ぐるっと流山　消防職員体験型土砂災害・水害対応訓練を実施

　令和4年9月中旬、北消防署で消防職員による災害対応訓練（土砂災害掘削訓練・水害時の要救助者搬出曳航訓練）を実施しました。
　この訓練は、水害や土砂災害発生時の対応能力の向上を目的とした実戦に近い形で実施しました。

　土砂災害訓練では土砂に巻き込まれた要救助者を捜索するゾンデ棒訓練・コンパネを使用し土圧の排除、土砂の再流入を防ぐ土留め設置要領や土砂の排出要領を実施しました。
　また、水害発生時、避難が困難な方や逃げ遅れた方を迅速に救助ボートに乗船させるための搬出搬送曳航訓練のほか、寝たきりの方、視覚に障害がある方、車椅子の方、高所に避難された方を不安定なボートに乗せる乗船訓練を行いました。

　洪水時のボートの曳航活動では、段差やマンホールなどに足をつられて転倒・転落する危険があることから、とび口やオールなどを使用して確認しながら、後続の経路を誘導方法も行いました。

今回は日差しが照り付けるもと、実災害で装備する胴長靴、雨合羽などで活動し、隊員は大量の汗を流しながら、黙々と訓練に取り組みました。