ぐるっと流山 第3回流山手話フェスタ2022
令和5年2月26 日(日曜日)、生涯学習センター(流山エルズ)で「第3回流山手話フェスタ2022」が開催されました。市内の聴覚障害者団体である流山市デフ協会主催(流山市後援)の本イベントは、平成31年4月に施行した流山市手話言語の普及の促進に関する条例を広く市民の皆さんに知っていただき、手話が言語であることや聴覚障害者に対する理解と手話の普及促進を目的として行われるもので、令和元年から開催しているものです。
第1部では、品川区にある明晴学園の校長である榧陽子(かやようこ)さんが「手話で学ぶ明晴学園」をテーマに講演してくださいました。明晴学園は、日本手話と書記日本語、ろう文化と聴文化のバイリンガ ル・バイカルチュラルろう教育を行う私立のろう学校です。講演の中では、動画で、幼稚部のお散歩時間や乳児支援について紹介があり、手話で楽しそうに会話する子どもたちの様子が印象的でした。
第2部では、流山市デフ協会・流山市手話サークル連絡協議会による手話コーラスと、明晴学園教頭かつNHK Eテレ「みんなの手話」の講師・森田明(もりたあきら)さんの手話ポエムの披露がありました。
手話コーラスでは「世界に一つだけの花」が歌われ、来場者の皆さんも一緒に手を動かし、会場が一体となりました。
また、森田さんによる手話通訳なしで行われた手話ポエムで、会場は森田さんの表情豊かな手話表現に魅了されていました。
第3部では、第2部で手話ポエムを披露した森田明さんが、「文化的視点から始めよう! 日本手話の世界 日本手話について・手話の文化・ろう文化など」と「数字ストーリー」をテーマに講演してくださいました。
森田さんは、明晴学園で、独自の教科である「手話科」を担当し、手話言語の仕組みやプレゼン、ポエムなどの表現(学習言語)を指導しています。講演の中では、動画で授業の様子を紹介してくださいました。
また、「数字ストーリー」では、流山市デフ協会の方が生徒として登壇し、数字の手話表現を使って物語を作りました。
来場した方からは、今回の手話フェスタを通して、手話を使って学ぶ子どもたちの様子を知ることができ、手話の奥深さや魅力を感じることができる時間となったという声がありました。
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