灯しています。今や、切り絵行灯は流山本町を語るうえでは欠かせない存在となっています。
切り絵も本体も全て手作りのため、1カ月に制作できる行灯は2~3基ほど。行灯にはめられた切り絵は、細やかで丁寧な作品作りで、木の葉から瓦屋根の1枚1枚までも細部にわたって表現されています。また、行灯の本体は木製ですが、屋外に設置されることから風雨に耐えられるようアクリル板が使用されているほか、温かみのある電球色の明かりが灯され、情緒ある雰囲気を醸し出しています。
飯田さんは「楽しく続けてきたことを大臣表彰で認めていただき光栄です。行灯へのご理解をいただいている地元の皆さんに感謝しています」と話し、長谷部さんは「これからも制作を続け、あと200基ほど増やして流山本町を行灯回廊にしたいと思っています。流山へ訪れていただくきっかけになれば」と話しました。井崎市長からは「歴史ある街並みをよく知っているお二人だからこその受彰だと思います。ぜひ引き続きご尽力ください」と激励がありました。
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