ぐるっと流山 史跡ガイドと巡る利根運河大師(R5年秋)

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ページ番号1044167  更新日 令和5年12月15日

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ロの字に囲まれた机で、史跡ガイドの会の方の説明を聞く参加者の写真

 令和5年10月20日(金曜日)に、「史跡ガイドと巡る利根運河大師」が利根運河交流館と森の図書館の共催で開催され、16人が参加しました。森の図書館で利根運河大師の概要について学び、NPO法人流山史跡ガイドの会の案内で、同館周辺の利根運河大師と史跡を2班に分かれて巡りました。
 「新四国八十八か所利根運河霊場」は、大正2年5月21日、利根運河会社の支配人であった森田繁男氏の呼びかけにより設置され、今年で創建110年を迎えました。過去には、台風による洪水で堤防が破壊され、運河堤防の拡幅や嵩上げの大工事のため、利根運河大師は散り散りとなりましたが、平成8年に利根運河大師堂を建て再建し、利根運河大師護持会の尽力により、今も利根運河周辺には89体の大師が祀られています。
 

利根運河大師を巡る参加者 お堂の中をのぞく人と少し離れたところからお堂を見る人の写真

 当日は、勧喜庵墓地内にある46番札所、妙見山円福寺内の27番と20番札所、利根運河沿いの竹林近くにある75番札所の4体の大師を巡りました。 どれもお堂の中に大切に祀られていて、龍や牡丹の花、家紋のような立派な彫刻の装飾が施されているものもあり、その美しさに目を見張り、大師信仰の重みを味わうことができました。

東深井古墳群を散策している参加者 集まって案内板をみている写真

 東深井地区公園内の「東深井古墳群」は、6世紀後半から7世紀初めにかけて造られた古墳群です。古墳時代には、40基以上の古墳が築造されましたが、現存している古墳は、前方後円墳1基と円墳12基の計13基です。この場所から出土したという人物や鶏の埴輪、関東では珍しいと言われる魚の埴輪の写真を見せてもらいながら、それらが実際に出土した古墳を見学しました。大青田貝層では、かつてはこの辺りまで海だったという説明を聞き、しばし悠久のロマンに浸りました。
 

道しるべを確認する参加者の写真

 また、文政3年に建てられた「大黒天道標」と安政4年に建てられた「成田山講道標」を見学しました。2つの“道しるべ”に刻まれた文字を一人ずつのぞき込んで確認し、「大黒天道標」では、「流山道が右方向と左方向に刻まれているのは何故なのか」について、しばし立ち止まり、小首をかしげて謎解きを楽しみました。

 利根運河交流館では、利根運河大師めぐりMAPを配布しています。また関連の書籍も閲覧できます。詳細は、利根運河交流館(電話04-7153-8555)にお問い合わせください。
 

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