ぐるっと流山 第409回サロンコンサート
令和5年2月24日(金曜日)、文化会館で第409回サロンコンサートが開催されました。「ピアノの詩人 ショパンの響き」と題した、ピアノによるコンサートです。
この日は、「ノクターン 第2番 変ホ長調 Op.9-2」、「マズルカ 第5番 変ロ長調 Op.7-1」、「ワルツ 第1番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」」、「エチュード 第3番 ホ長調 Op.10-3「別れの曲」」、「舟歌 嬰へ長調 Op.60」の全5曲が披露されました。
最初に披露された「ノクターン 第2番 変ホ長調 Op.9-2」は、司会から「1831年に作曲された、ノクターンの中で最も有名な曲で、ピアノ以外にも多くの楽器に合わせて編曲されています」と曲紹介がありました。ノクターンとは、夜の叙情を表す「夜想曲」のことです。美しいメロディーが響き渡り、会場は癒やしに包まれました。
2曲目に披露された「マズルカ 第5番 変ロ長調 Op.7-1」は、ショパンの故郷であるポーランドの各地方の民族舞踊に基づいて作曲されたそうです。思わず踊りだしたくなるような、軽快なリズムが特徴で、観客はリズミカルな指使いに惹きつけられました。
最後に披露されたのは、「バルカローレ」と呼ばれている「舟歌 嬰へ長調 Op.60」。「バルカローレ」とは、ベネチアの川を下るゴンドラの船頭が歌う曲のことです。この曲は、1845年ショパンが37歳の時に、恋人との関係が破局を迎え、持病の肺結核が悪化している絶望的な状況の中で、作曲されたそうです。はかなげでありつつも、優雅なピアノのメロディーが印象的でした。
来場された方からは、「生演奏は大変感動しました。曲ごとにそれぞれ特徴があり、引き込まれました」と喜びの声が聞かれました。
次回のコンサートは、3月24日(金曜日)、12時15分から12時45分まで、生涯学習センター(流山エルズ)で開催予定です。「フルートの世界 2本のフルートで奏でる春の調べ」と題してお送りします。入場は無料ですので、ぜひご鑑賞ください。
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