ぐるっと流山 第47回運河塾
令和5年2月25日(土曜日)、北部公民館で、利根運河の生態系を守る会(新保國弘会長)主催の第47回運河塾が開催されました。運河塾は同会が年2回開催している報告会・勉強会で、今回は「利根運河の水質と魚道整備について」をテーマに講演が行われました。
初めに、同会の紺野竹夫さんが「スライドで見る利根運河周辺の動植物」と題して利根運河周辺の豊かな自然の画像を紹介しながら、自然環境の保全・生き物達の保護の大切さを訴えました。厳しい自然界で懸命に命を繋いでいる動植物の写真が前方のスクリーンいっぱいに映し出され、会場の皆さんは室内に居ながら利根運河の観察を楽しんでいるようでした。
幾度となく利根運河に通い、生き物たちの様子を写真に撮りためてきたという紺野さん。「今日集まってくださった皆さんは、利根運河の景観や自然が好きな方々だと思います。この自然環境を残していきたいという願いを基に、利根運河周辺の保全に関わっていただければ嬉しいです」と思いを話されていました。
続いて、国土交通省江戸川河川事務所調査課課長の中山修司さんが、利根運河の水質に関する取り組みと、排水樋管の魚道整備についてスポットを当て、利根運河協議会の活動を紹介しました。同協議会は、学識者・市民団体・流山市・野田市・柏市・千葉県・江戸川河川事務所で構成され、連携を図りながら利根運河に関する課題の解決に取り組んでいます。
平成19年の設立に始まり、利根運河とその周辺地域に「自然や歴史と調和した美しい地域空間」を創出することを目的に、平成21年に「利根運河エコパーク実施計画」を策定し、さまざまな活動を展開してきました。令和5年には計画15年目の節目の年を迎えます。今回は、水環境の整備とエコロジカル・ネットワークについての報告があり、整備した魚道に通水する映像も紹介されました。
利根運河の生態系を守る会では、令和5年3月25日(土曜日)に第194回自然観察会「早春の生きもの観察会とヨシゴイを待つ準備(ごみ拾い)」を企画しています。運河沿いの野鳥や早春の草花と、新川耕地の田んぼの生き物を観察したあと、夏鳥サギの仲間・希少種ヨシゴイを待つ準備としてごみ拾いを行います。参加費は会員100円、一般300円(高校生以下無料)。興味のある方は紺野さん(電話090-2420-8420)まで。
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