ぐるっと流山　四季の花々展

　令和4年9月9日（金曜日）まで、市役所1階ロビーで「四季の花々展」を開催しています。この展示は、流山市文化協会華道部（華道振興会）の協力のもと奇数月に開催しているもので、今回のテーマは「初秋」です。
　佐藤一伸さん（都古流正派）、多々良一岑さん（都古流正派）、直枝一董さん（都古流正派）、諏佐栄芳さん（池坊）の作品4点を展示しています。
 

　佐藤さんは、ノバラ、キク、コギク、シマハランを組み合わせて生けてくださいました。9日の「重陽の節句」に合わせて、キクの花を基調とした作品で、「キクに思いを馳せながら、健康や長寿を願い、少しでも日本の文化を感じてくだされば嬉しいです」と話してくださいました。
　多々良さんは、ドラセナ、リンドウ、ヒペリカム、ワレモコウ、シャガを組み合わせて生けてくださいました。夏の名残を感じさせる緑色のドラセナと、秋の訪れを告げる青紫色のリンドウや赤い実のヒペリカムが見事に調和した、夏から秋への変化が楽しめる作品となっています。

　直枝さんは、ユリ、ユキヤナギ、リンドウ、オミナエシ、ホウチャクソウを組み合わせて生けてくださいました。「初秋」というテーマを受けて、少し枯れたホウチャクソウで、秋の雰囲気をつくり、色彩豊かな花材が秋の訪れを喜んでいるかのような作品です。「一足先に秋の訪れを感じ、心の癒しになれば嬉しいです」と話してくださいました。

　諏佐さんは、アジサイ、チョコレートコスモス、アスパラガス、オンシジューム、ブルースター、リンドウを組み合わせて生けてくださいました。夏の終わりを告げるアジサイと共に、秋を象徴するチョコレートコスモスやリンドウを合わせて生けることで、季節の移ろいを表現しています。
　展示は8時30分から17時15分（最終日は16時）までご覧いただけます。次回は、「錦秋」をテーマに11月7日（月曜日）から11日（金曜日）まで開催予定です。