ぐるっと流山 森の図書館 研究者に会いに行こう! ~鳥から探る恐竜の進化~

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ページ番号1023969  更新日 令和1年12月28日 印刷

写真:鳥の骨の比較

 令和元年12月7日(土曜日)、森の図書館で「研究者に会いに行こう! ~鳥から探る恐竜の進化~」が開催されました。このイベントは、さまざまな分野の研究をしている、東京大学や千葉大学、筑波大学などの大学院生や教員で構成された「流山サイエンスエデュケーションラボ(NSEL)」と森の図書館との共催で行われる科学講座で、小学生に実験や工作を交えて科学の世界を分かりやすく紹介するものです。当日は、理科好きの小学生15人が参加しました。この日の講義は、東京大学大学院地球惑星科学専攻・恐竜博士の上田裕尋さんによる「鳥から探る恐竜の進化」です。会場には毎回テーマに沿った図書館の本が展示されていて、手にとって読んだり借りたりすることもできます。

写真:講師の話を熱心に聞く子どもたち

 初めに、上田さんが普段どのような研究をしているのか紹介がありました。恐竜の何が変わって鳥類になっていったかを研究するために、今、生きているいろいろな動物を解剖したり、CTスキャンなども使ったりして化石と比較しているそうです。また世界のあちこちで発表や意見交換もしているそうです。
 続いて、恐竜の進化と現存の鳥類についてのお話がありました。恐竜は爬虫類の一種で、恐竜の中の「獣脚類」が進化したものが鳥類ということでした。獣脚類というと、二足歩行をする恐竜で、ティラノサウルスの仲間も入っています。鳥の翼の動きを調べると、ティラノサウルスの腕の動きがわかるということです。

写真:バットに配られたニワトリの手羽

 そこで、羽毛のないニワトリの手羽を実際に触ってみる実験をしました。まずは一人ひとりのバットに手羽が一つずつ配られました。配られた手羽が右翼か左翼かを、羽毛の生えていた跡で確認しました。人間の腕と鳥の翼では骨の形が違うので、それによって筋肉の形も違うそうです。そのため、よく曲がる方向や曲がる角度も違ってくるそうです。子どもたちはビニールの手袋をはめて、実際に手羽を持って動かして確認しました。恐竜は人間よりも鳥に近い動きをする、つまりティラノサウルスは手首をあまり返せなかったのだろう、と考えられるそうです。

写真:講義と解剖で鳥と恐竜への理解を深めた子どもたち

 次に、はさみとピンセットを使って手羽の皮をむきました。筋肉を切らないよう注意しながら手羽の皮膚を切ってむくと、2枚の筋肉が確認できます。片方の手で骨をしっかり持ち、もう片方の手で甲側の筋肉を持って手前に引っ張ると、先の方がすっと伸びました。筋肉が骨を動かしているのです。また、骨と筋肉をつなげる腱の部分も確認しました。子どもたちは楽しそうに何度も動かしていました。子どもたちは恐竜の生態、鳥と恐竜の共通点、解剖などに興味を持って参加しました。今回の講義を聞き、体験したことで「好きな恐竜への理解が深まった」「足についても知りたい」「今度は全体を解剖したい」などの感想がありました。展示していた恐竜の本を借りていく子どももいました。

写真:講師の上田裕尋さん

 上田さんは「恐竜好きが多くて熱心に聞いてくれました。現存する色々な動物にも興味を持って比較する中で、恐竜がどのように生きていたのか、ということにつなげていってほしいです。また、なぜ、どのように鳥に進化したのか、進化とは何か、ということも考えてみてほしいです」と語ってくれました。森の図書館での2月開催予定の「研究者に会いに行こう!」は、令和2年2月15日(土曜日)に「鳥たちの心の探り方」のテーマで開催予定です。

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