ぐるっと流山　令和4年度流山市職員手話講習会

　令和4年9月29日（木曜日）、市役所で「令和4年度流山市職員手話講習会」が行われました。本講習会は、市職員が聴覚障害者等への適切な意思の疎通方法を学ぶ機会として、市内の聴覚障害の当事者団体である流山市デフ協会の方々を講師としてお招きし、流山市手話サークル連絡協議会の方々の協力の下、毎年開催しているものです。今年度は、職員41人が参加しました。

　第1部では、本年5月25日に施行された「障害者による情報の取得及び利用並びに意思疎通に係る施策の推進に関する法律」と平成31年4月1日に施行された「流山市手話言語の普及の促進に関する条例」について障害者支援課職員から説明した後、流山市デフ協会の小野寺智子さんが聴覚障害者についての講義をしてくださいました。日常生活については、病院や買い物等の場面ごとの映像資料をご用意くださり、参加した職員はろう者の生活をイメージしやすく、生活する上での工夫や、聴覚障害者に対する必要な配慮を知ることができ、好評でした。

　第2部では、グループごとに分かれ、手話体験を行いました。簡単なあいさつや名前、所属する課名の手話表現等を丁寧に教えていただき、手話やろう者と触れあうことで、「手話が言語である」ことを実感できる貴重な時間となりました。参加した職員からは、「自分が考えていたより普通にコミュニケーションを取ることができると感じました」「想像していたよりも日常のさまざまなことで不便な面があることを知り、もしそういった場面に遭遇した時は、勇気を出して声をかけてみようと思いました」「見たり聞いたりすることにとどまっていたが、交流することで聴覚障害者への理解がさらに深まりました」などの声が寄せられ、聴覚障害者や手話に対する理解が深まった様子でした。