ぐるっと流山 初石公民館 初石史跡めぐり

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ページ番号1036596  更新日 令和4年6月23日

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参加者の様子

 令和4年6月14日(火曜日)、初石公民館で「初石史跡めぐり」が開催されました。初石公民館として初めての屋外イベントです。梅雨に入り、雨が心配されていた当日は、スタッフと参加者の祈りが届いたのか、風もなく日差しもない、薄曇りの史跡巡り日和となりました。スタッフは、足早に通勤の方々が行き来する初石駅前で「初石史跡めぐり」と大きく描いた看板を持ち、参加者の皆さんを待ちました。

参加者の様子

 講師は、郷土の歴史を研究する石井義宣さんです。初石の歴史を学ぶ今回のイベントが始まると、「初石公民館から江戸川台へ続く道は「日光東往還」と呼ばれ、江戸時代に徳川の将軍が日光へお参りする時に警護の方々が使う裏道でした」とさっそく石井さんから説明があります。この道が歴史ある道であることを知らない方が多く驚かれている様子でした。
 初めに「野馬除け土手」を訪問しました。「野馬除け土手」は、江戸時代に幕府直轄の牧があり、その馬が住民の住む場所に入らないように作った土手です。住宅の開発で残り少なくなっていますが、その痕跡をたどりました。

参加者の様子

 八坂神社では庚申塔の説明がありました。「体内に住む虫が庚申の夜天に昇り、天帝にその人の犯した悪事を告げるので、人は早死にする」という教えが中国から伝わり、庚申の夜は虫が昇天しないように、経を読んだり、飲食をともにしたりして眠らないように、夜ふかしをしたそうです。
 八坂神社から香取神社に向かう道に、約200個の常滑焼の瓶を土留めに使った家がありました。常滑焼の瓶には焼酎が入っていたという話もあり、お酒の好きな人にはうらやましい土留めだったようです。

参加者の様子

 香取神社は流山では最古の神社です。源頼朝が奥州征伐時、家臣を使者として送り、戦勝を祈願しました。すると神社の桐の北側が枯れ、「北伐の吉祥」として村人は恐れたといいます。それ以来桐の下駄は履かなくなったと伝えられているそうです。
 また、神社にある狛犬の足にひもが結ばれていました。これは狛犬の足元をひもで結ぶと、家出人が返ってくるという言い伝えで、足止めの狛犬と呼ばれているそうです。
 約2時間30分、自分の足で歩いて初石の史跡を回り、日ごろ見過ごしていた史跡を再発見できました。

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